きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

日本の潜水艦技術は 

2014-06-20 06:34:23 | 政治関係

日本の潜水艦技術は        (2014-06.20.)

 今月11日に都内で日本とオーストラリアの外務・防衛閣僚協議(2プラス2)が開かれた。防衛装備品の共同開発に関する政府間協定の締結に向け、協議を加速する事で一致した。オーストラリア側の関心事は日本の潜水艦技術に有る。

 「日本の潜水艦技術は『クラウンジュエル(王冠の宝石)だ』と防衛に詳しい専門家は指摘する」アメリカのステルス戦闘機は、敵のレーダー網に見つかり難い技術を持っているが、これも「クラウンジュエル」級と呼ばれている。

 中國が南シナ海などへの進出を強めている今日、オーストラリアも防衛強力化を迫られている。ジョンストン国防相は「非原子力潜水艦で、日本製は大変性能が高い」と評価している。

 日本は今迄、防衛三原則で、武器に関する輸出は、出来なかったが、新たな防衛装備移転三原則は国内企業の共同開発に道を開く事になる。三菱重工の宮永俊一社長は「共同開発して行く事で我々も技術者を維持して行く事が出来る」と話している。共同開発では日本の先端技術が流出する懸念もあるが、主導力を握る交渉力も不可欠である。

 三菱電機は戦闘機用で「アクティブ・フェーズド・アレイ・レーダー」を開発することで、自動車の衝突防止に使われたり自動料金収受システム(ETC)に活用している。

 フジ通の窒素ガリウムと言う半導体材料を使った技術は情報より遠くに送信することが出来、レーダーのほか、携帯電話の基地などにも使用される。

 フジ通の山本正巳社長は「肝心なのは技術力、先進性でリードできるものを持っているかどうかだ」と話す。日本の教育機関は軍事アレルギーが強いが、欧米では産学軍は連携して研究開発を行うケースも少なくない。民間転用を見ながら、官民が協力して先端技術の開発を進める工夫がこれからは、求められるのではないでしょうか

(えびなたろう)