きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

「腐敗した体制の中国」いつまで続く

2014-06-17 07:30:33 | 政治関係

「腐敗した体制の中国」いつまで続く        (2014-06.17.)

 6月11日、中國空軍の戦闘機がまたも自衛隊機に異常接近する事件が発生した。その距離は前回と同様、約30メートルで、若し乱気流や、エアーポケットに巻きもまれると、不測の事態も充分考えられる、危険な飛行行動である。

 この様な行為は、中国の領土拡張主義で、東シナ海では尖閣諸島周辺で日本と。南シナ海では西沙(パラセル)諸島などの領有権を巡ってベトナムと一方的に石油掘削工事を強行し、其れに抗議するベトナム船舶に体当たりを行うなどの無法行為を繰り広げている。

 これ等の行為は、アジアに於いて、中國が大国意識を振りかざした、無法な行為で、アメリカ・日本をはじめアセアン諸国連合の国々からも批判が出ている。

 6月4日は中国の天安門事件から25周年の日である。「天安門事件とは」1989年6月4日に胡耀邦元共産党書記の死(1989年4月8日、心筋梗塞で急死)を切欠に学生や一般市民が胡耀邦追悼、や中国の民主化を求めて天安門前広場に集結した事に対し、当時の中國共産党指導部であった小平、李鵬らが人民解放軍を動員して大弾圧と虐殺を行った事件である。中国の公式数字では、殺されたのは319人とされているが3000人から1万人と推定されている。

 天安門事件は、胡耀邦が1980年に中央委員会総書記に就任し、チベット問題や、信教の自由化問題、更に民主化を求める学生運動に理解を示して居た事に対し、保守派の長老たちから批判され、胡耀邦総書記の解任に至った事が事件の発端になっている。

 人民を解放する筈の軍隊がその人民に銃口を向け、多数の命を奪ったにも拘らずそれを深刻に反省するどころか、その歴史を隠蔽しようと言うのが、中國共産党であり、習近平政権なのである。人民解放軍は国家の軍隊ではなく共産党の軍隊である。党を守るためには人民にも平気で銃口を向けると言う事である。

中國は、日本に対して「歴史を直視せよ」と口では立派な事を言うが、中國共産党の汚職にまみれた姿と歴史こそ、直視すべきではないでしょうか。

 中國は、他国には無い面白い現象が起こっている、其れは中国高官が祖国を捨てて海外逃亡する実例がある事です。(図書紹介;「中国高官が祖国を捨てる日」渋谷司著、経済界新書)

 中國では、大半の高官は、祖国の将来に希望が持てない事を自覚している様である。彼らは「現職時代に収賄を欲しいままに行い、私腹をこやし、何時でも逃亡出来る準備をしている。」というのである。まるで、「難破船からネズミが逃げ出す状態だ」と著者は断じている。

(えびなたろう)