ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

RotK CEの特典映像

2004年08月11日 | 指輪物語&トールキン
時間ないよー、と言いつつ、やはり昨夜はちょこっとだけCEの特典映像を見てしまいました。最初の二つだけですが。
これ、多分アメリカで公開前に放映されたテレビ番組なはずですが、ダブってるインタビューや映像があまりに多くてびっくりしました(汗)うーん、同じディスクの特典映像でこれって・・・なんて思ってしまいました。
しかし、こういう映像を見ていると、やっぱりすごい映画を作ったんだなあ・・・という気になります。ストーリーの改変にひっかかってしまうと忘れがちなのですが、美術や映像が素晴らしいのは確かなんですよね。ボストンのLotR展でも目の当たりにして来ましたが。
そして、PJのRotKに対するコメントを聞いていて(というか字幕読んでですが)、やっぱりなあ、と思いました。PJはRotKが一番撮りたかった話だといい、そのテーマを「友情、信頼」とか何とか言っていたのですが(言葉はうろ覚えですが)、それは確かに「指輪物語」の主要なテーマではありますが、一番わかり易くて一番浅い部分でもあるよなあ、と・・・
もちろん、「指輪物語」に感動する人の多くはこの部分に一番感動するのだと思いますし、私自身もそうです。そういう意味ではもちろん間違いでもハズしているわけでもないのですが、でも「それだけじゃないよなあ」という思いがどうしてもありまして・・・だからRotKを初めて見た後、どうしても安っぽいように思えてならなかったんだなあ、と納得しました。
そして、ゴラムについてコメントされているのを見ながら、あのRotKのゴラムの改変は、ゴラムをフロドとサムの友情に亀裂を入れて試すための存在として扱ってしまったからなんだなあ、というのも感じました。ゴラム自身の悲しみが、TTTであれだけ描かれていたのにもかかわらず、あまり感じ取れなかったのもそのせいなんだろうなあ、とか・・・
こんなこと書いてますが、RotKは見るたびに泣きまくっていますから、決して嫌いなわけではありません。(素直に泣けるようになるまでちょっと時間が必要でしたが)原作の場面のアレンジの仕方も場面によっては素晴らしいと思います。昨日ちょこっと原作の滅びの山の場面を読んでいたのですが、フロドが這いながら滅びの山を登ろうとする場面や、「食べ物の味も川のせせらぎも思い出せない」と言う場面が、映画では「黒門開く」の場面でとても美しくアレンジされていたんだなあ、と感心していました。原作の淡々とした描き方もまた別の涙を誘いますが。(ただ、その後フロドを背負うサムは、映画の叫びながら背負うサムよりも、原作の優しくそっと背負ってあげるサムの方が好きですがね・・・(汗))
それにしても、灰色港のエピソードが入ってくれたのは本当に良かったと思います。解釈が原作と違っててもこの際良いんです。袋小路屋敷でのフロド、馬車の中のフロドとビルボ、そして灰色港のあの場面があったことで、ようやくFotRでも感じられた「友情と信頼」だけではない「指輪物語」の世界を最後に感じることができたのは本当に良かったと思います。
なんだか特典映像の話からかなりズレてしまいましたが(汗)そんな訳で特典映像を色々観ることはRotK映画について色々と気持ちを整理する良い機会になりそうな気がします。
あ、メリーがセオデンに忠誠を誓う場面がちらちらと流れていて嬉しい限りです。あと、期待していたサムがフライパンや鍋を捨てる場面、結構あっさり投げ捨てていたように見えたのがやや寂しいのですが(汗)これはSEEで実際に見るまではなんとも言えませんよね。

あ、話は全然違いますが、さきほど「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」で幼少の頃のイライジャ・ウッドを見ました。いや、かわいい子供ですね~(笑)
マイケル・J・フォックスも久々にみたらとてもかわいかったです・・・(汗)
コメント
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