きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

「東北楽天の初優勝」

2013-09-27 10:35:48 | Weblog
「東北楽天の初優勝」     (2013-09.27.)

プロ野球パリーグで東北楽天が、チーム創設後9年目で初優勝を遂げた。

埼玉県所沢市の西武ドームで26日に行われた西武との22回戦マジックが「2」となって居たが、2位のロッテが日本ハムに敗れ、楽天が西武に4たい3で勝った事に寄って、優勝が一挙に決まったのである。

楽天は7回に逆転し、9回裏にエース田中将大がリリーフとして大歓声のなかマウンドに上がり、一時はピンチを招いたが、最後は三振に打ち取って、勝利を招き締めくくった。

楽天は近鉄の消滅に伴う球界再編で、平成17年から新規参入、1年目は38勝97敗1分けと言う最低の成績だったが、翌18年に野村克也監督が就任、その年に高校野球ドラフトで
田中投手を1位で獲得、21年には初めてクライマックスシリーズに進出するまでになった。

プロ野球界は、楽天が入団するまでは、球団体質も古く、球団は親会社の広告宣伝に使われる下ずみの扱いで、主として、新聞社や電鉄会社の子会社として、扱われていた。従って、“IT”産業畑の親会社からの楽天球団は、最初はバカにされていた傾向があった。

しかし、其の球界に敢えて参入を希望した、楽天の三木谷オーナーは、若くして、この業界に熱意を示し、ファンとの一体感を大切にし、経営に付いても、無駄口を挟むことなく、選手を大切にし、監督にも全面的な信頼を置いていた事が、今日の優勝に繋がったのではないかと思います。

また、平成23年の東日本大震災は、更に其の球団に試練をあたえ、其れを乗り越えて来た事も、地元のファン共々、一体に成って暖かく球団を盛り立てた成果が表れた物であると思います。

無論選手も監督も一流で在った事も原因の一つではありますが、年間を通して、優勝を勝ち取る事は、たやすい事ではありません、全ての条件が、一つに成る事である。

野球は将にその成果が表れる競技だと思います。後は、セリーグとの戦いで日本一のなることです。
(えびなたろう)