ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

力の指輪シーズン2サントラ感想その2

2024年08月28日 | 指輪物語&トールキン

その1に引き続き力の指輪シーズン2サントラのトラックごと感想です。場面予想的なものもしていますので、ネタバレにご注意ください。

 

13.The Great Eagle

重々しい混声合唱と金管楽器のフレーズに弦楽器が加わり、やがて壮大なヌーメノールのテーマが金管楽器か打楽器でのおなじみのリズムに乗って流れます。ヌーメノールの場面だというとはわかりますね…

音楽が一旦切れ、女声合唱でヌーメノールのテーマのコード進行が最初は静かに、次第に力強く歌われます。そして弦楽器の16分音符の音型の上に金管楽器が流れ、再び打楽器がヌーメノールのリズムを刻み、次第にヌーメノールのテーマに近くなり、最後には金管楽器のコラールだけになります。

このあたり、鷲が飛んでくるイメージのようにも聞こえます。予告でなんか大鷲が飛んできてますからね(^^;)なんで鷲が来るのかは謎ですが…

一旦音楽が切れ、再び金管楽器のコラールと合唱でヌーメノールのテーマが流れ、また打楽器が加わって行きます。最後は短調で終わりますが、さて何か起きるのでしょう…

 

14.The River-Daughter

川の娘がトムの歌を歌うとなればもうゴールドベリなんですが、果たして本当に出てくるのか。エンドクレジット用のバージョンなだけでは?という気がしなくもないです(^^;)

歌っているのはベアーさんのパートナーのRaya Yarboroughさん。

 

15.Barrow Wights

いきなり囁くような男女の声から始まり、次第に声が大きくなって囁きとは言えなくなって行きます。このあたり神秘主義者の音楽と似ていますが、雰囲気はちょっと違いますね。

やがてバックに不協和音が響きだし、男声の不気味な声に打楽器のリズムが入り、次第にテンポが上がって4拍子→3拍子→2拍子に。弦楽器と女声も加わり、不協和音のグリッサンドで盛り上がり、金管のコラールで一旦静かになり、再び男声混声合唱の不協和音のグリッサンドと、打楽器に今度は金管楽器も加わったリズムが始まって、また次第に早くなります。

これ、何かいそう…と盛り上がったけど振り向くと何もいなくて、という雰囲気ですね。そしてトランペットでエルロンドのテーマが。エルロンドがついに塚人と戦う?

ちなみにこの塚人が原作と同じ塚人なのか、どこに出現するのかもちょっと謎です…

ここから弦楽器の16分音符の音型で急き立てるような音楽になるので、いよいよ塚人と戦闘になるのか。金管楽器と弦楽器の勇ましい音楽が盛り上がった後、また音楽が切れます。

そしてまた囁き声が出てきて音楽が終了。塚人が大人しく元に戻るのでしょうか?

 

16.Forgiveness Takes an Age

マリンバのような木琴のリズムをバックに、女声合唱の優しい和声が流れ、やがてフルオーケストラで盛り上がります。

このタイトルの台詞、予告でエント女?が言っているので、この木琴のリズムの曲はエント女?のテーマかもしれません。盛り上がるところは花が咲くとかかな?

最後のコールアングレのブロンウィンとアロンディルのテーマが悲し気に流れます。アロンディルがブロンウィンを思っての場面でしょうか。エント女の台詞と何か関係があるのでしょうかね。

 

17.Candles on the Tide

低弦楽器の和音が静かに始まって次第に大きくなり、ヴァリノールのテーマがヴァイオリンをバックに男声合唱で流れます。メロディも短調になってやや不穏な感じです。

そして不気味に歪んだ鐘の音が響く中、今度は女声でヴァリノールのテーマと似てまた違うメロディが歌われます。

これどういう場面なんでしょうかね…ヴァリノールに関連して誰かが何かに誘惑されているようにも思いますが、サウロンの要素は出て来ませんね。もしくは暗い未来を予感しているのでしょうか。

そして男声のソロヴォーカルが流れますが、これ最初の方はエレンディルとイシルドゥルのテーマ…ということはエレンディルがヌーメノールの未来を憂えているとか?

