青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

無題

2023-05-30 13:11:10 | 熱中症、差別問題と民主化運動、身近な自然



コロナの敵(原因)はマスク。

熱中症の敵(原因)は冷房。

ついでに、正義の敵は正義、平和の敵は平和。

集団性自己中で早晩人類は(たぶん最初に日本人が)滅びます。



・・・・・・・・・・



ここ数日、イオンの無料送迎バス(朝8時35分)でマクドに。朝マック240円。夕方の送迎バスで帰還。ハローデイで39円のソバ(うどん)玉の売れ残り半額(20円)。あと100円でチーズとかパンとか野菜とかをチョイス。一日の生活費360円の格安ライフを満喫?しています。



昨日は、夕方アパートに戻ると、僕の部屋の前に近所の人達が集まっていました。一体何事?と話を聞いたら、パトカーが来て、ここで暴れていた女性を、たった今連れて行った、と。僕とは関係ないよね?三世ぐらいしか思いつかないし。太った女性(知り合いいない)だというので一安心。2階の並びには他に数部屋あるので、その誰かの関係者でしょう。1分早く戻っていたら騒動に巻き込まれていたかも知れんです。それにしても物騒で、厳重に鈎をかけて寝ました。



一昨日の朝は、送迎バスを待ってたら、バスと一緒にルリシジミがやって来て、アカメガシワに産卵を始めた。さて、どうするべきか?一瞬の判断で、バスをスルーして、次の9時35分(朝マック間に合う)までルリシジミのチェックをすることに。産卵した個体(望遠レンズがないのでまともな写真を写せない)がルリシジミなのかヤクシマルリシジミなのか確かめておかねばなりません。



ほかに、クロバナエンジュ(帰化種)とRubus(たぶんナワシロイチゴ)にも産卵を確認。テイカカズラ、イヌビワ、クズ、スイカズラ、、、等々も生えていて、どれもルリシジミ・ヤクシマルリシジミとも、食草にしそうな植物です。何頭もの雌雄が飛び交っているのですが、止まってくれない。結局、次のバスまで、まともな写真は一枚も撮れませんでした(望遠もマクロもストロボもないのでまともな写真が撮れるわけない)。アカメガシワの蕾に産付された卵をサンプルして、親になるまで育てて、どちらの種か確認することにしたのだけれど、うっかり胸のポケットに入れたままにしていたら、(マクドでジャケットを脱いだ時に)落っことしてしまったらしい。先日の鍵の紛失に続いて2連続エラーです。



ゴマダラチョウもいたけれど写せませんでした。駅裏の(たぶん麻生一族の小さなお墓のある)小高い丘の急斜面の繁みと国道の接点、このような環境に蝶が多いのです。道路や鉄道線路が渓流の役割をしているのですね。むしろ(護岸整備された)本物の川岸より、好適な環境が再現されているのだと思います。













夜には(後期高齢者になって生まれてはじめて所有した)TVを見まくっています。長野の事件には、様々な意味で、心を痛めています。



プラタモリは前回が奄美大島、一昨日が屋久島、次回が種子島、、、。もちろん、というか、思うところはありまくりで、やっぱり、いつかはこれらの地に戻らねばならない、という思いが、改めて心を過ぎった次第です。



TV番組のお気に入りは「バタフライ・フェクト」のシリーズです。昨日はベトナム戦争でした。立場を明確にせず、ただ映像だけを提供する、というNHKの姿勢は、敬服に値します。なんだかんだ言ってNHK(個人的には嫌いなところありまくりだけれど)の番組の多くは、抜きん出ています。



空気(≒民主主義)で形成されているのではなく、独尊(≒権威主義)なんですね。多くの人はそれを否定するわけですが、ソフトな強権に結びつく“空気”のほうが、僕的にはずっと怖さを感じます。自分(自分たち)が正義であるという拠り所を齎す“空気”の存在に、、、、。



遡りフィールドガイド。2023年5月8日。



サトキマダラヒカゲ、コチャバネセセリ、、、日本の生物を代表する種(日本列島固有種)なんですよ。いい蝶だなあ~~としみじみ思うのですが、誰も同調してくれないかも知れませんね。単なる固有種というのではなく、そのルーツがよくわかっていない(後者は台湾に姉妹種)という魅力も。



ベニシジミは第1化と2化の狭間。トラフシジミの春型にこの日初めて遭遇したけれど、ボロ個体のピンボケ写真、来年に持ち越しです。



コジャノメは結構いい写真が撮れた。この蝶のアイデンティティも、実は謎に溢れているのですよ!















































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「中国蝴蝶野外観察図鑑」(484頁/約650種掲載)完成祝のプレゼント願います

