きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

海上自衛隊員が15人と格闘訓練事故

2008-10-14 12:25:12 | Weblog
海上自衛隊員が15人と格闘訓練事故       (008.10.14.)

相撲界での新規入門力士に稽古と称して親方はじめ同門力士に暴力を振るわせ、死に至らしめた問題は、大きな人権問題として報道された。

それと同じ様なことが、海上自衛隊内部にも存在する疑いがもたれている。
護衛艦内部で自殺した新人自衛官が、単なる自殺で済まされるところを、内部告発から、上司の侮辱的言動が原因だと言う、福岡高裁の裁判において、逆転判決により自衛官がわの主張が認められている。

今回の問題も、江田島の海自、特別警備隊の養成学校で、若き三等海曹が「しごき」によって死亡している。

死亡した本人は、養成課程をやめて潜水艦部へ移動が決まっていた所であるが、移動の二日前に一人で15人を相手にする格闘訓練をさせられている。

15人から次々とパンチを喰らい、14人目の隊員のパンチを喰らった所で、意識不明になり病院に運ばれたが「急性硬膜下血腫」で死亡したという。

海上自衛隊は、特に軍事機密を盾に、隠蔽体質によって守られている所で、これ等の事も、訓練中の事故として済ませようとしていた物である。自衛官の自殺は他の国家公務員の2倍にもなると言われおり、内部に相当な、常態化した集団暴力行為が横行しているように思われる。徹底した今後の調査が必要なところだ。

自殺に対する先の福岡高裁の判決時に、増田防衛事務次官は上告を断念すると同時に再発防止の反省を誓ったではないか、いまだ何の効果も現れていない。

国を預かる、国家公務員としての意識の欠如は、国全体の省庁に渡って言えるのではないでしょうか。

防衛相・厚生省・国土交通省・文部省・農林省それに地方自治体に於いても、国民に対する奉仕の精神は、何処かへ行ってしまったのでしょうか。

国の体質改善を必要とする癌細胞は、いたるところに蔓延していると言わざるを得ません。
一刻も早く、解散総選挙をやって、綺麗な血が通う政治にして、この国を浄化する以外には如何しようも無いでしょう。
(えびなたろう)