イシルドゥルの場面という可能性もありますが(家族でテーマ共有ややこしい💦)、ヴァリノールが絡んでそうなのでエレンディルですかねえ。タイトルもTide=潮の意味のようなので、海が絡んでるからやっぱりエレンディルかなあ。

 

18.Army of Orcs

なんだか懐かしく感じるオークのNampat コールが始まり、おなじみの打楽器のリズムと金管楽器のフレーズも。

弦楽器と金管楽器のフレーズを挟んで、サウロンのテーマが男声合唱と金管楽器で流れ、再びNampatコールと打楽器がテンポを上げて流れます。

また金管楽器のフレーズに戻る中、金管楽器でミスリルのテーマが流れます。バックには弦楽器で鋳造のテーマも。

再びNampatコールと金管楽器のフレーズで、弦楽器も加わりテンポがまた少し速くなります。

途中女声合唱が絡んだりしますが…ガラドリエルを表している?

その後は正式にガラドリエルのテーマが金管楽器で演奏され、唐突に音楽が終わります。

これはおそらくエレギオンを攻略しようというオークの軍とガラドリエルたちが戦う場面なのでしょう。まだエレギオンにはついていないのかな?

 

19.The Last Ballade of Damrod

これも先行配信された楽曲ですね。トロルのダムロドというのが出て来るそうですが、その戦いの場面で流れるのでしょう。

デスメタルのヴォーカルがフィーチャーされた楽曲ですが、メタルバンドから参加しているのはヴォーカルとドラムだけで、あとはオーケストラの金管が主の編曲になっていて面白いです。あくまでもサントラの楽曲にメタルのヴォーカルが参加している感じ。

よくメタルバンドとオケの共演とかありますが、個人的にはオケがバンドと上手く合ってないケースが多いように思っているのですが、この曲はさすがオケの曲も書ける人が作った曲だなという感じです。とにかく金管楽器がカッコいいんですよね。

最後にはダムロドのつぶやきのような感じで終わるのも面白いですね。やられちゃうのでしょうけど…

 

20.Battle of Eregion

静かな太鼓のリズムの上にトランペットの静かなフレーズが流れますが、やがて弦楽器が入って盛り上がり、ここでエルロンドのテーマがホルンかトロンボーンで流れます。エルロンドが軍を率いているのでしょうね。

そして勇ましい混声合唱が。これシーズン1で使われたNolwa Mahtarですね…昨年のサンディエゴコミコンの演奏でも冒頭に使われてましたね。

クウェンヤでBrave Warrierという意味だそうで。シーズン1では6話のガラドリエル率いるヌーメノール軍が南方国に攻め込む場面でつかわれていました。

ベアーさん、ブログでこの曲はテーマとして作ったのではなく、場面に合わせて作ったと言ってたのに、また使ったんですね~。今回もガラドリエルの戦いの場面で使われるのでしょうか。

合間にオークのテーマが金管楽器で流れます。バックにはおそらく和太鼓のリズム。再びNolwa Mahtarが流れますが、打楽器のリズムは残っています。

しかしこのオークの音楽はアダルの配下のオークたちの音楽ですね。エレギオンに攻め込むのはサウロンではないのか?オークたちはサウロンに取り込まれたのか?

今年のサンディエゴコミコンで演奏された音楽もこのあたりのでしょうね。

エルロンドのテーマが金管と弦でフルオーケストラで流れたり、短調で流れたりもします。Nolwa Mahtarも連続して流れ、オークのリズムも続く中、途中一度リズムが消えて弦楽器のスリリングな音楽になります。再び打楽器のリズムが始まると、Nolwa Mahtarとは違うコーラスの音楽が流れ、再びNolwa Mahtarが流れて…の繰り返し。

その音楽が途切れ、女声ソロでガラドリエルのテーマが歌いあげられ、物悲しい弦楽器のフレーズが流れます。戦いが終わってガラドリエルが嘆いている?

そして、金管楽器がメインの壮大なガラドリエルのテーマが。しかしそれも途切れ、弦楽器の不穏なフレーズが流れ、エレギオンのテーマの女声合唱が短調で流れ、やがて静かに消えていきます。廃墟と化したエレギオンの様でしょうか。

しかしここからエレギオンのテーマの後半部分のメロディがソロヴォーカルで、次第に明るいイメージになり、静かな女声合唱になります。チェロの音が最初は不穏に、次第に音が高くなって美しく鳴りますが、それも消えていきます。廃墟の中にも希望を見出したとか?

