きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

次期選挙は「官僚主導」か「国民主導」かの選択肢だ!

2009-03-23 10:25:53 | Weblog
次期選挙は「官僚主導」か「国民主導」かの選択肢だ!    (009.03.23.)

我が国の政治が「官僚主導」の政治になったのは自民党の一党支配が半世紀以上も続き政・官の癒着状態になり、それが嵩じて政治家が官僚に「マル投げ」する様になった事が今日の「官僚主導」の政治形態を創っている。

その原因の大半は、総理大臣をはじめ、各省庁の大臣も短期間でコロコロ変わりもはや形式的な大臣ばかりで実質の政治業務はすべて「官僚」任せにして来たことが今日の政治形態を成しているのである。
それはと言うのは、一度でも大臣をやったと言う肩書きが地元に帰って有権者から沢山の支持が得られ、選挙には絶対に強い力を発揮するからである。

それが、また2世代、3世代の政治家家系を作り連綿と続く政治の力が、地元の業界との癒着を生み、其処にまた、大きな利権の構造が出来上がるのである。

今の自民党の族議員と言うのは、その利権構造の全国版で、国家権力を牛耳るネットワークになっている。
この様な、構造は国家国民と言うよりも自分たちの利権擁護を優先した動きをするから、それに異を唱える自民党員は、何らかの形で、自民党を離れている。
従って、現在の自民党員は、古参の党員ほど何らかの利権紐付きの人たちである。

野党の人たちは、自民党のこの様な状態を打破する事によって本来の「国民主導」の政治に変えたいと思っている人で、その先頭にたって動いている人を見れば、殆どが元自民党員(又は与党の党員)で「国民主導」の政治を求めて、野に下った人たちが非常に多い。

民主党の小沢代表は「元自民党の幹事長」、鳩山幹事長は「元自民党員で祖父が自民党の創設者」、菅副代表は「元橋本内閣の厚生大臣」エイズ問題で、官僚が隠していた資料を出させた人だ、その他元自民党員やさきがけ党員が非常に多く、元官僚で脱官僚を唱える人達ばかりが、今の野党勢力になっている。

公務員改革に象徴される「国家公務員制度改革推進本部」の人事問題も局長ポストのランクでいろいろと揉めている。
此れは如何に、官僚の抵抗が強いかが伺われる証拠である。

従って、次期選挙の争点は、「官僚主導か」「国民主導か」の2者択一の選挙であって国民には投票権が一票しかありません。
従って、国の体質を変える為にも、脱官僚型の「国民主導の」政治を行なえる人に投票する事が必要ではないでしょうか。
(えびなたろう)