きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

「JR北」レールの幅、拡大異常を放置

2013-09-25 10:31:12 | Weblog
「JR北」レールの幅、拡大異常を放置     (2013-09.25.)

JR北海道が、レールの幅、拡大異常を、放置していた問題で、事故が多発、国土交通省が鉄道事業法に基づく特別保安監査(立ち入り検査)を24日から、9人から20人に増強すると発表した。23日まで4人で遣って居たのが5倍の20人まで増員した事が異例の措置であると報じている。(毎日新聞)

普通民間事業で、よく言われる事は、「生産量の上がらない事は作業員の指揮が、品質が上がらない事は、管理体制に欠陥が有る」と言われている。

今回の場合は、現場作業の検査体制で、レール幅の拡大が規格以上になって居たと、早くから発見され、97か所が基準値をオーバー、その中でも49か所が乗客を乗せた客車が走行する本線だと言う。

従って、問題は検査ではなく、検査結果に従って、保線作業を放置していた事では無いでしょうか。特にその中で、本線に関しては、「本社と保線現場のダブルチェックしているから、新たな点検は必要ない」との見解が保線管理部門から述べられている。

22日に野島誠社長が、「手が回らず補修を後回しにして失念した」と弁明しているが。私は明らかに、管理体制の不良を指摘したいと思います。JRと言えば、昔の鉄道省で「親方日の丸」のお役所仕事の代表的な職場である。民間企業に成ったとはいえ、未だに人事は、政府関与(社長人事は、閣僚了解事項)である。

鉄道事業は、多くの客を乗せ、安全に輸送する事業だけに「安全には最大の使命感」を持たねば事業者の資格は有りません。中でも、レール幅が、「規格以上に拡大していた」等では、脱線事故が起こるのは当たり前である。特に北海道は、私鉄はなく、移動にはJRの利用は欠かせない乗り物である。

私は、先ず会社の空気から直すべきではないかと思います。社長がいくら頭を下げても、御役人上がりの社長では、会社の気風は治りません。

ある、乗客の話では、「北海道の鉄道は、怖くて乗れません、でも此れしかありませんから、仕方が有りません」と恐怖を語って居た。
(えびなたろう)