弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

前途無効と 国労見切り 発車していた JR

2009年03月28日 12時45分01秒 | 判決どどいつ
25日の東京高裁判決(南敏文裁判長)から。
22年前の国鉄分割・民営化に伴う国労組合員のJR不採用問題で、組合員と遺族たちが、国鉄清算事業団を引き継いだ鉄道建設・運輸施設整備支援機構に対し、解雇無効と慰謝料等の支払を求めた訴訟の控訴審判決。
1審同様に「国労脱退の有無が採否を分ける決定的原因となった。国鉄側には国労を嫌悪、弱体化する意図を持っていた」と認定して、原告組合員の大半に1人当たり550万円、総額約15億円を支払うよう命じた。