きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

明日から洞爺湖サミット

2008-07-06 11:21:25 | Weblog
明日から洞爺湖サミット      (008.07.06.)

明日から開幕する洞爺湖サミットには、二酸化炭素問題だけではなく、世界中から今問題視されている、経済問題、食料問題、エネルギー問題等山積する諸問題が一挙に持ち込まれ会議の内容は、烈しい論議が戦わされる事が予想される。

参加各国の夫々の思惑が、輻輳する中で何処まで合意がもたらされるかが問われるところだ。
議長国である日本は大変重要な責任を負わされていることで、福田総理の手腕が注目されるところだ。

今回のサミットでの討議には、中国、インド、ブラジル等も参加した事から、前回の京都会議の時より、もっと現実味をおびたグローバルな対応が討議されるものと思われる。

したがって、二酸化炭素の削減対策についてもエネルギーの有効利用の見地から技術的アプローチの必要性に重点を置いた論議をしないと、各国の主張する立場の違いから数値目標だけでは、なかなか話も纏まらないのではないかと思われる。

現実に日本の場合もエネルギー有効利用の面では世界一の技術を持っていて、それを実行してきたのであるが、その上に更に削減の数値目標を課せられることには、産業界からは大変な反発に繋がっている。

数値目標の達成の為だけに考えられた、排出権取引制度なんて、意味のない制度ではないでしょうか、要は、限られた地球上のエネルギー資源を、効率よく使う事に重点を置いた削減制度を掲げる事が公正な立場で、各国の合意も得られ易いのではないかと思います。
その上で、各国が掲げる目標値は、削減技術に伴った目標値を自己申告させることで良いのではないでしょうか。

食料問題にしても、食べ物である食品をバイオ燃料に変えるという事は、食料に窮乏しているアフリカでは考えられない事である。
食料は、人間にとって生きるための絶対に欠かせない物で、今回のサミットで有効な話し合いが成される事を大いに期待したいと思います。

洞爺湖サミットが切欠に今後も有効なサミット会議を実施し、世界的にコンセンサスを得た行動指針にそって地球規模で行なわれる事が、今世紀の大きな課題であると思います。

国際連合に変わって、「目的別サミット会議」を広める事を提案したいと思います。

さしあたり、「人権問題サミット」を行い、世界規模での行動指針を作っては如何でしょう。
(えびなたろう)