青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

アパートの裏山- Nature of Misty Hill青梅市霞丘陵の自然2021.4.27

2021-04-28 20:42:28 | コロナ 差別問題と民主化運動 身近な自然


読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。

【Ⅰ】
マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】
「沖縄に対する日本」
「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」
の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。
 
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今春、この場所で出会った蝶は、今日の1種を加えて計28種。うち27種撮影。今日再びサトキマダラヒカゲを見かけましたが、また撮影し損ねました(夏型は去年河辺駅前で撮影済み)。僕にとっては、28種中最も馴染み深い種なんで、ついついかえって疎かにしてしまっている?
 
これまでの総括を兼ねて、一応今日(4月27日)撮影した蝶を紹介しておきます(学名の特定はここでは行いたくないのですが、外国の方が写真を見られる可能性もチョコッと考えて、適当に示しておきました)。
 
年一化(幼虫越冬)、早春出現種
ミヤマセセリ Erynnis montanus 深山珠弄蝶
 
多化性の早春出現第一世代(キアゲハのみ蛹越冬、ほかは幼虫越冬)
キアゲハ Papilio machaon 金凤蝶
ベニシジミ Lycaena phlaeas 红灰蝶
ヤマトシジミ Pseudozizeeria maha 酢酱灰蝶
モンキチョウ Colias erate 斑缘豆粉蝶
 
多化性成虫越冬
キチョウ(キタキチョウ) Eurema hecabe 宽边黄粉蝶
ルリタテハ Nymphalis canace 琉璃蛱蝶
キタテハ Nymphalis c-aureum 如黄蛱蝶
 
多化性(幼虫越冬)の晩春出現第一世代
コミスジ Neptis sappho 小环蛱蝶
ダイミョウセセリ Daimio tethys 黑弄蝶 (本日初見28種目)
 
年一化(卵越冬)、晩春出現種
ウスバシロチョウ Parnassius glacialis 冰清绢蝶
 
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キアゲハPapilio machaon、ベニシジミLycaena phlaeas、ヤマトシジミPseudozizeeria maha 。キアゲハは相当にボロです。ベニシジミはそろそろ第2化が現れるかも知れない。ヤマトシジミは冬の間際までいるので、「実質上成虫越冬」のようなもの。
 


モンキチョウColias erate。それにしても、よほど早い時期に出現しているようです。4月に入って見る個体は、大半が汚損しています。
 


一方、成虫越冬のキチョウEurema hecabeの方は、意外に汚損が進んでいません。本当に(全ての個体が)成虫で越冬しているのだろうか?という疑問も、ちらりと浮かびます。
 


この一か月タンポポの草原に通った目的は、例のモンキチョウの「メス→オス“逆”追飛翔」を確認するためでした。結局、一例も出会わなかった。何でなのでしょうか? 今まで気が付かなかったけれど、第2化以降の世代しかそれを行わない、という事なんでしょうか? この写真のように“一般的な”交尾拒否パターンはしばしば見かけるのですが。
 


キチョウの、越冬後の「不思議な行動」、“産卵のために地表近くを飛ぶメスの1mほど上をオスがフォヴァリングし続けるペア”、は多数チェック出来ました。既に交尾は前年秋のうちに行われているはずなので、だとしたら、オスにとってどんな意味があるのか?
 




最もよく遭遇するのは、モンキチョウとキチョウの“出会いがしら”の追飛翔。
 




キタテハNymphalis canace、ルリタテハNymphalis c-aureumとも、まもなく第2化が現れると思います。
 


コミスジNeptis sapphoは今が第1化の最盛期です。
 


早春出現年一化種“三姉妹”のうち、ツマキチョウ(春の乙女)とコツバメ(春のオテンバ娘)は姿を消してしまったよう
ですが、ミヤマセセリDaimio tethys (春の淑女)は、まだ生き延びています。それにしても、一年の大半を幼虫で
(コナラの葉をずっと摂食しながら)過ごすという生態*は、非常に興味深いです。
*インターネット上で、「輝」さんという方の「大阪市とその周辺の蝶 (coocan.jp)」の中に、詳細な観察報告が示されています。
 




今日初見の蝶、ダイミョウセセリDaimio tethys。
 
この後、「日本の蝶」第一回は、
★ダイミョウセセリの関東型/関西型が示す“意味”と、中国産近縁種について、
★ウスバシロチョウ(“パルナッシウス”の分類についての私見)、
のどちらかからスタートする予定です。
(保留し続けている「キチョウとモンキチョウの謎」もアップしなくてはならんですが)
 
 




ウスバシロチョウParnassius glacialis。メスです。交尾後の個体は、オスの体液によって“スフラギス(交尾嚢)”が形成されます。いわば「貞操帯」なのですけれど、種によって形が決まっている、というのが凄いです。この写真のメス(別個体)も既に交尾済みなわけですが、非常に新鮮であることを考えると、おそらく羽化直後に(たぶん地表上に近い場所で)交尾が成されているものと思われます。







コメント
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