きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

中国の有害製品後絶たず

2007-09-23 12:15:30 | Weblog
中国の有害製品後絶たず      (007.09.23.)

中国の有害製品は、ペットフードから、始まり練り歯磨き粉、ウナギ、ウーロン茶、ダンボール肉まん、残留農薬の検出製品等々、アメリカでは遂には有毒な鉛入り塗料を使った製品で全数破棄する処置がとられ、世界的に問題視されている。

中国政府は、安全検査に勤めていると言うが、大手の登録企業のみを検査し、90%は検査に合格していると報告している。中央政府は、その報告を真に受け、むしろ外国が中国製品に難癖を付けて嫌がらせをしていると受け止め、真剣に対処をしてこなかったようである。
 
実態は、登録を受けていない、メーカーの製品が大半をしめ、これらの製品が安くて膨大な量を市場に出している。
そして中央政府では、これらを、しらみ潰しに検査し抑制する事が不可能に近い状態になっている様だ。

中国市場の中小メーカーは、製品に対する品質意識は低く、ともかく、安くて大量に作り、売れさえすれば、特許だとか、規制の制約は、逃れるだけ逃れて、売りまくっている。

さすがの中国政府も自国の製品に此れだけ世界の批判が集まれば何とかしなければいけないと、国務院の中に製品の品質、安全強化の指導、リコール制度の導入等々、強力な規制に乗りだしている。

一般に、資本主義社会の中で、自由競争が行われて居る国では、価格の競争だけでなく品質が悪ければ売れません、無論安くても、有害食品は売れません、この様に、製品に自己制御性が自然と働く様なシステムになっています。

ところが中国の様な共産党の国では、全てが、規制、規制の一点張りで押さえ込もうとするから、市場は、規制を逃れよう、逃れようとするのは自然の成り行きで、どうしても後を絶たない悪徳業者が、出てくるのではないでしょうか。

中国は、政府指導で、近年急速に産業拡大策を取って来ました。確かに産業拡大は「世界の生産工場」と言われるまでになったが、環境の汚染、水質汚濁、食品不安全、偽装製品の横行、等々、規制を強化しても追いつかない状況に来ているのでは無いでしょうか。

来年は北京オリンピックがあるが、中国政府は、無事に遂行出来る事を、国を挙げて望んでいる。

願はくば、 我々も無事にオリンピックが、完遂出来る事を願って止まないのだが!。

                  (えびなたろう)