きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

大分県教育委員会汚職

2008-07-11 11:04:57 | Weblog
大分県教育委員会汚職      (008.07.11.)

大分県の教員採用試験に県教委参事の江藤勝由容疑者(52)が上司の指示で受験者の点数を修正して合否の判定を操作していた事が判明した。

この事件は、合否に対する贈収賄事件として、贈賄側:矢野哲郎被告と収賄側:二宮政人教育長との間で100万円の商品券を渡していた事から発覚した物で、検察の調査と共に不正のシステムが常態化しており、県議や県教育幹部、更には県教職員組合にも波及する大きな不正事件として浮かび上がってきている。

大分県の小中学校教員試験は県内でも倍率が高く10倍以上の高倍率で県警では「高倍率が不正の横行を招いた」と見ている様だが、県教委の腐敗状況は校長や教頭の昇格にも便宜を図りその都度金品の授受があったようである。

この様な不正採用システムは昨年行なわれた小学校教員の場合41人の合格者がいたが、江藤勝由容疑者は、このうち約20人について、あらかじめ合格させるよう県教委上層部から支持されていたと言っている、そしてその大半が「採用枠」と称し、県議・県教委幹部・教育委員・県教職員組合に枠が振り分けられていたようである。

将に県ぐるみの大きな不正行為といわざるを得ません。真面目に受験する受験者にしてみれば合格するべき筈の人が20人分落とされる結果になることを思えば許せない怒りを持たれるのも無理からぬ事ではないでしょうか。

この問題は、大分県だけの問題ではなくおそらく、他府県にも同じ様な不正があるのではないかと思います。それは教育界と言うところが、閉鎖的な権力構造を備えており「ブラック・ボックス」になっているからです。
此れを監督する、文部省も多少その傾向があるが、正しい事を教える教育の場で金品による不正が横行する事にことに対しては、断固とした処置を講ずる事を要望したいと思います。

他府県の教育委員会に置いても第三者機関の手を借りて、内部調査する必要があると思います、必ず何処かで同じ様なことを遣っている予感がします。
(えびなたろう)