そして金管の静かなコラールに、なぜかオークっぽい打楽器が入り、弦楽器の速いリズムから金管の勇ましいメロディーに変化し、再びNolwa Mahtarの合唱になります。まだ戦いは終わっていない的な?

そして最後は不協和音の弦楽器で不穏な感じになります。まだ決着ついたわけじゃないもんね…

女声ソロと弦楽器の不穏な雰囲気でエルロンドのテーマがゆっくり流れたあと、金管楽器が盛り上がって混声合唱も入り、不穏な雰囲気が盛り上がりって終わります。次の戦いに続く、といった感じですね。

 

20.Durin's Bane

ヴィオラ・ダ・ガンバ?でドゥリン王子のテーマが少し流れます。そして低弦楽器の刻みと金管楽器のコラールの上にフルートの優しい調べが。これ何を表しているんだろう?

そして最初はクラリネットで、続いて弦楽器で壮大かつ優しくエルロンドのテーマが流れます。時系列はわかりませんが、エルロンドがカザド=ドゥムを訪れているのか?

優しいホルンのメロディが流れ、チェロが続き、エルロンドのテーマの短調の変奏がゆっくり流れます。チェロとコールアングレのユニゾン?チェロの演奏はエルロンドのテーマですがドゥリンのイメージがありますね。

そして今度はホルンでエルロンドのテーマがやはり短調で流れますが、妖しい雰囲気です。

ヴァイオリンの16分音符のフレーズの上に、ヴィオラ・ダ・ガンバとチェロ?でドゥリンのテーマが流れます。クラリネットも重なっている?クラリネットはエルロンドのイメージですね。そしてホルンでガラドリエルのテーマが少し流れます。ガラドリエルもいる?ガラドリエルの話をしただけ?

再びドゥリンのテーマがホルンかトロンボーンとクラリネットで流れ、ヴィオラ・ダ・ガンバでドゥリンのテーマが流れ、トランペットのフレーズのあと、低弦楽器がカザド=ドゥムのオスティナートを演奏し、ヴァイオリンがメロディを演奏します。ホルンかトロンボーンで演奏されるドゥリンのテーマも混ざります。そして次第にカザド=ドゥムのテーマは激しくなって行きます。

カザド=ドゥムのテーマはドゥリン三世を表すこともありますが、ここはカザド=ドゥム自体を表しているでしょうね。ミスリルを掘り始めているのかな…

カザド=ドゥムのテーマが盛り上がって終わると、フルートが煌めくミスリルを表すように流れ、妖しい女声合唱でミスリルのテーマが流れます。ミスリルの鉱脈に到達したのでしょうか。そしてカザド=ドゥムのテーマの長調バージョンが流れて音楽が明るくなったのもつかの間、ホルンがうなり、激しい音楽が始まります。いよいよ「ドゥリンの禍」が出てきてしまうのでしょうか…

そして静かなチェロのフレーズと男声合唱が悲し気に流れます。高弦楽器と女声も加わり、音楽は盛り上がって行きますが、最後には低い音を残して不気味に終わります。

うーんどうなっちゃうんだカザド=ドゥム…

 

21.Last Temptation

美しい女声ソロでWhere the Shadows Lieが流れ、その後不穏な弦楽器がサウロンのオスティナートになり、ホルンかトロンボーンでサウロンのテーマが流れます。

そして女声合唱?の激しいフレーズに。ちょっとリューンと似てますが?

そしてエレギオンのテーマがホルンで流れます。エレギオンが舞台なのかな。戦いの後?

ガラドリエルのテーマも流れます。うーんガラドリエルとサウロンが戦っている場面なのかな。

サウロンのテーマが美しい女声で流れたり、Where the Shadows Lieが男声で流れたり。

そして、ニッケルハルバとハルダンゲルフィドルのハルブランドのテーマが!ハルブランドの姿でも誘惑しようとするのか?!

