きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

一番早い景気対策とは

2008-10-19 12:47:15 | Weblog
一番早い景気対策とは       (008.10.19.)

「金は天下の回り物」と言うが、金や物が天下を回らなければ世の中の景気は良くなる筈は無いと思います。

今年の4月、ガソリンの暫定税率が期限切れで、25円安くなったが、1ヶ月の内に与党が再び、暫定税率の延長を、3分の2勢力の力で、強引に元に戻し、その上世界の原油高騰と一緒に成って、急激な上昇を見た、そのお陰で、物価は上がり、国民の生活は急激に悪化した事は、国民に耐乏生活を強いる事になったのである。

我が家においても、最早車は、出来るだけ乗らない、外食はしない、倹約をして、消費を出来るだけ抑える事にした。

この行動が、全国に広がれば、たちまち国の経済は逆回転して、不景気になり不景気が更に不景気を助長する方向に回転してしまったのである。

今回、逆回転してしまった、不景気を正回転に戻すのは、簡単なものではなく、麻生総理の一時的な暫定税率の減税ぐらいでは、大きな期待は持てないのではないかと思われる。
それも企業に対する金融緩和や減税措置は、遣らないより遣ったほうが良いかもしれないが、遣れば、金融機関は、先ず自分達の体質の補強を優先的に考え其の先の中小企業へは、「貸し渋り」によって回って行かないのではないでしょうか、また減税に対しても、消費に回るのではなく、先ず貯金に回るのが普通ではないでしょうか。

一般国民は、増税や、リストラ、物価高で節約を強いられているのだから、その分以上の収入があって、初めて消費に回るのが、普通の考え方であります。

従って、経済対策も、麻生総理の経済対策は、企業や、銀行は喜ぶでしょう、しかし景気を上昇する対策としては、痒いところを靴の上から掻いているような物で、国民に消費を喚起するような、ものではありません。

景気対策の取り敢えずの、手段は、臨時国会の冒頭で、小沢民主党代表が掲げた民主党のマニュフェストを、そのまま、実行することです。

ガソリン税の減税、高速道路の無料化、労働者の最低賃金保障、派遣働者制度の廃止、子供手当ての創設、霞ヶ関官僚の改革、後期高齢者医療制度の廃止等々、ありますが。
やっぱり、早く政権交代するほうが一番早い景気対策になるのではないでしょうか。
(えびなたろう)