きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

政権担当能力とは何ぞや!

2009-05-19 10:26:32 | Weblog
政権担当能力とは何ぞや!        (009.05.19.)

民主党の代表選挙が終わり、鳩山由紀夫氏が、代表になった事で、一応の気分を新たにしたスタートが切れ、党員一丸となって、「政権交代」へ一途に活動が出来る体制が出来たようだ。

自民党にとっては、相手の敵失によって、多少支持率が上がっていたのだが、今度は一転して世論調査の結果でも、民主党の支持率が上がり自民との差が開いたようである。

一部には民主党に対するお祝儀人気であると言う人もあるが、自民党の人たちの何故支持率が低いのかの理由に付いて全く反省の無いことに驚く。

今、世間では、「政権交代を」叫ぶ声が非常に強いが、政権交代の意味するところは、現政権に対して「駄目だ!」と言っていることで、「政権を何はともあれ変えて欲しい」と言っている事に他ならないのです。

自民党の細田官房長官も麻生総理も、民主党の「政権交代能力」を盛んに攻撃しているが、自分たちが今まで遣ってきた政治が、「医療・介護・厚生年金・老人保健・子育て対策・学校教育・地方行政等々」全くの悪政続きで、前途に明るい兆しの無い政治を遣ってきて、相手を「政権能力がない」と言う資格は全くありません。

「政治と金」の問題を小沢氏に説明を求める前に自民党の貰っている企業献金は膨大な金額である、民主党政権になれば、今回の小沢事件を反省して「企業献金禁止」措置がとられる事でしょう、(自民党政権では出来ないことです)。

「政権担当能力」とは「この国をどの様な国にしたいか」と言う基本的なビジョンを示し、その国をリードする様、官僚を使いこなし、国を導いてゆく能力である。

その事から思えば、今の自民党内閣には「この国をどの様にしたいか」と言う「夢」も「ビジョン」も「ポリシー」もなく、全ては官僚に支配されており、格差社会のなかで、窮状生活を強いられている現状では、「政権交代」が叫ばれるのも当然の事ではないでしょうか。
だからと言ってそれに変わる政権は民主党と言うことになる、他に変わる政党が居ないからである。

でも鳩山代表は、「この国を『友愛』の精神で満ち溢れた国にしたい」と言っている。
余りにも現状の社会が、汚れ・暗く・夢もない将に「偽」の国の現状に、「友愛の精神に満ち溢れた国にしたい」と言う夢を掲げてくれた事に、一抹の「明るさ」と「希望」を国民に与えてくれたように思える。

そして、「この国を大掃除しようではないか!」と呼びかけてくれている。
道は、大変厳しいと思うが、我々も大いに協力して、未来の道を開いてゆきたいと思う。

現在の自民党政権に何の期待も魅力もありません。
(えびなたろう)