ストップ交通死に思う

今年も北海道内の交通事故死者数が、全国ワーストワンを走っている。
２位との愛知県との死者数が１０人差で、３年連続ワーストワン返上に期待が持てるという。
交通事故死ゼロは、誰しもが願うこと。

ここに来て交通事故死減少は、日本ハムの日本シリーズ進出により、テレビ観戦のため外出を控えた影響がある、と（根拠に乏しい）分析をしているらしい。
加えて市街地の交差点での取り締まりが奏功したともいう。

電柱の陰に隠れての一時停止違反やシートベル着装違反の取り締まりも結構。
しかし、どれだけ効果があるのか、いささか疑問でもある。
市民の反発を買う取り締まりや説得力のない分析広報も否定はしないが、交通事故死を阻止するための方策は、ほかにないのだろうか。
今度は、ガソリン代が高騰し外出を控えたため交通事故が減少した、と分析をしまいか。

交通事故死者の遺族への慇懃無礼な警察官の言動や事故処理実態も目に余る。
死亡交通事故を取扱う現場警察官の不用意な言動が、遺族の心を傷つけていることを知っているのだろうか。