きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

「~~こんなお国に誰がした~~」

2008-07-22 11:14:24 | Weblog
「~~こんなお国に誰がした~~」     (008.07.22.)

地方分権は先ず、国土交通省の出先機関を廃止して、府県に移管することから始めないと何時までも、中央が権力を固持し、話が進まない。地方分権改革推進委員会の丹羽宇一郎委員長もその事を強く提唱されている。

しかしその裏側では、無論官僚の猛烈な反発はあるが、むしろ自民党の族議員が一緒になって抵抗している、それも「道州制導入を」を口実に「今そのような論議は無意味だ」として先延ばしする事を目論んでいるようである。

国土交通省が、行なってきた公共工事は、地域の意見を無視した、国土の破壊に繋がるものが多く、特にダム工事は、地域の市町村の反対や、諮問委員会の不要提言があっても、それを無視して、最初に決めた物は絶対にやると言う遣り方である。

計画段階では、必要なものであっても、時代の変化で、必要でなくなる場合もありうる、地方の行政にとっては、無駄な負担を強いられる事になり、それが即、地域の住民にも大きな負担を負わされることになるのである。

諫早の干拓事業にしても、あの工事は一体、“何だっ”たのだろうか。四国に3本も橋があるが、必要だったのだろうか、等々。

その様な、過去の膨大な無駄使いを、反省し目下の国の財政に、効率的な税金の使われ方が問題になっている矢先に、近畿の淀川流域のダム建設に事業費3830億円の計画案を6月に国土交通省が公表している、これに対して、地域の住民からは怒りを込めた反対表明をしている。

どうしてこのような事が、いまだに行なわれるのであろうか???

中央官僚の勝手な行動なのか、行政府の意向なぞ全く無視されて発表されている事に、今の政府は手も足も出ない無政府状態なのであろうか、 呆れた国だ。
     ~~~「こんなお国に誰がした」~~~
(えびなたろう)