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函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
遊び心を入れて日々思うこと、感じることを徒然なるままに・・・・。

談合3兄弟

2008年05月15日 07時16分15秒 | 自治体
歌のダンゴ3兄弟なら、まだ可愛さもあるのだが・・・。
「談合3兄弟?」が、札幌地検に逮捕された。
しかし、談合事件捜査もイタチごっこの観・・・今回の事件も氷山の一角に過ぎない。
森林談合、橋梁工事談合、防衛施設工事談合などetc、挙げたらきりがない。

今回逮捕された公務員は、元北海道開発局農業水産部長、元同局農業設計課長、同局農業調査課長の3人。
容疑は、同局が発注した複数の農業土木工事をめぐり、業者間の談合を主導した競売入札妨害(談合)の疑い。
開発局が、事前に落札業者を決める「割り付け表」を作成し、恒常的に官製談合を繰り返していた。

OBの天下り先確保の見返りとして、談合に関与した可能性が高いという。
容疑のうち、札幌開建岩見沢農業事務所が06年2月に発注した空知中央地区大願幹線用水路工事の場合・・・この公募型指名競争入札では、準大手ゼネコンなど道内外の4社が参加。

予定価格は2億6,652万円、落札額は2億4,800万円(いずれも税抜き)、落札率は93・05%だった。
容疑者3人は、開発局から建設会社に天下りしたOBらを通じ、業者側と落札業者や入札額などを協議していたらしい。

北海道開発局長のコメントは、「(チェック体制を)更に検討する必要がある。組織ぐるみの官製談合ないと思っている」。
談合をチェックすべき同局の「公正入札調査委員会」とは名ばかり、何も機能していない。
官庁が「割り付け表」を作成して談合を主導・・・これを天下りOBを巻き込んだ立派な官製談合と言わず何という?
93.05%という目一杯の「高止まり」落札・・・これを税金の無駄使いと言わず何という?

同局長は、組織ぐるみの犯罪の意味すら分かっていない。
おまけに定年退職後の就職先を確保したOBや企業とグルになっての不正。
こういう業界体質だから、「公共事業」を地場産業と勘違いすることになる。
その結果、モラルを喪失した企業は、税金争奪合戦に精を出す・・・。

お役所との馴れ合い、もたれ合いの構図。
そして税金は、容赦なく徴収される。
「談合」システムがなくなって一番困るのは、官公庁であり、地方自治体にほかならない。
それほどまでに談合システムは、根が深くて大きい。

おまけに懲りない公務員たちの生活を支えているのは、納税者である庶民。
市井の生活者は、・・・怒り心頭!!

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (hgfgh)
2008-05-17 16:12:00
今回の談合事件は、役人側が悪いのではない。
業界側の圧力で行われたものだ。
さらに今回の場合は、地元現役大臣の圧力があっ
たのか?なかったのか?
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