きまぐれ発言

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西松建設の違法献金問題

2009-03-05 10:59:17 | Weblog
西松建設の違法献金問題       (009.03.05.)

政治資金規正法に抵触するとした、小沢氏の資金管理団体「陸山会」への献金問題で昨日の小沢代表の釈明記者会見では、「違法性の認識はない」「不公平な強制捜査」だと強く反発する姿勢をしめした。

小沢氏と、検察側との争点は、受け取った献金の出所が「政治団体」なのか「西松建設」なのかの認識の違いで、小沢氏は受け取ったのは「新政治問題研究会」と「未来産業研究会」と言う政治団体からだと言うが、検察側は、両政治団体は西松建設のダミー団体で実態は西松建設その物だといっている。

この二つの争点では、小沢氏側が二つの政治団体がダミーであると認識するかしないかの問題であるから、厭くまでもダミーであると認識しなければ押し通せると思っているのではないかと思う。また、小沢代表もそれを狙っているのかも知れないが、一部の報道では、検察側も相当な確証を持っていると言うことで、将に全面対決の様相になって来た。

既に逮捕されている、小沢氏の公設第一秘書は当初の供述では「認識していない」と言っていたがその後の取材のなかでは、西松の幹部から直接献金を受け取っていたり、金額を要求していた事実も判明した事から、特捜部は大久保秘書の違法献金の認識は確実なものとのみている。

また、西松建設の地元である東北地方の工事では小沢氏に頼る必要があったことも関係者は話していると言う事である。
小沢氏自身昔は若くして、与党自民党の幹事長として、活躍していたから、今は野党であっても当事の思いを強く持っていたのかもしれない。

どちらにせよ、この問題は、全てが特捜部の捜査が明らかにする事であるから、捜査の結果を待たなければならないが、民主党としては、大きな痛手になる事でしょう。

「政治と金」の問題は政治家の国民に対する姿勢の表れで、常に清廉でなければならないが、それを口にしている、小沢さんでも「清廉差」と言う面での甘えがあったのではないかと思われる。
(えびなたろう)