日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

ガラ拾いって??

2011-02-12 20:09:41 | Weblog

昨日の続き。。。母、ケイコ解説員)

「ちょっと、あんた、ガラ拾いって何のことか、分かる?」

6曲目のタイトルは、『ガラ拾い』

駅で石炭のガラを拾うって文脈から、なんとなく分かるような、分からないような・・・

う~ん、よくは…

分からんやろ? 分からんよね。 ウチのお父さんも大分の駅の近くに住んでいた訳じゃないし、多分、ガラ拾いなんて言っても分からんと思うよ。

駅の近くに住んでいた人しか、分からんよ。

それもね!

蒸気機関車で石炭をくべる駅。

水俣駅は、ちょうど そんな駅だったんよ。

前に話さなかったっけ?

早朝から起き出して、小学校高学年の最初の頃は、お婆ちゃんに連れられてね。

バケツを持って石炭のガラを拾いに行ったって。

その内、中学生になると、下の妹を連れて行ったけど・・・覚えてるかねぇ、あの子(妹の名)

まだ小さかったから覚えてないかもねぇ…」

確かに、夜明けと同時くらいに起きだして、何処かへ行っていた…という話は聴いた記憶がある。

でも、それが何をしに行っていたのかまでは…その時は理解できていなかったのか、忘れてしまったのか。

昭和30年代に子供時代を過ごした母の、「昔はこんなだった。今は恵まれているよねぇ・・・」っていう話は、結構、興味を惹いて、聴いていた方だと思うんだけど。

はて、『ガラ拾い・・・とな?』

「ガラガラだなんて、ガラガラ蛇みたい

という私に母は、むたゆうじさんの曲のメロディーにのって、 解説を始めたのです!

私達は多々良に住んでいたから、駅から近いじゃない。だから誰よりも早く駅に到着して・・・そうそう! 汽車が止まったら姉ちゃんと…』まぁ、私の場合は妹と、だけど。 バケツをさげて 姉さんかぶりの母ちゃんの』 あ、私は姉さんかぶりじゃなかったけどね。毛糸の帽子だった! 機関車の捨てた石炭の 燃えかすの山に 駅のおじさんが水をまく』 …そうそう! そうだった、そうだった! 確かにおじさんが水をまいていたね。そんなこと、もう忘れてた。」

むたゆうじさんの歌詞に 細かく解説を加え…手振り身振りで喋りまくる母、ケイコ解説員。

「ねぇ、ところで 姉さんかぶりって、何? 最初は お姉さんらしく??ってことかと思ったけど、毛糸の帽子だった…?」

「あぁ、姉さんかぶり、知らんかね。 頭に白い布をかぶって畑仕事したりする女の人が昔はたくさんいたやろ? あれよ!」

にゃるほど・・・

どうしてだろうか 駅のおじさんは いつも待ってる僕たちを にがく見おろしていた』

「そうそう! おじさん、いや~そうな顔してた! してた! 自分たちは勤務中で ガラ拾いたくても拾えないからね。 あれ、助かるのよ。燃料になるから。家計の助けになるから、拾いに行ってたのよね。長女の使命感に燃えて」

「おじさん、自分が拾えないから、悔しかったんじゃないの? ぎゃははははっ~!!! それにしても…むたゆうじさん、よく覚えてるね。観察力あるわー 私、もうすっかり忘れてた…」

まだ 燃えそうな クズになった石炭を となりのおばさんに 取られないように… そうよ! そう! 石炭の山をおじさんが運んできて山のようにひっくり返すんだけど、競争なのよっ!! 大人は大きいから上から取るのよっ! 大きなガラを見つけると、すっごく得した気分になって、大人のおばさんたちに横取りされないように 必死で拾ってた、拾ってた! 

それにしても、むたゆうじさん、観察力あるね(その後、同じ台詞が 歌詞のフレーズが流れるたびに、何度となく繰り返す母、ケイコ解説員だった・・・!

 

相変わらず、歌詞カードは、母に取り上げられたまま・・・

曲目は 『とんとん川』

母が必死に解説している間、CDも終わったので、また、最初から聴いて見る私。

「あ、また、最初からね、うん。そうやろ。いや~懐かしいねぇ」 と上機嫌の母。

ガラ拾いの解説が終わると、『とんとん川』の解説が、今度はジェスチャー入り、しかもね。

スカートまでまくりあげてね~! ちょっと、お母さんっ! 何してるのよって聞いたら、

川に入って遊んでいるところ」 だって!

