きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

お坊ちゃん、総理では!

2007-09-10 12:50:28 | Weblog
お坊ちゃん、総理では!       (007.09.10.)

阪神タイガースは先月ごろまでは、横浜と3位争いをして、せめて日本シリーズに出場権を獲得できればと思っていたが、ここへ来て猛烈に奮起し勝ち星を重ね、12ゲームも離れていた、1位との差を一気に追いつき、巨人を抜いてトップに踊りでた。
この強さは何なのでしょう。

勢いというものは恐ろしいもので、見ていてもチームが皆一丸となって夫々の選手が
持ち味を100%出し切っている。
撃ってよし、守ってよし、それでも監督は、時々首を曲げているが、(あれは岡田監督の癖だそうです・・・ ああそうか!)。

ナインの一人一人の顔の表情が、勝利の執着心に漲っているのを、感じる。
やはり、事をなす為には此れでなくてはならないと、強く感じるものである。

さて、今日から臨時国会が、始まるが、安倍総理は、米・豪を回り今朝帰国して国会に臨むが、すでに国外で、インド洋での海上自衛隊の給油活動継続を「国際公約」をしてきており、継続できなければ、退陣すると言明している。

何処に、此れから始まる国会で、民主党と話し合おうとする姿勢が、あるのでしょうか。

民主党の小沢代表は、外交的には国連を重視する一方、アメリカとの強調をも強く重要視する人であります。
これからは、自民党も民主党と、良く協議をして、アメリカとの協調の中で、日本の国益に沿った、結論を出して行こうとしている、その前段で、自分の考えどおりの「国際公約」を、内閣の死命をかけて約束して来たとは、わが国、外交の恥を道ずれにした、暴挙と言わざるを得ない。
安倍内閣の、退陣なんかは、どちらでも良い事だが、わが国、外交の恥をさらけ出す様なことは、許されない。ダメの場合は、その恥を民主党に押し付けようとする暴挙である。
此れでは、また、野党も怒るでしょう。寝ている子を起こすようなものだ。
この様な首相の下では、挙国一致の国難を乗り切る内閣の指導者としては、失格と言わざるを得ない。

安倍さんも、阪神の岡田監督を見習って、上手に人材を把握し、その持ち味を100%利かせる、総理の手腕が求められるところです。
結局、人間のスケールが小さいと言う事ではないでしょうか。

                     (えびなたろう)