ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ユナイテッド883

2008年08月07日 | 旅行
この便名、当分忘れられん・・・(笑)
という訳で、昨日の続きです。シカゴ乗り継ぎなのになんでサンフランシスコから書き込んでたか、という話ですが。
シカゴ発東京行きユナイテッド883便、2時間遅れで搭乗して、後はまた遅れてももう乗り継ぎもないし・・・と気楽に構えてました。
乗った瞬間に爆睡していたんですが(何しろ4時半起きでしたので・・・そうでなくても離陸前後って一番眠くなる・・・)、目が覚めてもまだ飛んでない・・・。結局離陸までさらに1時間以上かかっていたのでは。乗り継ぎがない私たちはのんびり構えて再び寝たりしてましたが、乗り継ぎでソウルに行く人たちが結構いたみたいで、大変だなあ、と思ってました。
というわけで大幅に遅れて飛び立った883便ですが・・・2時間くらい飛んだあたりで、機内に「どなたかお医者様はいらっしゃいませんか」というアナウンスが。
おお、こういうのホントにあるんだなあ・・・とのんびり構えていた私たち。
アナウンスは3回くらい流れてました。いなかったのかなあお医者さん・・・
なんて言っている内に機長のアナウンスが。なんか病気の人がかなり悪いらしく、カナダのウィニペグに緊急着陸するというのです。
これ以上また遅れるのか・・・というのはありましたが、着陸するなんて相当悪いんでしょうから、命が大事だしなあ、とまだのんびり構えていました。ウィニペグってこの間FotRコンサートやったとこだよなあ、なんてちょっと喜んでたりして。(どうせ飛行機から出られるわけではないけれど)
で、着陸して、空港から救命医療班が来て治療して、どうなったのかはわからないのですが、(カナダに置いてくわけにもいかないでしょうから、一応回復したんでしょうね。実は成田に着く直前にも「どなたかお医者様が・・・」のアナウンスがあったので、多分そのまま乗ってたものと思われます)今度は「ブレーキが冷えないと離陸できないので、あと1時間はかかります」というアナウンスが。
そのうちに今度は機体整備が必要なことがわかった、ということで、更に時間がかかることに。
基本的に「席に着いててください」ということであんまり歩き回れないし(でもトイレとかさすがに皆行ってましたけどね)、結構辛い待ち時間・・・一応座席で映画は見られましたが。
で待ってるうちに、「成田まで飛べないことがわかりました」という衝撃のアナウンスが・・・(汗)「とりあえずサンフランシスコまで行きますが、今日中には東京には行けません」という・・・
成田まで行けなくなった理由は、機長はなんだかんだと言ってたようなのですが、その後の日本語アナウンスでは説明してくれなかったので謎のまま・・・なんかweight overがどうとか言ってましたが・・・
実はその後サンフランシスコまで飛んでる途中、「安全な着陸のために機体を軽くするため燃料を棄てます」と言って、翼のところからガソリン棄ててました。燃油代高いのにもったいない・・・
ウィニペグに着陸した時、いまだかつてないほど衝撃があって、飛行機乗るようになってから初めてシートベルトしてなかったら危なかった、という感じだったのですが、どうやらそれがweight overのせいだったんですね。東京まで飛ぺば燃料分軽くなっていたところ、重いまま着陸したので・・・結構危なかったんだなあ。
なんで成田まで飛べなくなったのかはよくわかりませんが・・・燃料足りないないら補給すればいい話だと思うんですが・・・
重量オーバーのまま着陸したので機体に不備が生じたせい? でもそれならサンフランシスコまでも飛べないと思うし・・・うーん。
よくわかりませんが、飛行機が飛ぶのって大変なんだなあと思いましたね・・・
待機中は機長がエコノミークラスまでも回ってきたりして。機長が出てくるの初めて見ました(笑)機長がショーン・ビーンだったら嬉しいよなあ(フライトプランですね)、と訳のわからないことを妄想してしまいました(笑)
で、ようやく飛び立って、深夜サンフランシスコに到着。
当初は「地上係員が皆様にホテルのご案内をします」とか言ってたんですが、結局空港のホテルは一杯だということで、ホテルに泊まりたい人は自力で探してください、1部屋65ドルまでは補助します、という感じ。
サンフランシスコのホテルなんて全然知らないし、市内まで出る方法もさっぱりわからないし・・・ということで、結局多くの人が空港で夜を過ごすことになり、私たちも空港で寝ることにしました。
よく空港で寝ている人たちを見て大変だなあ・・・と思ってましたが、自分もついにその境遇に・・・(汗)
まあ、空港が広いからか、椅子もかなり空いていて、ちゃんと椅子の上で寝られたし、枕や毛布、水とスナック菓子なんかも配ってくれて、比較的快適に過ごせました。(スナックは後で機内で出たのと全く同じでしたが・・・(笑))
以前ウランバートルで飛行機待ちで空港内で夜を過ごした時は、寝たかったら床に転がって寝るしかなかったし、トイレは壊れまくっていてほとんど使えなくてかなり劣悪な状況でしたが、それを思えば全然余裕の環境でしたね。
モスクワでも床に転がって寝てる人かなりいたなあ・・・モスクワで夜明かしはかなり辛そうですねえ(汗)
そんなこんなで翌日の朝10時、再び883便に乗り込みました。(機長やスタッフは一新してました、さすがに(汗))出発案内には「yesterday's flight」となっていて別枠で表示されていたのが面白かったです。
これでひと安心・・・と思ったのですが、またもや乗り込んでから離陸まで1時間以上はかかってましたね~。乗り継ぎの人たち本当に大変だったと思います。何回乗り継ぎ便変更したんだろうか・・・その割には明るかったけどなあ、韓国の人たち(笑)
韓国の人たちに限らず、全体的に苛立ったり怒ったりする人もなく、皆大人しく辛抱強く待ってましたね。むしろ同じトラブルに遭遇した同士の軽い連帯感みたいなものがあって、明るい雰囲気でした。面白いものですね。
まあ、機内上映の映画がシカゴからずっと同じで、さすがに見飽きてしまって退屈でしたが・・・。これがヴァージンみたいに映画50本くらいから選べるのだったら、これ幸いとガンガン見ていたところだったんですけどね。
実は8月は東京からアメリカに行く便はナルニアが見られたのですが、東京行きは見られず・・・残念。ナルニアだったら2、3回観てもokだったのに(笑)
成田に到着してからは、入国審査も空いてたし、荷物も未だかつてないくらい早く出てきて(笑)、スムーズに帰宅することがでしまた。
まあ、最後の最後で雷雨でびしょ濡れになりましたが・・・それでも電車が止まる前に帰れたからラッキーだったかな?

というわけで、最初から最後までトラブル続きの飛行機でした。本当に飛行機以外は順調だったので、トラブルが全部飛行機方面に固まってた、という感じですかね・・・
あ、成田~シカゴ便で映画用モニターが引き出せなかった事件もあったんでした(汗)何もなかったら結構なトラブルだったけど、後のトラブルがすごすぎてすっかり印象が薄くなってるなあ・・・
まあ、トラブルの話はこのくらいで、次回からは楽しい話が書ける予定です。

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