音楽は一転、激しい混声合唱のリズムに、ホルンで勇ましくガラドリエルのテーマが流れます。誘惑をはねのけたか。

そしてNolwa Mahtarの合唱も。

また音楽が消え、不気味な女声のサウロンのテーマが流れた後、ホルンとトロンボーン?でガラドリエルのテーマも。そして男声合唱と金管楽器でサウロンのテーマが流れたと思えば、サウロンのオスティナートの上をまた美しい女声合唱が。そしてそれをかき消すように金管楽器のガラドリエルのテーマが勇ましく流れます。

しかし音楽が収まったあと、再びサウロンのテーマが男声でかすかに流れ、また女声合唱が美しく流れると弦楽器で妖しい音楽に。

そして弦楽器が少し速いパッセージを引き出すと、ヴァイオリンでついでホルン?でエルロンドのテーマが力強く流れますが、途中で音楽が切れます。エルロンドがガラドリエルを救えるのか…?

どのような展開の場面かどうかははっきりはわかりませんが、いずれにしてもガラドリエルとサウロンの心理戦(予告だと物理的にも戦ってますが…)を見事に表現した音楽だと思います!

 

22.The Staff

タイトルからして、よそびとが杖を持つのかなーと予想はしますが…

弦楽器で悲し気なフレーズが流れる中、女声合唱のヴァリノールを思わせるような美しいメロディが流れます。エレギオンの続きのようにも思えましたが、ちらっとハーフットっぽいメロディが入っているような?

そしてダルシマーとハープのリズムから、パンフルートのような笛でノーリのテーマが流れます。そしてオーケストラの壮大な演奏に発展してから、よそびとのテーマにつながり、こちらもフルオーケストラで感動的に流れます。

よそびととノーリの旅は目的を果たしたのでしょうか…?

 

23.Old Tom Bombadil reprise

フィドルで静かにトムの歌のメロディが流れた後、なんとトムとよそびとが歌ってる!?今度はキャストのお二人が歌っています。歌上手いじゃん…

ドラマの中で二人で歌う場面があるのか、エンドクレジット用なのかは謎ですが…エンドクレジット用に一票かな(^^;)

 

24.The Sun Yet Shines

弦楽器のフレーズの後に、女声合唱でガラドリエルのテーマが流れ、弦楽器に引き継がれます。どこか悲し気な、後悔をかんじさせるような雰囲気?

そして跳ねるような弦楽器の上に男声合唱でNolwa Mahtarが静かに流れ、やがて混声合唱とフルオーケストラ、そして打楽器も加わり激しく流れます。

そして弦楽器と合唱のリズムの上をホルンとトロンボーン?でガラドリエルのテーマが勇ましく流れます。

再びホルンとトロンボーンで、次いで混声合唱でNorwa Mahtarが続き、最後は金管楽器で激しく終わります。

新たな戦いに決意を新たにするガラドリエル、というところでしょうか…

 

という訳で、なんとかギリギリ配信開始前に感想上げることができました!

サントラリリースから6日しかないので間に合うか?と思いましたが、シーズン1に比べると曲数が少なかったことと、何よりシーズン1で登場したテーマは履修済みだったので新たに覚える必要があまりなかったというのもありますね。

時間があったら今回は答え合わせ的なことも書けたらいいと思うのですが、どうかなあ…

さて、明日はいよいよシーズン2配信開始。楽しみです。

そして男声合唱をバックに、フィドル?でトムの歌のメロディが。トム結構一緒に行動するのかな?

 

 

 

 

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力の指輪シーズン2サントラ感想その1

2024年08月28日 | 指輪物語&トールキン

力の指輪シーズン2配信にさきがけ、8/23にサントラが配信されました。

シーズン1も、配信前にアルバムが配信され、その後に各話ごとのサントラが別途配信されました。今回も同じようです。

通常の配信ドラマだと配信ごとの各話ごとのリリースだけということが多いと思うので、事前にサントラリリースされて本編を楽しみに聴けるのはいいですね。もうちょっと早くリリースしてくれてもいいけどな…(^^;)

