息詰まるサイバー戦の現実

目に見えないところで、すごい戦いをしているの感。
米国防総省の情報収集機関である国家安全保障局（NSA）が・・・。
今から6年前の2009年に、こんな情報を把握していたらしい。

中国のサイバー攻撃やスパイ活動を担う部隊が・・・。
米政府に攻撃を仕掛けた証拠を入手していた！
米中央情報局（ＣＩＡ）元職員エドワード・スノーデン容疑者。

彼が持ち出していたNSA内部文書を分析した結果、明らかになった。
文書によれば、中国のこの部隊の活動はこんな塩梅。

米軍の兵站や輸送活動を統括する軍のコンピューター網。
その管理者パスワードや内部プログラム情報等々・・・。
2,500以上のファイルを盗み出した。

一方NASは、対抗手段として・・・。
サイバー攻撃に使われたコンピューター端末5台に入り・・・。
米政府機関に作戦を仕掛けたデータを入手した。

そして部隊のリーダーと見られる人物が・・・。
個人的に使っているコンピューター端末にも侵入。
複数の米政府機関や外国政府等への攻撃を行ったことを示す情報を入手。

更にホワイトハウスや米政府高官をサイバー攻撃の標的にする事前調査。
そんなことを行っていたことも判明したとか。
おまけに中国の標的には、日本も含まれていたというから二重に驚き。
サイバー空間での米・中の攻防戦・・・すごい時代である・・・絶句！

折しも、昨日25日に米・中がサイバー戦で合意。
オバマ米大統領と、国賓として訪米した中国の習近平国家主席。
ホワイトハウスで会談した後、両首脳は共同記者会見・・・。
どちらの国も知的財産を盗むサイバー攻撃を実行しないし、支援しない。

そういえば日本のNISC(ニスク)は、仕事をしているのか？
今年1月にできた、内閣サイバーセキュリティセンターのことだが・・・。
うまく機能しているのだろうか？

美しい国の目立った仕事と言えば・・・。
憲法9条を指揮官が、勝手に有権解釈して・・・。
集団的自衛権は、憲法9条に違反しないと絶叫！

国民の暮らしや安心を守ると謳って、戦争法案を強引に成立させた。
この際、彼らはサイバー戦争の現実をイチから勉強し直したらいい・・・。