きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

解散より景気対策を優先

2008-10-03 10:06:39 | Weblog
解散より景気対策を優先       (008.10.03.)

麻生太郎総理は「解散より新たな景気対策が必要」と言う考えを示した。アメリカの金融対策状況が芳しくない事から、世界中が夫々の恐慌対策に走っている。日本も何らかの施策が急がれるところだ。

従って、麻生総理も当面の補正予算を行なう事が急がれるが、その後、引き続き、追加の対策が必要との考えを示し解散の先延ばしを考えている。

野党側は、補正予算の成立を早く終えて、早急に解散総選挙の必要性を唱えている。
両者とも急がれる事ではあるが、麻生総理にしてみれば、折角念願の総理になれたのだから、一日でも長く総理椅子に留まりたい気持もあり、野党が「解散」「解散」を言えば言うほど無理をしてまで早くする必要も無く、「解散は私が決める事で、私の口から、解散の“カ”の字も言った事はありません」と突っぱね、野党は麻生総理にじらされている状況だ。

常道から言えば、早くに解散を行なうのが当然だが、いままで、延ばして来たのは自民党のせいで遅くとも福田総理の時にやるべきである。
それを遣らずに、ドタキャン辞任をやり麻生総理に振り替えて先送りした事は、責任を麻生さんにおっつけて、自分は逃げを決め込んだ、福田総理の人の悪さが「私はあなた達とは違うんだ!」と言う言葉に表れているように思う。

切羽詰った今、麻生さんの言う「経済対策」も必要ではあると思うが、その具体的なものが全く示されていないのが、どうも眉唾ものとしか思えない。国民の生活窮状を救う対策なのか、大企業への優遇措置対策なのかで、おなじ「経済対策」も違ってくる。

選挙を前にして、もっと具体的な対策を明確にするべきではないでしょうか。
(えびなたろう)