2年ぶりになりますが、こちらの事前配信サントラの感想をトラックごとに書いてみたいと思います。

前回同様、場面予想を含みますので、ネタバレを含む場合がありますので、ご注意ください。

前回はドラマを実際に観たあとの答え合わせもやりたいと思っていたのですが、ちょっと余裕がなかった💦ドラマ8話分を振り返るのはなかなか難しかったです…

作曲のベアー・マクリアリーさんはシーズン1放送後、サントラ製作にまつわる色々を詳しくブログに書いてくれています。

The Lord of the Rings: The Rings of Power - Bear McCreary

世代の違いというか、作曲者自ら色々発信してくれるのありがたいなあ…

時間があったらこのブログの内容もかいつまんでご紹介できたらいいのですが、多分そんな時間ないな💦

以下の感想にはこのベアーさんのブログでわかったことを前提に書いている部分が大きいですので、ご承知おきください。

 

1.Old Tom Bombadil

事前にシングルリリースされていた、トム・ボンバディルの歌です。ベアー・マクリアリーさんと歌手のルーファス・ウェインライトさんの共作

で、歌もルーファス・ウェインライトさん。

最初聞いた時は、正直アメリカンフォークソングとかカントリーとか苦手なので、うーんと思ってしまったのですが💦後でも出て来ますが、メロディ自体はトムのテーマでもあるんですよね。後で別アレンジで聴いてみたらこれはこれでいいな、と思うようになりました(上から目線💦)

RoPのトムは原作のイメージとはちょっと違いそうですが、どんな感じになるのでしょうか。予告で見た感じだと、原作よりも深刻な感じがしましたが、このトムの歌を聴くと優しいイメージですね。楽しみに配信を待ちたいと思います。

 

2.Rhun

シーズン1最終話でよそびととノーリが目指すことになったリューン。原作でも言及があるのみの未知の世界です。

この曲は、リューンのテーマ紹介としての曲で、実際にドラマの場面で使われるバージョンではないと思われます。

印象的なブルガリア国立放送合唱団の歌(女性だけなんですね)とエスニックな打楽器のリズムのエキゾチックな曲です。このリズムインド音楽っぽいんだけど、ブルガリアの音楽ってこんな感じなの?

女声の印象だと、シーズン1に登場した神秘主義者たちも想像されますが、もっと生々しいというか生きた人間のような印象を受けます。

予告だと謎の仮面の集団が現れていますが、女声の印象からして、仮面の集団の正体はストゥア族という落ちなのでは、という気がするのですが、どうでしょうか。

 

3.Concerning Stoors

ちょっとくすっとしてしまうタイトルですね。ストゥア族の社会秩序?

リューンにストゥア族が住んでいて、ノーリやよそびとが遭遇するという設定だということが事前情報で明らかになっています。

ストゥア族が出てくると聞いて、ハーフットとの音楽の違いはどうするのか、と思いましたが、ほぼ一緒ですね(^^;)使ってる楽器もリズムも。メロディラインが違うくらいで。強いて言えば、ダルシマーがハーフットよりもメインで使われてますね。

この曲もストゥアのテーマの紹介的な曲だと思われます。

後半の抒情的な音楽は彼らのどんなドラマを表しているのでしょうか。

 

4.Golden Leaves

ギル=ガラド役のベンジャミン・ウォーカーさんが歌うクウェンヤの歌。サンディエゴコミコンでもサビ(?)をアカペラで披露していました。

コミコンで聴いた感じでは、教会旋法っぽい古風な歌だなと思いましたが、伴奏がつくともうちょっと物悲しいというかかわいい印象も…

どういう場面で歌われるんですかね。歌詞の内容がまだわかりませんが、葉っぱとか言ってるようなので、エルフの樹の葉が枯れていくことを嘆いているのでしょうか。

この曲、今後ギル=ガラドのテーマとして使われたりするのでしょうか。今回のサントラではそういうのはなさそうでしたが…

 

5.Cirdan's Perfection

このあたりから場面で使用される音楽の抜粋という感じになりますかね。

エルフっぽい(雑(^^;)女声合唱で始まり、弦楽器の物悲しいメロディに引き継がれます。このあたり、キールダンのテーマってことはないだろうな。リンドンの港のイメージ?(キールダン、リンドンにいるってことで合ってる?)

