きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

日本将来の方向は岐路に立っている

2011-05-03 18:41:14 | Weblog
日本将来の方向は岐路に立っている。     (2011.05.03.)

東日本大震災によって、日本は壊滅的な被害を受けているが、この災害を境に、日本の政治はどの方向に向かうのか、大きな岐路に立たされている。

自民党が、戦後半世紀以上も遣ってきた、金権体質・隠ぺい体質・利権体質が、民主党の政権交代を唱えた、革命的な改革、マニフェストが国民の大きな賛同の力となって、政権が自民党から民主党に変わったのである。

所が、変わってみた民主党が、思ってみた様な政権交代は、出来ず、普天間基地をめぐってはアメリカとの外交亀裂が結局命取りになって、鳩山政権は倒壊したのである。
従って、其れによって、再び元の自民党政権に戻るのかと思いきや、国民は元の金権政治には戻ることを極端に嫌った。

期待した民主党の中に、「政治と金」に汚れた小沢一郎氏が潜んでいたから、鳩山民主党も、今の谷垣自民党も信頼できる政治家ではないからである。

その、股間を縫って、最も不利な状況の中から、市民派と言われた菅氏が総理に付くことになったのである。
菅氏が、総理になると言う事は、今まで自民党がやってきた、官僚主導でアメリカ一遍党の、政治が、作ってきた、利権体質の政治が覆される事になることで、明らかとなるや、今までの利権に胡坐をかいてきた、自民・公明政権は、自分たちの勢力の温存のためにも、新政権を引きずり下ろすことが、欠かせない事態になってきたのである。

年度替わりの3月末をもって、菅政権の辞任を目論んでいたが、11日に1000年に一度と言われる大地震が起こり、政権交代どころではない事態となり、挙国一致で、国難を乗り切ることが最優先と言う事になり、この事態で菅おろしは、国民から逆に信頼を失うと見て取った自・公政党は、休戦状態を飲み、一応の協調姿勢を示したのである。

その一つが1次補正予算で、あらゆる手段で、反対していたが、ぎりぎりになって同調する姿勢に転じて、なんとか予算通過を見たのである。

このような調子で、菅総理の首は繋がったが、党内に小沢派と言う野党に繋がる反対勢力がおり、元をたどれば、「金権政治」と言う共通する派閥であるから、これが自・公勢力と同調する勢いを示している。「大連立」と言う話は、小沢派が自民・公明に同調することで、可能性を表明している。

政権交代をさせない、昔の金権政治に戻したいと言う派の動きは、二通りあって、一つは「菅おろし」と言う強制的に元のスタイルに戻す方法。
他の方法は、大連立で、金と権力で、政治の方向を丸め込んで仕舞おうとする方法で、いずれも、クリーンな政治を標ぼうするものではありません。菅さんは、政治主導、クリーンな政治を提唱しています。

この国難の時期を背中に負いながら、この国の進むべき方向を皆さんどちらを取りますか、良く考える時期ではないでしょうか。

何でも嫌なものは変えたらいいと言うものではありません、変えるのなら誰に遣ってももらうのかと言うところまでを、確りとした、結論のもとで、行動しなければなりません、一時の感情や、噂で、決断できるものではありません。

其のためにも、正確な情報を各方面からも入手して、決断を下す必要があります。
此のところ偏った新聞の情報だけでは、結論は出せない不純なものを感じます。
(えびなたろう)