きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

明日から臨時国会始まる

2007-09-09 14:39:51 | Weblog
明日から臨時国会始まる      (007.09.09.)

いよいよ明日から臨時国会が始まる。自民党も今までのような、舐めた国会審議で、お茶お濁し、最後は強行採決で、可決成立させて行くやり方では、少なくとも参議院では出来なくなった。

其の分、民主党には、参議院での主導権が与えられた事になり、今までのような野党扱いではなく、参議院での可決成立を阻む事が出来る様になったのです。
 
従って、両政党とも国民の前で、正々堂々、正しい政策論議を展開し責任のある国政を行はなければ、厳しい国民の審判が下る事を自覚しなければなりません。

当面第一の問題は、「政治とカネ」の不明朗な議員経費の問題ですが、この問題も、自民党の永い間、一党独裁的政権維持が、不正解明にチェックが入らなかったり、マンネリ化した感覚が、年金問題不祥事を発端として、あらゆる分野に拡大し、国民の税金を組織的に、不正受給したり、横領したり、自民党と、官僚との強固な癒着状態を作ってきた悪慣習が、今回初めて、国民の前に開示される事になった物で、国民はこの際、徹底究明を望んでいる。

第二の問題は、テロ特別措置法の問題であるが、この問題には、隠されたいろんな情報が国民の前に示される事無く、今日まで引きずってきたもので、ただ、「アメリカから要請されるから」、とか「ドイツのメルケル首相も延長したら!」と言ったとか、我々に本当の事が、知らされていない、表面だけを聞いていると尤もだと思うが、なぜ、小沢氏の言うとおり、国連が此れを支持しないのかとか、アメリカはそれは小沢氏の思い違いだ、とか、その辺の情報を明らかにしないまま、安倍総理は、早々とアメリカのブッシュ大統領にインド洋での給油活動の継続を約束している。

そして、アメリカとの外交公約だと言って小沢の反対にプレッシャーをかけて来ている。このやり方は、話会いの余地を残さず、内閣の死命をかけて約束をして来た事を、国民に強調し訴える積りだろうが、小沢氏も基本姿勢は、アメリカとの協調を提唱している人である。

しかし小沢氏も、話し合う前からこの様なプレッシャーをかけられて、OKするわけには行かないでしょう。安倍さんのやり方は、全てが、力ずくで、事を行なおうとするところがあるようだ。

話し合いを重ねて、良く詰めて、交渉するタイプの政治家では無いようだ。此れでは収まるものも、収まらなく成るのではないかと、それが心配だ。

                    (えびなたろう)