きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

誰が総理に“ふさわしい”か?

2011-04-14 11:10:30 | Weblog
誰が総理に“ふさわしい”か?      (2011.04.14.)

ANNの調査で、大災害に遭遇したこの国難時に「誰が総理に最も相応しいか」に付いての世論調査が行われた。
投票に名前の出た候補者は13人もいたが、トップは菅直人の10.3%、2位が小沢一郎で3.9%、3位が枝野幸男で3.2%、4位が谷垣禎一の2.5%である。

結果から見てもこの難局に際して、誰が遣っても、国民の満足度を得る事は出来ないのは当然で、首相交代を騒いでいる谷垣氏は4位で2.5%としか得票を得ていない。
菅氏がトップとは言うものの、10.3%と言うのは、取りあえず現職の菅さんに任せるしか無いのではないか、と言う気持ちが現れている。

谷垣氏が、飽くまで退陣を要求するのであれば、自分が総理になって何をどの様に遣るのか具体的な提案も無く、ただ“辞めろ”だけでは無責任と言わざるを得ない。
菅総理は、挙国一致体制を主張し、野党の協力を盛んに要請している、では無いか。

11日には「東日本大震災復興構想会議」が発足し、議長に五百旗頭真氏が就任する。それに宮城・岩手・福島3県の知事も加わり15人のメンバーが本日初会合を開く事になっている。枝野官房長官は五百旗頭氏について「わが国を代表する政治学者であり、阪神大震災の復興を後押しし、21世紀の街づくりの研究者をリードしている」と説明、また議長代理には、建築家の安藤忠雄氏、政治学者の御厨貴東大教授も阪神大震災復興に携わってきた実績があり「オールジャパーンの有識者を網羅したメンバーである」と評価する発言をしている。

そして、6月末には「基本的提言」をまとめ復興経費を含む本年度2次補正予算案を提出する予定であると菅総理は説明している。
この様な方針で、進めようとする現政権の足を引っ張るような事をせず、菅総理が嫌なら、「復興構想会議」に協調姿勢を示して、取りあえず国難を乗り越える事が第一であると思う。

私は、「大連立」と言う言葉は、大きらいで、与野党の駆け引き先行で、野党が与党に貸しを作ったとか、与党が野党に顔を立てたとかを誇大に強調し政治色の強い見掛けの行動だけに走り、其れが今までにも「国民不在の政治」になって来たのである。
自民・公明政権が従来特意とするところで、再び国民不在の政治に戻る事になり、私の最も嫌うところである。

今は、不足があっても、菅政権に協力姿勢を示すのが、国を救う唯一の手段ではないでしょうか。
(えびなたろう)