きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

夏場に向けての節電計画

2011-04-10 12:49:30 | Weblog
夏場に向けての節電計画     (2011.04.10.)

福島原子炉事故で、関東の電力事情がこの夏相当に窮屈になる事が予想されている。
東電では、管内で最大1500万キロワットが不足すると言う事である。

電力と言うものは、貯蔵して置く事が出来ないから、作ったら作っただけ、使う方も消費しなければならず、足りなくなっても、貯蔵電力を出すと言う事が出来ないのである。

しかし現状消費者の方は、お構いなしに使いたいときに使っていたから、この際に電力の有り難味を再考し、節約と言う事に真剣に取り組む必要がある。

電力会社の方も夏場に向けて、持てる施設をフル稼働する準備が必要である事は、無論であるが、消費側の方も出来るだけ節電に気を付ける事が必要で、特に今年の夏は、冷房温度も例年より設定温度を上げ、暑さに付いても我慢をする事を心がけ、また夜遅くまで、起きてる事による消費電力が大きいから、早寝をする事が必要であります。

また、企業に於いても、電力が無くては仕事に成らないから、比較的電力事情のピーク時を避けて、仕事の時間帯をずらす事を考えては如何でしょうか。業界同士の話し合いによって、土日に仕事をするとか、労働者の出勤も時間調整で、出社する様にすれば電鉄会社も、運行本数を何%か減らす事も出来るのではないでしょうか。

この様にした、節電計画が、上手くマッチし、電力供給と消費のバランスが上手く取れれば、現在遣っているような「計画停電」が無くなり、効率の良い消費と供給のバランスのパターンが出来上がり、一日を通じて、上がり下がりのピークを少なくする事で、全てに、良い事ではないでしょうか。

今の「計画停電制」は、単に一方的に電力会社の都合だけで実施していることで、不足の時には、勝手に切られ、3時間後に付くと言っても、企業なんかでは、電気が一旦切られると、機械の調整に最初からやり直す時間がかかり、切るなら24時間、切らないなら24時間は絶対に切らないと、明確にしないと、計画で、「停電」と言っておきながら、急に中止で送電されても、仕事にならないそうである。

従って、「計画停電」は効率の悪さから言えば「最悪」である。
夏に向けての「節電は」供給側と使用側、特に、企業等は業態によって、電力使用の仕方が大きく違い、効率に影響するので、両者の話し合いによって無駄のない良い節電計画を作る事が必要であると思います。
(えびなたろう)