日本の国際貢献の議論を (007.09.20.)
テロ特措法問題は、インド洋での海上自衛隊の給油活動をめぐり自民党と民主党との間で、論争の的になっている。
此れについて、政府は国連理事会に海上自衛隊の給油活動に対し「謝意」の意を表現する事を行なうよう理事会各国に働きかけ、民主党の反対の根拠となっている「国連が承認しないから反対」と言う理由を覆す狙いがあった、しかしロシアがそれに日本国内問題の疑いを理由に反体したことから全会一致とは行かないが、一応「謝意」を表することには決まった様だ。
此れによって、自民党側は、「民主党の反対の根拠が無くなった」として、特措法延長に望みを掛けた発言をしている。
此れに対して鳩山幹事長は、「国連の承認は必要条件ではあるが、延長を認める十分条件ではない」として反対の主張を変えていない。
本日の毎日新聞に、「平和構築 模索続く 議論なき国際貢献」と言う特集記事が掲載されている。
海上自衛隊の、インド洋での給油活動実態が取材されているが、国内で単にテロ特措法の延長を論じているような簡単な問題では、無いように思う。
第一に、給油相手国であるが、初期段階では90%以上がアメリカ海軍向けでアフガン戦争用だったのが、最近では、アメリカが36%ぐらいで他はフランス・パキスタンが主たる給油相手国で使用目的がイラク戦争用に向けられているようである。
第二に、此れに掛かる費用であるが、日本はこの給油活動に年間1兆円の費用を使っているようだ、「洋上給油スタンド」の働きは無料で給油しているのだから、当然各国から「謝意」の表明があるのは当たり前の事だと思います。
この様に本来テロに対する短期的な対処として出来たテロ特措法は、姿を変えて、タリバン攻撃のイラク戦争に加担している姿に変わっているのです。
今や、泥沼化し、エンドレス化したイラク戦争に日本はこれ以上係わっていく事は、断じて避けなくては成らない事だと思います。
日本の国際貢献は、いろんな分野で、いくらでも遣ることがあります、その事を良く民主党と話し合って、日本の国益を害する事無く此れからをやって行くことが国民が望んで居る事なのです。
姑息な、国連の「謝意」を取り付けて、民主党の反対をねじ伏せようとする試みは、いまだに安倍政権のやり方で、とても話し合いをして行こうとする、反省後の自民党のやり方とは思えません。
23日には、麻生さんか福田さん、どちらが総理に成られるか、解りませんが、安倍さんの国際公約を面子に掛けても遣るのではなく、平和国家、日本の置かれている立場の中で、国際貢献が出来る活動を民主党とも議論し、必要があればその体制を作ってでも遣るようにすれば、世界の国々から沢山の支持が得られる事と思います。
(えびなたろう)
テロ特措法問題は、インド洋での海上自衛隊の給油活動をめぐり自民党と民主党との間で、論争の的になっている。
此れについて、政府は国連理事会に海上自衛隊の給油活動に対し「謝意」の意を表現する事を行なうよう理事会各国に働きかけ、民主党の反対の根拠となっている「国連が承認しないから反対」と言う理由を覆す狙いがあった、しかしロシアがそれに日本国内問題の疑いを理由に反体したことから全会一致とは行かないが、一応「謝意」を表することには決まった様だ。
此れによって、自民党側は、「民主党の反対の根拠が無くなった」として、特措法延長に望みを掛けた発言をしている。
此れに対して鳩山幹事長は、「国連の承認は必要条件ではあるが、延長を認める十分条件ではない」として反対の主張を変えていない。
本日の毎日新聞に、「平和構築 模索続く 議論なき国際貢献」と言う特集記事が掲載されている。
海上自衛隊の、インド洋での給油活動実態が取材されているが、国内で単にテロ特措法の延長を論じているような簡単な問題では、無いように思う。
第一に、給油相手国であるが、初期段階では90%以上がアメリカ海軍向けでアフガン戦争用だったのが、最近では、アメリカが36%ぐらいで他はフランス・パキスタンが主たる給油相手国で使用目的がイラク戦争用に向けられているようである。
第二に、此れに掛かる費用であるが、日本はこの給油活動に年間1兆円の費用を使っているようだ、「洋上給油スタンド」の働きは無料で給油しているのだから、当然各国から「謝意」の表明があるのは当たり前の事だと思います。
この様に本来テロに対する短期的な対処として出来たテロ特措法は、姿を変えて、タリバン攻撃のイラク戦争に加担している姿に変わっているのです。
今や、泥沼化し、エンドレス化したイラク戦争に日本はこれ以上係わっていく事は、断じて避けなくては成らない事だと思います。
日本の国際貢献は、いろんな分野で、いくらでも遣ることがあります、その事を良く民主党と話し合って、日本の国益を害する事無く此れからをやって行くことが国民が望んで居る事なのです。
姑息な、国連の「謝意」を取り付けて、民主党の反対をねじ伏せようとする試みは、いまだに安倍政権のやり方で、とても話し合いをして行こうとする、反省後の自民党のやり方とは思えません。
23日には、麻生さんか福田さん、どちらが総理に成られるか、解りませんが、安倍さんの国際公約を面子に掛けても遣るのではなく、平和国家、日本の置かれている立場の中で、国際貢献が出来る活動を民主党とも議論し、必要があればその体制を作ってでも遣るようにすれば、世界の国々から沢山の支持が得られる事と思います。
(えびなたろう)