日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
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米大統領トルーマンの日記

2016-08-07 07:29:43 | Weblog

 原爆投下の決断がトルーマンによって”明確に”下された訳ではなかった、「女性や子供を標的にしない。あくまで軍事施設」という大統領の意向を無視し、最後まで京都に原爆投下にこだわった軍司令部。京都駅と繊維工場を軍事施設と嘘の報告までして、ゴーサインを取りつけようとしたという! トルーマンは京都を二度、訪れたことがあったそうで、そこには大勢の市民の暮らしがあることを知っていたらしい。勿論、軍が作成した報告書に対し、No!(ノー)と言い続けたトルーマン大統領。米国では大統領の承認がなければ、最終決定はなされなかったらしい。結局、軍は京都を諦め「広島は陸軍の軍事都市」と、これまた嘘の報告書を作成。米国の研究者の間では、巧みに「広島は軍事基地である。よって原爆投下による非戦闘員への被害はない」と大統領に思わせる内容だったという。結局、「それでは…」と消極的にサインは出たらしいのだが、長崎に原爆が落とされた前日に、広島の写真を側近に見せられ、真実を知ったという。知人へあてた手紙には、カメラがクローズアップしずぎて文章全体は見れなかったが、「regret」「 women」「 children」という3つの単語が見えた。後悔、子供たち、女性…

 広島原爆資料館を訪問した際、イギリスのチャーチルと米国ルーズベルト、ドイツから米国に亡命したアインシュタインらが積極的にかかわっていたこと、2発の異なる種類の原爆を何がなんでも戦争終結前に、「実験として」落としたいと思っていたこと…は知ってはいた。あの時も衝撃だったが、今回も同じくらいの衝撃を受けた。 今回は昨夜、9時に観たNHK特集。元々ルーベルトの突然の死で副大統領だったトルーマンが大統領に就任し、全く原爆のことは知らされておらず、軍から知らされた後も、「すでに多くの非戦闘員が空襲により亡くなっている。ヒトラーと匹敵するくらいの大虐殺となるであろう」「米国が世界から非難される」ことを心配していたというのであれば、なぜ、あのような態度を戦後、取り続けたのだろう。

 「原爆により5千の米兵の命が救われた」という、ありもしない嘘。71年後の今も定説になってしまった米国の世論。NHKが入手した米軍司令官(実際に大統領と対面でやり取りし、嘘の報告書を作成した人物)の証言(肉声)とトルーマンの日記や手紙を全米に公開してほしい。「アメリカが原爆を落としたことで、戦争は終わった」と小学校で教わり、長い間、日本人の子供ですら そのように信じ込んでいたのだから…。オバマ大統領が これらの資料を基に演説をし、核廃絶を訴えられたら… オリンピックに対する興味も吹っ飛んでしまった夜、思うのだった。

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