音楽がだんだん不穏になって行くと、エルロンドのテーマがフルートとクラリネットのユニゾン?で流れます。エルロンドが来たんでしょうね(^^;)ここで音楽は一気に優しい雰囲気に。音楽の感じが波が寄せては返すイメージで、港の場面なのかなと思わせます。

そしてゆっくりと子供合唱と弦楽器でヴァリノールのテーマが。途中でリズムが途切れるのがまた波のイメージがあります。海の向こうのヴァリノールを思う場面とか?

そして再び子供合唱で、今度はミスリルのテーマが。次第にバックには弦楽器の6連符の鋳造のテーマが流れるなか、ミスリルのテーマは次第に大人の合唱と弦楽器が加わって壮大になります。これはシーズン1ラストで作られた3つの指輪が出てくるのでしょうか。

ちなみに力の指輪では、ミスリルが力の指輪の作成の重要な要素なため、ミスリルのテーマ=指輪のテーマでもあります。このドラマ独特の設定ですね。

調が変わって鋳造のテーマの6連符のリズムはキープしたまま、音楽はどんどん壮大に、そして明るくなっていきます。

これ指輪の力で樹々が回復する様かな。

そして男声合唱の声だけが残る中、コールアングレでWhere the Shadows Lie=指輪のテーマが流れます。シーズン1最終話で歌詞付きで流れて、指輪の詩を歌っていることが判明し、指輪のテーマであったことが明らかになっています。

メロディが弦楽器に移り、鋳造のテーマが弦楽器で流れる中、再び混声合唱でミスリルのテーマが。

そして子供の美しい声のソロでWhere the Shadows Lieと似たメロディーが歌われ、そのバックにはサウロンのテーマのオスティナート(同じメロディが反復して動くフレーズ。RoPサントラでは各テーマがメロディとオスティナートで構成されていることが多いです)

そしてフルートの物悲しいフレーズから子供合唱へと移り、最後には男声合唱のWhere the Shadows Lieから金管楽器も加わって不気味にも激しく曲が終わります。

3つの指輪がサウロンとつながっていることを示唆する場面なのかなと想像しますが、それにしては長いかな?

 

6.Stone Singers

ソフィア・ノンヴェテさんが歌う力強い曲です。ディサが歌ってるんだね、としか(^^;)どんな場面でしょうか。相変わらずカッコいいです!

 

7.Sandrsorm at the Well

タイトルからして、予告にも出ていた、リューンの井戸のそばでのよそびとたちの場面とわかりますね。

いきなり最初からよそびとのテーマが弦楽器で流れますが、やがて神秘的な雰囲気のよそびとのオスティナートにチェロでの悲し気なメロディになり、金管楽器の不気味なフレーズが入ります。よそびとが何かに気が付いたところかな。

そしていきなりリューンのテーマが女声合唱と打楽器で印象的に流れます。予告に出ていた仮面の人物たちに襲われるのかな?

そして鐘の音とともにテンポが変わり、壮大なオーケストラと合唱でよそびとのテーマが流れます。よそびとが魔法を使うのかな?

混声合唱のメロディが繰り返され、最後には金管楽器の大きな音で音楽が終わります。よそびとの魔法で仮面の人物たちを圧倒したのでしょうか。

 

8.Eregion

この曲、テーマ紹介の曲なのか、場面音楽なのかなんとも判断が付きませんが、おそらくエレギオンのテーマなんだろうなと思います。

子供合唱と思われる合唱で静かにメロディが流れます。ヴァリノールのテーマにい雰囲気なので、まあエルフの音楽ですよね。

やがて同じメロディをチェロとヴィオラで演奏します。この一連のメロディ、エレギオンのテーマかなと思います。

子供合唱が戻り、不穏な部分も含みつつ、バックにオーケストラが入ってきて次第に壮大になって行きます。

最後には再び子供のソロで終わります。

テーマのお披露目にしては長い気もしますが、やっぱり場面のための曲ではなくテーマ紹介かなあ。

全体的にエレギオンの平和で美しい様を表しているようで、その後の運命を考えると辛いものがあります。

 