2023-05-27 16:32:53 | 熱中症、差別問題と民主化運動、身近な自然




コロナの敵はマスク。

熱中症の敵は冷房。

ついでに、正義の敵は正義、平和の敵は平和。

集団性自己中で早晩人類は(たぶん最初に日本人が)滅びます。



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必死になって取り組んでた「中国胡蝶野外観察図鑑」完成したのだけれど、燃え尽き症候群です。むろん、次にやること山ほど残っています(「近所の蝶」「春の女神(ギリシャ)」「中国植物図鑑」、、、)。でもその前に、完成作品を経済活動に結び付けねばならない。



そこに大問題が、、、。肝心の僕自身が完成作品を見ることが出来ないのです。1セット5000円余、とても購入する経済力などありません。完成次第、関係各機関(とりあえずは日本の大学や博物館、各メディアなど)に献本して、直接的間接的に協力を請おう、という目論見なのですが、肝心の自分の作品を入手出来ないことには、先に進めようがありません。



読者の方が購入して、作者にプレゼントしてくれないですかねぇ~(本気でそう望んでいるので、下記にその方法)。



PDF収納の原版を送ればいいではないか(タダで済むし、クオリティは圧倒的に高い)、という意見もありますが(僕も基本はそう思っている)、本にして寄贈すればほぼ確実に見てくれるけれど、デジタル収納では8・9割がた見てくれない(それ以前に僕のパソコンから送ることが出来ない)。



残り財産2500円。次の支給日(2万円、光熱費を支払うと数1000円しか残らない)まであと5日。1日500円使えるので、とりあえずは楽勝だと思います。イオン(マクド)への無料送迎バスを発見したので、朝マック240円、昼に170円ハンバーガー。



ということで、2023年5月27日 近所の蝶(福岡飯塚編)。



朝のうちだけ撮影に出かけました(11時のバスなので、朝マックは食べ損ねた)。



先週、メスグロヒョウモンの新鮮な雄に出会ったのだけれど良い写真は撮り損ねたので、同じ場所に行ってみました。初夏のヒョウモンの記録は貴重です(このあと夏眠して秋に再登場)。結局遭遇出来ず、代わりにツマグロヒョウモンの第二化雄が多数発生していました(あるいは「第1化」は越冬個体?)。



セセリはチャバネセセリばっかしで、イチモンジセセリはいないですね(最初は多かったのですが)。ちなみに今年になってのセセリの出現順(数日間に踵を接しての出現)は、コチャバネセセリ、ダイミョウセセリ、クロセセリ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ(この辺りにもいるはずのミヤマセセリ、ミヤマチャバネセセリには出会えず)。



ベニシジミは、第2化が一気に出現し始めました(黒化度は様々)。すでに第3化の個体も混じっているのかも知れません。羽化直後と思われる個体が多く、ヨロヨロとぎこちなく飛んでいたりします。ちなみにラストワンショットは、送迎バス停の足元のアスファルトに生えていた小さなスイバに産卵する雌。



ツバメシジミも第2化。



モンキチョウは第2化の後半あたり。東京でもそうだったのだけれど、モンキチョウと言えば雌→雄の「逆求愛追飛」。それが何故か見られないのです(これまでの経験に鑑みれば頻繁に行っているはずなんですが)。



キチョウ(キタキチョウ)は完全な夏型ですね。




























































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https://www.seichoku.com/item/DS2005276


https://www.seichoku.com/item/DS2005277


https://www.seichoku.com/item/DS2005278

↑これをクリックすれば購入できます(コンビニ支払いも可能)。ぜひともプレゼントしてください!!!
送り先:福岡県飯塚市有安962‐158 サンカレッジ鳥羽206号 (電話なし)











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クロヒカゲ

2023-05-26 22:03:53 | G7、差別問題と民主化運動、身近な自然



コロナの敵はマスク。

熱中症の敵は冷房。

ついでに、正義の敵は正義、平和の敵は平和。

集団性自己中で早晩人類は(たぶん最初に日本人が)滅びます。



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遡りフィールドチェック 2023.5.9



クロヒカゲ、クロアゲハ、クロセセリ、、、ちなみに中国名「黒弄蝶」はダイミョウセセリのこと。



クロヒカゲの雌(ラストフォト、最初の写真は雄)は蝶の中で一番美しい(ことに前翅の白帯)と思ってるのは、僕だけでしょうか?(^^;)



この数日、イチモンジセセリに、ちょっと拘っています。


































































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ヤクシマルリシジミ、ルリシジミ、ついでにゼリンスキー

2023-05-25 08:01:36 | G7、差別問題と民主化運動、身近な自然



コロナの敵はマスク。

熱中症の敵は冷房。

ついでに、正義の敵は正義、平和の敵は平和。

集団性自己中で早晩人類は(たぶん最初に日本人が)滅びます。



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祝!「中国蝴蝶野外観察図鑑」完成!!

