函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
遊び心を入れて日々思うこと、感じることを徒然なるままに・・・・。

就職支援戦線、異状あり

2011年03月28日 04時08分12秒 | 暮らし
厚生労働省が行っている、若者向けの就職支援策。
この支援策は、内定を得られない学生や就職できない既卒者を対象。
5千人の参加を見込んだ厚労省は、1億8千万円の予算を確保。

新卒者の内定率が悪化する中、政府の雇用対策の一環である。
中小企業で実習に参加して貰い、就職に結びつけてもらう事業とか。
対象は、大学や短大などの卒業予定学生と卒業後3年以内の既卒者。

名称も「新卒者企業実習推進事業(新卒インターンシップ事業)」と豪華。
昨年9月から5千人の枠で募集を始めたが、応募したのは全国で20人。
支援策の存在すらほとんど知られず、今年3月末で終了する・・・。

そして受入れ企業側には、1人1日当たり3,400円の謝金を支払うが・・・。
これも実習生には支払われず、事実上のただ働き。
職を求める若者たちは、今すぐ就職したいはずだが・・・。

お役所は、極めて悠長な就職支援ばかりを打ち出してくれる。
若者の就職難に真摯な対応も感じられず、緩いお役所仕事。
中途半端な予算執行で一番いい思いをしているのが、彼らお役人。

それなのに不人気の理由は、事業開始が9月だったことが響いた。
学生が、インターンシップへ参加する夏休みに間に合わなかった。
役立ずの施策は惨たんたる状況らしいが、こんな言い訳に終始。
その原因を責任転嫁する言い方も、ずる賢さが漂い小憎たらしい。

それにしても今の政治は、就職難の若者たちに差し延べる手が緩すぎる。
このままでは、国の将来にとっても大変な損失・痛手になるのだが・・・。
かまけてのんき過ぎる政治には、苛立ちで一杯。

そこに来て東日本大震災の影響で、ハローワークは大忙しの展開。
就職内定取り消しなどを検討する企業からの相談が100件近く。
慌てた厚労省は、全国56か所のハローワークに特別相談窓口を設置。

内定取り消しを受けたり、就職が困難になった学生たちの支援に対処とか。
どうせロクな支援もできないのは、目にみえているのだが・・・。
またまた臨時職員を雇用して、忙しいふりをするだけ景色だろう・・・。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 少年事件審判の流れ | トップ | 情報もいろいろ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

暮らし」カテゴリの最新記事