きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

化学兵器使用の真偽は

2013-09-10 08:54:10 | Weblog
化学兵器使用の真偽は       (2013-09.10.)

ロシアのラブロフ外相は9日、モスクワでシリアのムアッリム外相と会談した後、緊急声明を発表し、米国などの対シリア軍事介入を回避するため、シリア・アサド政権に化学兵器の国際管理を提案した事を明らかにした。

ロシアの主要メディアによると、ムアッリム外相はシリア国民の生命と国家安全保障の観点から「ロシアの提案を歓迎する」と述べた。シリア側が具体的にどんな行動を起こすのかは不明であるが、米軍事介入を回避するため、ぎりぎりの交渉が続いているようだ。

ラブロブ外相は、さらにアサド政権が化学兵器を破棄し、化学兵器禁止条約に参加する事を呼びかけている。「シリア側の迅速かつ肯定的な回答を期待している」と呼びかけた。そして国連による調査の再開が必要であるとの認識でも合意した模様である。

しかし、アメリカのケリー国務長官は、アサド政権が「化学兵器を使った事を確認している」と攻撃し、アサド政権は「使って居ない」「何の証拠も示されて居ない」と反論している。

要するに両者とも化学兵器の使用は、非人道的兵器であり使用を否定している事には変わりがないので、国連の正しい調査を期待すれば良いのでわないでしょうか。

今朝ドイツの大衆紙ビルトによると、シリアのアサド政権の指揮官らが、数か月前からアサド大統領に対し、化学兵器の使用を許可するよう求めていたと報じている。

ただ、その都度使用は拒否されたと言い、ビルト紙は大統領の了承を得ないまま、現場レベルの判断で、勝手に化学兵器が使われた、可能性がある様だと言っている。
ビルトによると、シリア沖に派遣されていた、ドイツの偵察艦船が、アサド政権側の無線での会話を傍受していたと言うのである。

化学兵器が両政権とも、非人道的な「人殺し兵器だ」と、思うなら、化学兵器でなくとも、戦争そのものが、全くナンセンスな両者の殺し合いであることに、思いをおこし、御互いに「話し合い」で妥協する事にしたら良いと思うのだが・・・・。
(えびなたろう)