きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

協力拒否した自民党の「抱き付きけん制」

2011-01-29 12:19:43 | Weblog
協力拒否した自民党の「抱き付きけん制」     (011.01.29.)

自民党は昨日、昨秋、臨時国会から継続審議になっている「財政健全化責任法案」の取り下げを衆議院に申し出た。
自民党から出された、法案に乗っかって、民主党政権内で、成立させようと見て取ったのか、一旦引っ込めて、再提出する事を申し出たのである。

再提出する場合は、法案のハードルを更に上げ、菅政権の抱きつきをけん制する狙いがあると言われている。

日本の国内政治が、「ねじれ国会」の様相に対して、与野党の話し合いが、充分行われ、より民主的な運営がなされる物と、国民はむしろ「良い事だ」と思っていたが、抱きつきを嫌って、法案を取り消し、菅内閣では出来ないハードルを高くした法案に出し直すという事は、与野党協力どころか、恨みをもった小人の喧嘩と同じである。

いま、日本は国難に際して、「抱きつきが嫌だ」と言っている時ではないと思うのだが。

国会答弁で数多くの質問に答えて、議場からやっと開放された所で、いきなり日本の国債が格下げになった事を記者から問われ、混乱している状態から逃れるために「疎い」と言ったのかもしれないが、一国の総理が自国の国債の評価が下がった事に疎いはずが無いではありませんか。

事ほど作用に、野党は与党に100%協力する姿勢を全く示していない、ただただ、国民は呆れるばかりです。
(えびなたろう)