きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

中国産ウナギの産地偽装問題

2008-07-04 10:24:34 | Weblog
中国産ウナギの産地偽装問題      (008.07.04.)

中国産のウナギの蒲焼が「三河一色産」と言う有名ブランド名をつけて暴利をむさぼっていた事件で、兵庫県警と徳島県警が合同で全国7府県にある26箇所の関係先を一斉に捜査の手が入った。

偽装の蒲焼は、「徳島魚市場」が中国から輸入し「魚秀」が購入、高松市内の水産物卸販売会社で、愛知県の「三河一色産」の箱やラベルを使って偽装し、それを神戸の「神港魚類」に卸していた。
それも、伝票上は架空の会社を経由した事にして、偽装隠蔽を図っていたことも判明している。
将に偽装のために、計画的な手の込んだ仕組みの中で、行っていることは全く許せない大犯罪であると言わねばなりません。
更に3日の朝には、食品には使用禁止の合成抗菌剤が検出された事も発表されている。

消費者にとって、商品の品質は、食品表示ラベルが唯一の情報源で、その信頼がいとも簡単に張り替えられ、騙され、それによって暴利をむさぼる業者の存在はとても許すことは出来ません。

農林省は食品表示Gメンを新設し体制強化行なっているとは言っても、此れに対する罰則に至るまでに「改善指示」や「改善命令」が出るだけでその段階で謝ってしまえば罰則に至らないと言うことだから、業界内では、皆がやっている事だからやらなきゃ損だ、その上でばれたら謝れば良い、といい風潮があるそうである。

行政は、この際、罰則をもっと前の段階で行なえるように偽装を遣った段階で即「懲役刑」とか「罰金刑」を掛けられるようにしなければ後を絶つことが出来ないのではないでしょうか。

それと食品業界の消費者に対するモラルの低下は、この所目に余るものがある、中国の偽装を批判する資格は日本人にもありません、情けないことです。
(えびなたろう)