弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

三年一度の 転勤までは 考慮時間を 決められる

2006年12月13日 23時57分50秒 | 未分類
このところ色々と忙しくて大変だ。
ただ、裁判官の仕事の強味は、難しい事件の考慮時間を自分で設定できる事である。
場合によっては、双方が結審を求めても裁判官は審理を続行できるし、逆も可能である。
結審の時期を決める権限がいかに絶大かは、私も裁判官を経験するまで気付かなかった。
よく、裁判官は転勤間際になると結審を急ぐと言われるが、それは以上の裏返しであって、やはり自分で結論を出したくなるのが当然だと思う。