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弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官→原告になった竹内浩史のどどいつ集

優勝賞金 一千万の 肩代わりする 講談社

2009年03月29日 01時08分28秒 | 判決どどいつ
26日の東京地裁判決(中村也寸志裁判長)から。
「週刊現代」の八百長疑惑報道で名誉を傷つけられたとして、日本相撲協会と横綱朝青龍ら力士30人が、講談社や執筆者らに損害賠償等を求めた訴訟の判決。
「記事は真実と認められない」として、合計4290万円の支払と記事取消広告の掲載を命じました。この史上最高の認容総額の内、朝青龍に支払うよう命じられた損害賠償金1100万円は、おそらく慰謝料1000万円とその1割の弁護士費用100万円との合計でしょうか。「記事の見出しを含め、関脇、大関のころから八百長をしていると断定している」というのが力士の中で突出して賠償額を最も高くした理由だとのこと。
本場所の幕内最高優勝の賞金は1000万円だそうです。今場所は今日の千秋楽を待たずに、朝青龍は白鵬に賜杯を奪回される結果になりましたが、逃した優勝賞金を代わりに懸賞金に出してあげるような皮肉なタイミングになってしまいました。