9月27日(火)のちのち#1744
ある、少年野球チームのピッチャーが凄い。
体は中学生並で、球もメチャクチャ速い。
普通の小学生では当てるのが精一杯だ。
仔1号のチームと春に対戦した時には、三振の山を築かれた。
しかし、その試合は1-0のサヨナラでこちらが勝った。
理由は、相手の守備が全くダメだから。
とりあえず当てられさえすれば、どんなボテゴロでも出塁出来てしまう、というレベル。
それに気付いたから、こちらの子どもたちは当てて転がすことに集中した。
そう、このピッチャーが三振を獲ってアウトカウントを稼ぐしかないという、ほぼ、ワンマンチームだったのだ。
季節は過ぎて、先日の大会では、相手に1安打しか許しておらず、途中まで5点のリードがあったのに、また負けた。
やっぱり味方のエラーからリズムを崩し、1イニング無安打でなんと、9点を献上して、県大会への道を閉ざされた。
野球は1人では勝てないわけだ。
…と、ほっじすは「野球はピッチャーだけでもダメだな」なんてことを言いたいのではない。
まず、このチームの指導陣について。
ナニやってんだ、と、思った。正直。
春と同じじゃんか、と。
野手を鍛えろよ、と。
そしてピッチャー。
ワンマンだから多分、味方が守れないことに腹立ててるんだろうな、と想像した。ヘタすりゃ、野手を鍛えないコーチ陣にも腹立ててるかもと。そりゃ、いくらデカくても所詮小学生だもんな、孤軍奮闘で、心が乱れるのも仕方ないと許されるぐらい、もの凄いピッチングするもんな。
しかもそれで県大会への道を閉ざされちゃったわけだし。
このチームが開設しているホームページを見て、ほっじすは自分の心の狭さ・無知さが恥ずかしくなった。
なかなか面白い作りのHPなので、たまに閲覧させてもらっていた。
そして、その「無安打で9点献上」の時の記事を読んで感動してしまった。
このピッチャーの子、ほっじすが考えていたような、「俺が俺がっ!」のワンマンでは全くなく、その試合の敗戦後、監督に「ここまで連れてきてくれてありがとうございました」と言ったそうだ。
誰が見ても、そのピッチャーが凄いから、県大会一歩手前まで来れたのに!
なのに。
そしてそれに対する監督さんも、その言葉に胸が詰まってしまったそうで「いやいや、キミのおかげでこちらもいい思いが出来たんだよ」と。
こういう子を育てられる、そういう信頼関係を築ける指導陣を尊敬した。
一時でも「ナニやってんだ」と思ったことを申し訳なく思った。
ほっじすも、1号にはこの子みたいに強く、優しく、感謝を忘れない思いやりのある男になって欲しいと思った。
チームの子たちとも、そういう信頼関係を築きたい。
このチームみたいに、1号たちも野球では強くなりきらないかも知れない。
でも、この子みたいな心の人間がいっぱい育ったら、ほっじすは泣くほど満足かも。
価値観をガラッと変えられた出来事だった。
これからも試合の勝ち負けに一喜一憂し、1号を不甲斐なく思う事もあるだろう。
だけど。
「強くて優しい男」を育てたいという気持ちは、ブレずに。
結論:なんだか「市内で世代最強チームにどうしたら勝てるんだろう」と、そればっかり考えて悶々としていたけど、少なくともほっじすの覚悟は決まったそのチームの選手よりも、強くて優しい心を持つ選手をいっぱい育てよう。きっと、いつか花が咲くでしょ
ある、少年野球チームのピッチャーが凄い。
体は中学生並で、球もメチャクチャ速い。
普通の小学生では当てるのが精一杯だ。
仔1号のチームと春に対戦した時には、三振の山を築かれた。
しかし、その試合は1-0のサヨナラでこちらが勝った。
理由は、相手の守備が全くダメだから。
とりあえず当てられさえすれば、どんなボテゴロでも出塁出来てしまう、というレベル。
それに気付いたから、こちらの子どもたちは当てて転がすことに集中した。
そう、このピッチャーが三振を獲ってアウトカウントを稼ぐしかないという、ほぼ、ワンマンチームだったのだ。
季節は過ぎて、先日の大会では、相手に1安打しか許しておらず、途中まで5点のリードがあったのに、また負けた。
やっぱり味方のエラーからリズムを崩し、1イニング無安打でなんと、9点を献上して、県大会への道を閉ざされた。
野球は1人では勝てないわけだ。
…と、ほっじすは「野球はピッチャーだけでもダメだな」なんてことを言いたいのではない。
まず、このチームの指導陣について。
ナニやってんだ、と、思った。正直。
春と同じじゃんか、と。
野手を鍛えろよ、と。
そしてピッチャー。
ワンマンだから多分、味方が守れないことに腹立ててるんだろうな、と想像した。ヘタすりゃ、野手を鍛えないコーチ陣にも腹立ててるかもと。そりゃ、いくらデカくても所詮小学生だもんな、孤軍奮闘で、心が乱れるのも仕方ないと許されるぐらい、もの凄いピッチングするもんな。
しかもそれで県大会への道を閉ざされちゃったわけだし。
このチームが開設しているホームページを見て、ほっじすは自分の心の狭さ・無知さが恥ずかしくなった。
なかなか面白い作りのHPなので、たまに閲覧させてもらっていた。
そして、その「無安打で9点献上」の時の記事を読んで感動してしまった。
このピッチャーの子、ほっじすが考えていたような、「俺が俺がっ!」のワンマンでは全くなく、その試合の敗戦後、監督に「ここまで連れてきてくれてありがとうございました」と言ったそうだ。
誰が見ても、そのピッチャーが凄いから、県大会一歩手前まで来れたのに!
なのに。
そしてそれに対する監督さんも、その言葉に胸が詰まってしまったそうで「いやいや、キミのおかげでこちらもいい思いが出来たんだよ」と。
こういう子を育てられる、そういう信頼関係を築ける指導陣を尊敬した。
一時でも「ナニやってんだ」と思ったことを申し訳なく思った。
ほっじすも、1号にはこの子みたいに強く、優しく、感謝を忘れない思いやりのある男になって欲しいと思った。
チームの子たちとも、そういう信頼関係を築きたい。
このチームみたいに、1号たちも野球では強くなりきらないかも知れない。
でも、この子みたいな心の人間がいっぱい育ったら、ほっじすは泣くほど満足かも。
価値観をガラッと変えられた出来事だった。
これからも試合の勝ち負けに一喜一憂し、1号を不甲斐なく思う事もあるだろう。
だけど。
「強くて優しい男」を育てたいという気持ちは、ブレずに。
結論:なんだか「市内で世代最強チームにどうしたら勝てるんだろう」と、そればっかり考えて悶々としていたけど、少なくともほっじすの覚悟は決まったそのチームの選手よりも、強くて優しい心を持つ選手をいっぱい育てよう。きっと、いつか花が咲くでしょ
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