昔は、こんな風に スカートが水に濡れないようにしてから、川の中に入って遊んだって。

水に浸かった足に ハゼがぶつかって、くすぐったくて、捕まえようとすると、しゃがみ込むからお尻が濡れちゃうんだって!

「むたゆうじさんの歌詞の通りよ!」 と、それはそれは大はしゃぎでしたわぁ~

私が印象に残った曲は、『明日歌』 娘さんが生まれた時の歌だなー。

赤ちゃんを(幼児期でも)寝かしつけて、寝顔を見ていると、こんな穏やかな気持ちになるよね、うん。

そうなの。 眠りながら笑ってるよね。 まぶたがピクピクって動くよね。 どんな夢をみて、どんな人生を歩んでいくのだろうって 愛おしくなるよね。 (ゆうちゃ~ん! 私が想うのは ゆうちゃんですが… ここは母の解説いらない

そして、とうとう。。。

母ケイコ解説員も山場を迎え~

最も熱かったのは、9曲目の

『ただそれだけ』

母曰く、「これはね! 窒素が水銀を海に流したりして自然が破壊されたことに対する むたゆうじさんの怒りの歌よ!

ほらっ! ここ、ここっ!

家のすぐ裏山の林が裸にされる 大きな工場のために すべて奪われてしまう

母ちゃんと耕したことも 汗がしみ込んでいる土も みんな想い出に変わる 海へとしずんでしまうよ

人が生き延びるために 必要なことですか  …って、むたゆうじさんが問いかけているでしょ? ほら! いつも優しい声で歌ってるのに、この曲だけは、声が激しいじゃないのっ! これは むたゆうじさんの怒りだって!!!」

 

そして2度、最初から最後まで通してCDを聴いたあと、もう一度だけ・・・「むくもりの詩」

この曲だけ昨日の段階で3階、聴きました。

まだまだ母の解説および、想いで話しは続行中でしたが、、、

最終曲の 「むくもりの詩」には むたゆうじさんの御友人、詩人の 神谷 恵さんによる(私は存じ上げておりませんが) とても素敵なメッセージが掲載されています。 『友 むたゆうじへ』 全文紹介したいけれど、いつか手に取って読まれて下さいね。 深い友情を感じますから…Lots of love

http://mutayuji.cart.fc2.com/  ショップはこちら

曲の解説から想い出話に変わったころ、ようやく母も歌詞カードを手離したので、CDジャケットに書かれた文章を読みながら、もう一度、「ぬくもりの詩」を聴いてみたかったんです。 ラストにふさわしい曲をありがとうございます

 もうひとつ、皆さんにお話したいことがあるんですけど、次回に。。。

むたゆうじさん、たくさんのメッセージ、ありがとう

すず(まゆみ)

 

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6 Comments

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すずさま (Hawks Fan)
2011-02-13 19:51:43
すいません。
今戻りました。
また詳しい情報はUPします。

多村選手元気でした。
写真はありません。
(笑い)
お楽しみに。
Hawks Fanさんへ (すず)
2011-02-13 23:34:12
お帰りなさ~い!
宮崎は寒かったですか?
福岡は雪が斜めから降ってきて
昨日は寒くってぇ~
今朝も雪がお庭につもっていました!

でもお昼には晴れましたよ。
宮崎キャンプ、ファンの熱気で熱かった~でしょうね。

タムも元気だったんだ~
打撃好調みたいですね。
昨日だったかな。
ニュースでちらっと見たけど。
カッとばしてた!(笑)
タムらしい笑顔も観れたし満足♪
写真ないんですか。
ちょっと残念だけど(苦笑)
次回は宜しく(?)
すずさま (Hawks Fan)
2011-02-14 08:44:48
すずさん
写真はありますが全部載せられません。
だから多村選手は??です。
(笑い)

期待せずに待っていてください。
Hawks Fanさんへ (すず)
2011-02-14 21:05:12
写真はたくさんあるのですね。

全部掲載は無理でも・・・
タムの写真は出し惜しみせずに
どうか見せて下さいませ
すずさま (Hawks Fan)
2011-02-15 08:32:32
明日から載せます。
1枚目は???
お楽しみに。
Hawks Fanさんへ (すず)
2011-02-15 21:23:54
明日から・・・ですか!
幸い、私は明日お休みなのよん。
期待しちゃお!
楽しみにしていま~す!

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