きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

自民党は国民から嫌われている

2009-03-22 11:44:45 | Weblog
自民党は国民から嫌われている      (009.03.22.)

世論調査でも国民が望んでいる事に真正面から取り組まず、背を向けた政策行動を強引に推し進めてきた、自民党。
後期高齢者からは、医療保険制度を年齢で区分けし、保険料は年金から天引きし、サービスは低下し、「姨捨山」と批判され、それでも改善する姿勢を示さず、「見直しする」と言っておきながら、名称だけを変える程度の誤魔化しで国民を愚弄している。
厚生年金についても、杜撰な管理が未だに解決の見通しも立っていない。
それで居て、今選挙をやれば、民主党に負けてしまうからと、先延ばしをしている。

この様な状況の中で、毎日新聞がインターネットを使った「自民党のイメージ」調査を行なった。
結果は、「傲慢」と答えた人が72%(06年調査より15ポイント増加)、「不信」と答えた人が67%(同じく28ポイント増加)、「期待」は9ポイント減の13%、「信頼」は8ポイント減の9%であった。
調査の方法は2月20~22日、gooリサーチのモニターから無作為に20歳以上を対象に1034人から得た回答だと言う事です。

結果は、まさしく、国民の意向を無視して、自民党の一方的な考えだけで押し通し、全く他を顧みない姿勢を示している物で、「傲慢」と言う一語はその通りであるといわざるを得ない。

今回この結果から、特に感じられる事は、自民党の党員自身の思いにこの数字が物語る意味合いを良く理解されていないのではないかと、思われる事である。

それは、党内でも改革に熱心だった渡辺善美元行政改革大臣が、改革の先頭に立って孤憤奮闘してきた事に、国民はある程度期待を持って見守っていたが、結局自民党内部の「異端児」と言う事で、簡単に放り出してしまった事が、決定的に自民党の体質改善が自浄できない政党である事を明確に示している事である。

そして邪魔者を排除した自民党の方向は、「官僚主導」の政治に逆戻りし、官僚に対しては、一旦入庁すれば死ぬまで面倒を見る制度の上に「天下り」「渡り」を許し特殊法人と言う就職安全機構を作り、高額の給料・ボーナス・退職金は国民の税金から、とり放題で、クビを切られる心配は無く、民間では考えられない無駄な費用の総額は12兆円とも言われている。

この様な状態に何のメスも入れず、3年先には更に消費税アップの約束を国民に強要している。この「不満」「不信」に国民は、政権交代を望んでいるのであるが、選挙もさせないと言う麻生総理の居座りを決め込んだ態度は、「傲慢」と決め付ける事は当然の事ではないでしょうか。
それでも、自民党にかじりついている党員は、神経が麻痺状態にあるのではないでしょうか。
(えびなたろう)