ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ラジオドラマ聞き返し中その8

2006年01月09日 | 指輪物語&トールキン
今日FotRが終わりました。「一行の離散」としてはまだ中途なんですが、ネタもないので(汗)ここで書いてみます。
アモン・ヘンでのフロドとボロミアの会話はやはり名場面だなあと思います。
最初に聴いた時は、フロドが決然としすぎている、恐怖が足りない、なんて思ったのですが、この静かな決意を見せるフロドもいいですね、やはり。
そして、ボロミアがいいんですよねえ。いつもの悪役声(汗)から、だんだん感情が高まって激して行って・・・そしてその後の我に帰った時の声が泣かせるんですよね~!
ああ、今まで悪役声で悪い人みたいだったけれど、ただの無骨で、単に指輪を使わないことに疑問を持っていただけの人だったんだなあと思えるんですよね。そして、そのボロミアの疑念や心の迷いが指輪に誘惑されたんだなあと・・・ボロミアが哀れでならなくなります。最初に聴いた時はここで泣けたのでした。
ここは映画もすごく好きですが。ボロミアが無様に転んで倒れて、枯葉が髪の毛についたままだっりするのがまた泣かせます。
指輪を嵌めたフロドがアモン・ヘンの高御座から遠くを見る場面はないんですね。
そして、サムがフロドを追いかけるために引き返し、溺れて・・・というあたりは原作どおりなんですが、その前の、皆で話しているときにサムが「旦那様はどっちに行くか迷ってるんじゃねえ。そうじゃねえだ!」とか、サムのフロドへの深い理解を示すような場面がないのがちょっと残念です。
アラゴルンについて行きながらフロドが舟に乗ることに気がついて引き返すところも、この、フロドの決意を悟っていたサムだからこそ、というのがあったんですが、これがないとちょっと唐突かも・・・
でも、「I'm coming!」と言いながら湖に落っこちて、「助けて!」と騒ぐサムは原作どおりでいとおしいです。
そういえば、アラゴルンに声をかけられて、「Yes sir!」と付いて行くサムもかわいいんですよね~。
そして、オークに見つかったメリピピに、オークが「お前たちと戦うつもりはない」みたいなことを言うと、「それでは私が戦おう!」とボロミア登場! カッコイイ!
でも多勢に無勢で、ピピンがボロミアに「角笛を吹いて助けを呼ぼう!」なんていっているのにちょっとびっくりしたんですが(汗)

とこのとっても途中なところでFotR終了(汗)フロドのエピローグになります。(赤表紙本執筆中のフロドのモノローグという設定ですね)
「もしあの角笛を私とサムが聞いていたら・・・」と言っていたのはわかったんですが後はさっぱり聞き取れませんでした(汗)

という訳で2ヶ月ちょっとでFotR終了しました。うーん、このペースだとあと4ヶ月くらいかかりますね、聞き終わるのに(汗)
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