きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

端午の節句

2009-05-05 12:21:07 | Weblog
端午の節句        (009.05.05.)

今日は、5月5日「端午の節句」の日である、「菖蒲(しょうぶ)の節句」とも言われ菖蒲湯に入ることで無病息災を願う日でもある。
鯉のぼりや、「鎧」や「兜」を飾る習慣が残っている、男の子の節句である。

端午の節句は奈良時代から続く古い行事で、もとは月の端(はじめ)の午(うま)の日と言う意味で、5月に限ったものでは無かったようですが、午(ご)と五(ご)の音が同じ事から毎月5日を指すようになり、それが5月5日のことになったと言われているそうです。

日本には、季節の区切りを現す5節句と言う五つの節句がある。
1)1月7日の“七草節句”、2)3月3日の“桃の節句”、3)5月5日の“端午の節句”、4)7月7日“笹の節句”(たなばた)、5)9月9日の“菊の節句”(重陽の節句)
である。

仲でも、子供の節句としては3月3日の雛祭り(女の節句)、5月5日の端午の節句(男子の節句)は、子供が生まれることにより、夫々の家系の繁栄と発展を祈り、永く伝統を受け継いできたのである。

家系の繁栄と発展は、国家の繁栄と発展にもつながり、国の未来の繁栄は人口の増加率により計られて来ていた。

そのことを思えば、我が国の人口は、昨年あたりをピークに減少方向に向っている。国としても「少子高齢化対策」と口では言うが、何の有効な手立ては行われていない。

先ず妊婦の受け入れを拒否する病院があることから、安心して出産が出来ない現状。
生まれた子供を育てる段階で、育児所・託児所の設備不足、働きながら子育てを強いられる母親の立場では、常に不安に晒されながらの育児である。

この様な状況の中では、子供を作ろうとする母親の減少、更には、結婚する事を諦める女性は自然と多くなるのは当然である。

中には、小学生まで育てた夫婦が生活に行き詰まり子供を犠牲にする事件まで起きている、まことに痛ましい限りである。
昔は、お爺ちゃん、お祖母ちゃん、と一緒に暮らした核家族が一家を成していたが、いまや、夫婦だけの生活形態が、一番重要な発育段階での教育が放置されていることにもっと心を痛め、国としての抜本的な対策を講じなければ、国の未来は、無いと思います。
この事は、明らかな行政の責任と言わねばなりません。
(えびなたろう)