9.Emissary at the Forge

タイトルは直訳で「鋳造の使者」ですが、いよいよアンナタールの出現でしょうか。

途切れ途切れの弦楽器のフレーズが次第に連続したものになり、女声合唱が加わります。そして転調して明るい雰囲気になり、オーケストラも加わります。

弦楽器のフレーズは、鋳造のテーマとは違いますが、何かが動いている、やはり工房のような印象です。ケレプリンボールの鍛冶場でしょうか。合唱のフレーズは、シーズン1の2話のケレプリンボール初登場の場面の音楽と似ていると思ったのですが、違うみたいです。

そこに不気味な弦楽器と銅鑼の音とともに、混声合唱でゆっくりと、教会音楽のような和声でサウロンのテーマが流れます。ここゾクゾクしますね~! アンナタール出現、もしくはアンナタールが正体を現すか仄めかすような場面でしょうか。しかしサウロンのテーマはやがて消えていきます。

再び女声合唱?の明るいフレーズが歌われますが、バックには不協和音が流れたりして、不穏な雰囲気は続きます。

そして鋳造のテーマの6連符とともに、子ども?のソロでサウロンのテーマが美しくも不気味に歌われ、次第に金管楽器が加わり不穏に盛り上がって行きます。

やがて混声合唱が入ると、鋳造のテーマは消えていき、金管楽器でWhere the Shadows Lieが流れますが、これもまた消えます。

この盛り上がり方、まさかもう一つの指輪が作られる?いやまだ7つと9つですかね。

弦楽器と混声合唱でWhrere the Shadows Lieの変奏が最初は静かに流れ、また次第に盛り上がって金管楽器をバックに混声合唱がサウロンのテーマの断片を歌ってまた音楽が消えます。

再び子供合唱?でエレギオンのテーマがアカペラでかすかに流れますが、バックには不気味な弦楽器の不協和音が流れ、やがて消えていきます。

盛り上がりがいくつかあってどういう場面かなんとも言えませんが、ケレプリンボールがサウロンとともに力の指輪を作ってしまう場面なのだろうと思われます。

 

10.Shelob

今シーズンの力の指輪には若いころ?の大蜘蛛シェロブが出て来るそうですので、シェロブとの戦いの場面でしょうね。予告だとイシルドゥルが襲われてましたっけ?

機械的な打楽器のリズムが変化しつつ流れ、弦楽器や金管楽器で盛り上がった音楽が流れます。戦っている人間側のテーマは特に流れてませんね。

 

11.The Pyre

このタイトルは火葬の意味ですが…女声の嘆くような歌声(ベアーさんのパートナーのRaya Yarbroughさん)で、ブロンウィンとアロンディルのテーマが流れます。

曲でもうネタバレなんですが、ブロンウィンの火葬の場面、ということのようです。ブロンウィン役のナザニン・ボニアディさんの都合による降板でこのような展開になったようです。

オーケストラが入って壮大になるあたりは、火がつけられて燃え上がるところかな…

 

12.Estrid

タイトルのエストリドは新しいキャラクターの名前で、イシルドゥルと行動を共にすることになる人間の女性だそうです。予告でもあんまり出てきてませんよね。この曲は彼女のテーマ紹介的な曲だと思います。

最初はハルダンゲルフィドルやニッケルハルバ、ハープなど南方国のテーマで使われる楽器でテーマが演奏され、中盤ではコールアングレ、最後にはヴァイオリンで優しく演奏されます。

使われている楽器がいかにも南方国なので、南方国の女性なのでしょうか。

しかし、あまりにも典型的な南方国すぎて、ハルブランドのテーマがよぎってなんだか疑ってしまう(^^;)

最初の5音のフレーズのリズムがハルブランドと一緒だし…いや南方国の人だからと言われればそうなんですけど。

でも、同じパターンで騙しに来るのはわかりやすすぎるので、疑心暗鬼にさせといて違いました、というパターンかも?💦

この曲からは、素朴で優しい女性というイメージですが、果たしてどんな人物なんでしょうか。

こんな可憐な曲作っておいて、裏があったら怖いし、特に何もないのにずっと何かあるのかと疑ってしまうのも悲しい…ベアーさん罪なことするな~💦

 

以下その2に続きます。

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