ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

隠蔽捜査1&2&RE:RE:RE:のRE2

2011年12月28日 | ミュージカル・演劇
警察小説?の舞台化という珍しい作品ですが、上川さんと近江谷さんが久々に共演するというので(まあ去年キャラメルでやってましたが・・・)見て来ました。
なんと1と2を交互に上演してチケットも別売りという・・・近江谷さんがどっちに出るのかもわからないので両方行ってきました。結局両方出てたけど(汗)
この作品、ドラマでもやったことあるみたいですが、見る前は正直、ドラマ向きじゃないの? 舞台でやる意味あるの? なんて思ってました。
でも実際見てみたら結構面白かったし、ちゃんと舞台作品としてよく出来てたと思いました。1では伊丹、2では戸高を語り手にした構成が上手かったと思いました。
後でトークショーで聞いたところによると、最初は伊丹が語りをする予定ではなかったらしく、中村扇雀さん、後で変更後の台本をもらって台詞がめちゃめちゃ増えていて青くなったとか。ということは途中で構成を変えたんですね。
やっぱり歌舞伎とか伝統芸能の人は語りやらせると上手いなーという感じで、扇雀さんの語りよかったです。2の戸高の語りは、戸高が1の伊丹と物語の中でのウェイトが違った点でもちょっと弱かった感じはありましたが。でも小林十市さん頑張ってました。
しかし扇雀さんと上川さんが同級生役というのはどうかと・・・(5歳違いみたいですが、上川さん若く見えるから余計・・・)そして上川さんと同い年の近江谷さんが若い部下ってのはもっとどうなの!? と思いました・・・(汗)まあ舞台だからなんとか許されるキャスティングなんでしょうが。
上川さん演じる竜崎の奥さんが、明るくてさばさばしていて出来すぎのいい奥さんだなーと思ってたら、2で胃潰瘍で入院してて「めちゃめちゃストレス溜まってるじゃん!」と(大汗)無理して明るく振舞ってたのかと思うとなんか痛かったです・・・(汗)
ストーリーとしては、まあ原作も人気があるようなので当然と言えば当然ですが、面白かったです。なんだかんだと最終的に「悪人」はいないのが心洗われるようだったし、正義を貫こうという人が報われる系の話で(まあそこまでの過程が厳しいですが)、結構気持ちが明るくなる話でした。
終わっちゃったので今更ですが、1と2どちらか一つしか見られないとしたら、2がおススメかなーと思いました。近江谷さんが1より目立ってたというのもあるけど(笑)キャスト一人ひとりにわりと均等に見せ場があって、面白かったです。大森署の面々がほんわかしてる感じだったのもあるかな。1だと警視庁の裏がある人ばっかりだったから・・・
トークショーを1と2の間に挟んで、出演者の皆さんのキャラクターがわかって見てたから余計に親しみか湧いたのかもしれません。
上川さん演じる主人公の竜崎は、淡々とストイックに真実を求めて職務をこなす人で、無表情な故に時に愛嬌がある感じがハマリ役でしたね。
近江谷さんは、2での嫌味な管理官の野間崎が面白かったですね~。血管切れそうな野間崎を淡々とかわす上川さんの竜崎、とのかけあいも楽しかったです。
あと、板尾創路さんですね~。1のちょっといい加減な課長も、2の冷徹な監察官の演技も良かったですが、2の監察官の方がよかったかな。
特に2のラスト近く、たった一言で大爆笑を起こしていたのがさすがだなあと(笑)
そんな訳でなかなか面白かったですが、結構地味な作品ですよね、やっぱり・・・。北千住って地の利もあまり良くなかったと思うし、観客動員はどんなもんだったのかな。上川さんでどのくらい呼べたかどうかってところでしょうか。(って私たちもそれで行ってたけど・・・)
結構良かったので3とか4とかの続編やったら行くかな、と思ったんですが(原作は4が最近出たところだとか)、そこまでの入りではなかったのかな・・・

で、公演期間中に出演者によるトークショーがあると聞いて、3回も北千住に通うのはどうなんだろう・・・と思いつつ、行ってみました。
近江谷さんがどのくらい目立つのか・・・と思ったら、なんと司会進行ではないですか。考えてみたらトークショーのタイトルがRE:RE:RE:のRE2って、5月にやってたらしい上川さんと近江谷さんのチャリティートークショーの第二弾ではないですか。それ気がついてたら迷わなかったなー。(5月のは知らなくて行きそびれたので)今回は隠蔽捜査の出演者も一緒にのトークショー、ということのようでした。
相変わらずの近江谷さんの止まらないボケと上川さんのツッコミが見られて楽しかったです。二人のトークは初めてな出演者の方たちも「二人だけで30分行けるんじゃないの」と言ってました(笑)
板尾さんがどう絡むのかな・・・と思っていたら、ほとんど喋らず、話を振られると全て「別にないです」と言うのみなんですが、絶妙の間で笑えるのがさすがだなあと。
裏話で面白かったのは、稽古中にキャストが揃わない時の代役の話でしたね。上川さんが忙しいので竜崎の代役はほとんどの人がやっていたようですが、なんとお母さん(竜崎の奥さん)の代役を平賀雅臣さんがやっていたそうで。(板尾さんも手を上げてたけどスルーされてたけどネタだったのかな?)上川さんも驚いていたということは上川さんも代役の人がやっていたということで、「その稽古する意味があったのか?」なんて声も(笑)
そんなわけでトークショーも面白かったので行って良かったです。RE:RE:RE:のRE第三弾とかもあるといいなあ。
出演者のみなさんにも親しみが湧いて、その後見た2が面白かったのはそのせいもあったかもしれません。

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