毎日毎日、違うようで同じ、同じようで全く違う現場が存在している。
曜日ごとに同じメンバーなのに全く異なる一日になる。
お天気や気圧、食事の状態や便のことなど、ありとあらゆる要因が影響しあっていろんな人たちの一日が作られてゆく。
楽しい時だけでない。
上手くいかない時や、不測の事態に陥ってしまう時、予測していても噛み合わない時や後手に回ってしまってドタバタしてしまう時もある。
そのたびに、「あ~今日はどうだとか、こうだとか」「どうしてだろうかとか、なぜこうなんだろうか」と私たちは考え続けてへとへとになってしまうのだ。
だれもが一日を生きている。
年寄りだけでなく、私たち自身も。
皆が同じ時間を生きている。
同じ時間を生きながら、いろんな出来事がある中で、それでも皆が安定するように、少しでも穏やかに過ごせるように、笑顔が見えるように、全力で向かい合う。
向かい合いながら、悩み続ける。
「どうだったのだろう」「これでよかったのだろうか」と。
決して思い込みではなく、思い上がりでもなく、独りよがりでもなく、
ただ一心に心を込めて自らの胸に問いかける。
繰り返し、繰り返し、問いかけ続ける。
自分の問いかけに果たして答えがあるのだろうかと時折不安に駆られながら、
それでも常に問いかけ続ける。
もし・・・
もしその問いかけに答えがあるとするならば、
それはただ・・・
年寄りたちが見せてくれる「笑顔」でしかない。
家族が寄せてくれる「信頼」でしかない。
科学や医療のようにエビデンスは明らかではないかもしれないけれど、
形の見えない「生活」という曖昧な分野において、
人が人でいるために、「生きる」ことを諦めず、最後まで「自分」のままでいるために、
その「笑顔」と「信頼」に答えるために、毎日謙虚に必死に頑張り続ける私たちでいたいと思う。
考えることを諦めずに生きてゆきたいと思う。
その先にきっとある皆の笑顔を見るために。
年寄りだけでなく、
私たち自身の生きる先にも・・・。
デイをされているそうですね。ご苦労様です。
考えれば考えるほど、課題は山積み。悩みは底なし。
でも頑張るしかない時もあります。お互いにね。
これからもよろしくお願いしますね。