きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

国際競争力ランク

2013-09-16 10:56:23 | Weblog
国際競争力ランク       (2013-09.16.)

スイスの経済研究機関が2013年版の国際競争力ランキングを発表した。日本は9位で、中國は29位。韓国は25位と日本より遥かに低位置である。

上位10カ国は、スイス、シンガポール、フィンランド、ドイツ、米国、スエ-デン、香港、オランダ、日本、英国の順である。

此のランキングは世界148ヶ国と地域を対象に、経済、財政、インフラ、教育水準、技術革新、などの100以上の指標の評価に基づいており、グローバル企業にとってはビジネス環境の優劣をしめしている。

此れは将に、その国の総合的な力強さを表しており、「国際競争力」をそのまま比較する事に繋がっている。昔の考え方からすれば、「国力=武力」であって、戦いに勝ったところが強いとされて来たのである。中国や北朝鮮などは未だに「軍事優先」を唱えており、従って、彼らは先ずは核兵器を持つことが強国の象徴として求めている。そして、軍事費に金を掛け、国民がどんなに貧困に苦しんでも、武力だけに頼り、其れによって他国を威嚇する事で、外交を有利にしようとしている。それは即ち今迄のチンピラや暴力団的な思考で、現在の時代では全く通らない思考回路であります。

今回の国際競争力ランキングで、GDP世界2位と言われた中国が29位である事には、注釈の中で、報告書は、次の様に書かれている。「創造力と革新力及び公共機構の実力は徐々に国の競争力発展のカギになると指摘している。中国に付いては、幹部の汚職、安全リスク、責任追及体制の欠陥、商業道徳基準などに問題があり、競争力を低下させている」と指摘されている。

また、同じアジアの国では、台湾は前回より1位上昇して12位に、韓国は順位を6つ下げて25位となって居る。そして、日本は前回の10位から1つ上げて9位になって居るその内訳は「ビジネス洗練度」1位、「市場規模」4位、「技術革新」5位と言うことであって、此の競争力の上位こそ、先進国であり、其の品位をたもっている国と言えるのではないでしょうか。
(えびなたろう)