つれづれの記

日々の生活での印象

ファーブルのバトン

2023年01月20日 18時14分41秒 | 日記

 2023年1月20日(金)  ファーブルのバトン

 

 

〇先日の1月15日だが、NHKのBSTVを観ていたら、「ファーブルのバトン 親と子の博物誌」という番組で、親子3代の、ユニークな家族が紹介された。

 

     蝶と遊ぶ?父         孫恭     子英治  父久     

予定を決めずに、車を走らせながら、状況に応じて、気ままに寝泊まりする、北海道と沖縄を廻る漫遊記である。

 

三代に亘る親子は、下記のNHKサイトによれば、以下である。

 (「ファーブルのバトン 親と子の博物誌」 - BS1スペシャル - NHK.html

     父   奥山 久氏 83歳   

     子   奥山英二氏 58歳   

     孫   奥山 恭氏 28歳   

◇祖父の奥山 久氏が、博物親子の始まりである。氏は、秋田県の出身である。

博識で、特に、植物には詳しいようであるが、ファーブルの昆虫記は愛読したようだ。

カメラを持ち歩いて、写真を撮りまくっている。

   奥山 久氏

下図は、久氏の、図鑑や著書などの、数多い著作の一部である。

(図は、ネットのサイトから引用)

 

 

TV番組の中で、久氏が、ファーブルに自慢できることがあると言ったのだが、何だったのか、思い出せない。ファーブルは92歳まで生きているので、年齢では無いし、親子3代の家族の生活のことだったろうか?

 

◇奥山英治氏は、久氏から、この道の英才教育を受けて、自由気ままに、のびのびと、育てられたという。博識の中でも、特に、昆虫に造詣が深いようだ。

下図は、土手で、ノビルと思われる野草を掘り上げて、スコップを担いで得意げな、英治氏だ。

 

 

氏は、日本野生生物研究所代表を務めているが、著作の一部を、下図に示す。

(参照:奥山 英治(著者詳細情報) _ 絵本ナビ _ 作品一覧・プロフィール.html)

 

 

◇奥山恭氏は、車の運転手も兼ねながら、道中で、趣味の釣りを楽しんだりしていた。

 旅の後半は、仕事で帰ってしまっている。

 

〇ファーブル昆虫記に因む筆者の思い出について、触れたい。

 就職し社会人になって間もなくの頃、藤沢から湘南電車で新橋まで通勤したが、車中の1時間ほど、退屈を紛らわすため、岩波文庫のファーブル昆虫記を読むこととした。車両はボックス型で、坐れなくとも、背もたれがあるので、両手が自由になり、立ち読みに好都合であった。 

 昆虫記の他、同じスタイルで、ルソーの、エミールなども読んでいる。

 岩波文庫の昆虫記は、当時は、全20分冊であった。頭から読んでいくのは、面白く無いので、最後の、第20分冊から読み始めた。

当時の読んだ本は、調べたところ、全20分冊の内、第5~第10以外は、現在も書棚にあることが判明したのは、嬉しかった。手許にある、この昆虫記には、1965年(S40年)の書き込みがあり、裏表紙には、“自然の中で”を読ん

で”、と書いてあるが、今となっては、意味不明である。

岩波文庫の昆虫記は、現在は、原書と同じ全10巻で刊行中のようだ。

 

読んだ昆虫記の中で、以下のような話題は、今でも記憶に残っている。

  ・糞転がしが、後ろ足で糞を転がす話

  ・草の茎の中にいる蜂の幼虫を観察する話

  ・毒きのこを何度も煮沸して解毒する実験の話

筆者が、昆虫記に興味を持った理由は定かではないが、田舎育ちで、生き物に関心があった、ということだろうか?

 

 

コメント
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