ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

1年遅れのショアのインタビュー

2007年11月06日 | 指輪物語&トールキン
昨日紹介したTracksoundsの記事で、なんだかTTTサントラ完全版が出た頃にインタビューの記事がリンクされていたので、読んでみました。
この記事、日付がないんですが、TTT完全版が出た直後みたいです。
サントラを全部リリースしたい、というのはTTTのレコーディングをしていた時に出てきたアイディアなんだそうです。もちろんその時は1枚のCDしか出せなかったのですが。
やっぱりTTTのサントラは良い出来だったもんなあ、と思うのはTTTのサントラが一番好きな私の贔屓目?
完全版を作るために、ほぼ1年つきっきりのチームがいたんだそうです。今回もそうなんでしょうね。
その後は他でも聞いた話が続きますが(シンフォニーにはまだ手を入れていてるとか、シンフォニーのCDは完全版が出てからだとか。でもこのインタビューだと「出したいけど確定じゃない」という感じですね)、その後にまたちょっと違った話が。
ショアは自分で作曲して、レコーディングもしていたのに、パーツごとで聞いていたので、全体を通して聴くのは初めてだったとか。そして、通して聴いたら全く違う印象だったそうです。自分で作曲したのに・・・と自分でも不思議な感覚だったそうですよ。
作品が一人歩きする、とよく言うけれど、音楽にもそういうのあるんですねえ。
そしてさらに面白かったのが、ショアは作曲している時には部分部分を追求していたので(このあたり超意訳・・・他もだけど(汗))、音源を集めてみて初めてそれらの音楽の関連性に気づいた、というんですね。作曲していた時に意図していたよりも遥かにそれぞれの音楽に関連性があった、というのです。
この書き方だと、Doug Adams氏のライナーノートは、ショアからの聞き取りではなく(もちろんそれもあるでしょうが)、Doug Adams氏がLotRサントラを聴いて分析した結果が占める部分が大きいのでしょうね。ということは、私の意見と違うところは、私が間違っているというよりは、Adams氏との意見の相違と考えてもいいってことかな、と都合の良いように解釈(笑)
ちょっと話が逸れましたが、とにかく当初意図した以上に音楽が関連性を持っていたということは、トールキンの原作を音楽で表現しようとした結果なのだろう、とショアは言っています。(これも超訳かも・・・(汗))
これはなんだか納得できるような気がしますねえ。あくまでも原作を念頭に置いて音楽を作ってくれたからこそ、映画自体が原作から離れてしまった部分を音楽がつなぎとめていたような気もしますから。
そして、LotRサントラについて、ここまで深く細部に渡って音楽を作ることができたのはLotRだけだ、と言っています。(ここも訳自信ありませんが多分・・・)確かにここまで時間を費やして映画のサントラを作るということは、まずないでしょうね・・・
今オペラを作っているけれど(The Flyのことですね)、それはLotRサントラのような音楽(曲が似ているとかではなくて、スタイルの話でしょう)を作りたかったからだ、なんて言ってますよ。(これも訳自信ないですが)うーん、そんなの聴くとThe Flyのオペラ見に行きたくなってしまうではないですか(笑)
そして、いつかまたLotRのような音楽を作れる作品に出会いたい、と思っているそうです!
そしてここからが注目の「ホビット」の話。
ショアはPJと自分は「ホビット」の映画を作りたいと思っている、と現在進行形で言っています。ということは、「キングコング」の降板以降にもその話をしていると考えていいのかな・・・?
そして、ショアの頭の中ではすでに「ホビット」の音楽を考え始めているのか、との問いにYesと答えてますね。昨日の記事ではこの発言を捉えて言っていたのでしょう。これがBilbo's Songが映画「ホビット」に出てくるという根拠にどうやったらなるのかは謎ですが・・・(汗)
この後には韓国のオンラインゲーム、SOUL OF THE ULTIMATE NATION(略してSUN)のサントラの話が出ています。これLotRにも似ていて、なかなか評判いいのですが、入手してません・・・もう買えないかな。
これについて、インタビュアーも「LotRに似ているけれど」と言っていますが、もともとモスクワのロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団(これも略してNPOR)とLotRシンフォニーをやって、また彼らと仕事がしたいと思っていたところにこのゲーム音楽の話が出てきたので、彼ら(コーラスも含む)の演奏を前提として作ったのだそうです。題材もファンタジーだし、LotRっぽくなったのは当然の結果かもしれませんね。
私は聴いてませんが、このサントラ、なんと古代韓国語の歌詞とか出てくるらしいです。うーんやっぱりLotRサントラを踏襲してる(笑)
ただ、まだ製作途中で映像などがなかったため、より自由に作れたとは言っていますね。
そんな訳で長々と1年前のインタビューを読んでしまいましたが、いまさらながらになかなか面白かったです。
でも、聴いたことのある話があまりに多いので、もしかしてこれ去年読んでたら笑うなあ・・・。まあ、私が覚えてないくらいなら誰も覚えてないだろうから問題ないですね(笑)
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2 コメント

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SUN (ぐら)
2007-11-09 22:48:32
まだあるんですね~。ありがとうございます!
うーん、今買ってもすぐにRotK完全版が来ちゃうしなあ・・・買い時に悩みます。
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SUN (SOW)
2007-11-09 22:32:55
まだ手に入りますよ。
http://global.yesasia.com/jp/PrdDept.aspx?section=music&code=k&did=95&pid=1004124159&
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