きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

福田内閣の命運を分ける正念場

2008-07-12 11:29:47 | Weblog
福田内閣の命運を分ける正念場      (008.07.12.)

福田さんの念願であった洞爺湖サミットの議長と言う大役も終わり、先ずはご苦労さんでした。結果は100%満足ではなかったと思うが、温暖化ガス削減に向けての協議にアメリカも新興国グループも参画し、目標数値は決められなくても削減への方向付けが出来ただけでも良かったと思う。

そこで、いよいよ国内問題に対する福田内閣のこれからであるが、山積する諸問題をかかえて未来に向けての方向付けを明確にする段階にきている。

その一つに公務員制度改革推進本部(本部長:福田首相)が11日に発足をした、その人事についても国民からは大きな関心を持って見られていたが、福田総理は「民間の視点に立った行政」をうたい文句に民間人の起用を行なった事に、多少の国民の支持を得たのか此処へ来て、支持率の上昇、不支持率の低下が見られた。

しかし霞ヶ関官僚からは、反発が強く何時なんどき骨抜きにされるか分からない状態にある。
また、北海道開発局の廃止に対しても道庁の行政と重複する事から、地方分権推進委員会(丹羽宇一郎委員長)は、都道府県に置いても、国土交通省の出先機関を各府県に委譲する事を提案しているが、此れに対し国交省は猛烈な反対を示しているようだ。

しかし、地方分権が叫ばれている今日、この機会に権限委譲を行なわないと、今迄と同じで、官僚主導の悪行政を続ける事になりその先に、官製談合・業者癒着・天下り等々の存在が見え隠れしている事は、明白である。

福田総理の支持率上昇は、この所の決断に国民の同意を得ているからで、サミットが終わったこの際、総理の遣りたい内閣に改造する事を提案したいと思います。

特に、今までの経過から見て、改革に消極的であった、伊吹幹事長、町村官房長官は福田さんの足を引っ張っていたではありませんか。

この2人を改革推進派に変える事で、新たな内閣の方向性が示せれば、選挙をやってもそう簡単には負けないかもしれませんよ!

このチャンスを逃がして、ずるずる先延ばしすれば、再び支持率の低下は避けられないと思います。

それよりも国民に我慢を強いることになり、大迷惑で我慢の限界が爆発してしまう事になるでしょう。
(えびなたろう)