翻訳の正誤チェックと、字体統一の作業を真面目にしていたら、あと一か月ほどかかりそうです。でもって、適当なところで完成ということにして、見切り発車することにしました。



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昨日、市役所に用事があって(そのあとマクド)、朝徒歩で市中に向かいました。カメラ必要ないので部屋に置いてくるはずだったのが、うっかり肩に掛けたまま出てきてしまった。お気に戻るのも面倒なのでそのまま持って行きました。駅前の路傍にルリシジミの雌雄が追飛していた。雄はなかなか止まらない。でも雌は止まって翅を開きました。カメラ、役にたったです。



部屋に戻って写真チェックしたら、ルリシジミじゃなくて、ヤクシマルリシジミです。そうか、九州にはヤクルリがいるんだ。



というわけで、今朝も同じ所を通ってみた。雄が乱舞していました。なかなか止まりません。止まっても翅を開かない。一応撮影しときました(こっちはルリシジミのようです)。翅を開くまで粘りたかったのですが、10時半に「朝マック」(240円)が終了するので、そうもしていられません。



昨日は市役所の入口で、実に醜いものに出会ってしまった。空気伝搬による集団強要圧力。一応僕も飯塚市民なんですが、平和を口実に武器商人の片棒担がされるなんてまっぴらごめんです。



良い事もあったですね。マクド(イオン)まで徒歩往復2時間半、バス利用だと往復760円。ところが、イオンの無料送迎バスというのを見つけた。買い物客以外も自由に利用できます。これならほとんど歩かずに済みます。



写真は前半がヤクシマルリシジミ雌(2023.5.23)、後半がルリシジミ雄(2023.5.24).














































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チャバネセセリ

2023-05-22 21:09:17 | G7、差別問題と民主化運動、身近な自然



コロナの敵はマスク。

熱中症の敵は冷房。

ついでに、正義の敵は正義、平和の敵は平和。

集団性自己中で早晩人類は(たぶん最初に日本人が)滅びます。



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広島の被爆者の方がTVでこんなことをつぶやいておられました。



>サミットは失敗だと思います。だって、(異なる主張の話し合いの場だと思っていたのに)武器調達の話題をしに来ているのですもの、、、。



あまり報道されていないようですね。ゼリンスキー来日で平和の願いを美化しなきゃなりませんものね。

広島長崎の人たちが犠牲になることで戦争が終結し“平和”が訪れた。

結局のところ、ゼリンスキーは、武力の力で同じことをしようとしているんですよ!







昨日は天気が良かったので、早朝短時間だけフィールドに出かけていました。



チャバネセセリが飛び交っていた(イチモンジセセリは何処に行ってしまったのか?)。



チャバネセセリのポートレイト写真なんて、まず見る機会はないでしょうから、この際たっぷりと紹介しておきます。

(附:ベニシジミ、モンキチョウ)






















































































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戦争と平和 

2023-05-21 20:57:41 | コロナ、差別問題と民主化運動、身近な自然



コロナの敵はマスク。

熱中症の敵は冷房。

ついでに、正義の敵は正義、平和の敵は平和。

集団性自己中で早晩人類は(たぶん最初に日本人が)滅びます。



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中立の立場を採っているインドのモディ首相。ゼリンスキー氏と対面しての発言。

>我々が協力できるのは、政治的な側面でも経済的な側面でもなく、人道的な側面。



重い言葉だと思うのですが、きちんと報道されていないようですね。



遡りフィールド日記。5月11日。










































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再々度、ゼリンスキー大嫌いです!!

2023-05-20 22:32:30 | コロナ、差別問題と民主化運動、身近な自然



コロナの敵はマスク。

熱中症の敵は冷房。

ついでに、正義の敵は正義、平和の敵は平和。

集団性自己中で早晩人類は(たぶん最初に日本人が)滅びます。

「陰謀論」(あるいは痴呆症ジジイの繰り言)と言われても良いです。言い続けますね。



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「キ〇〇〇に刃物」という言葉があるけれど、実際には、いわゆるキ、、は、それほど怖くはないと思う。怖いのは、正義の衣を纏った権力者。自分は権力を持っていると思い込んでいる人たち(一般市民含み無数にいます)が、正義を振りかざすことで社会のシステム(空気)が構築されているんで、それでもって、弱者がどんどん追い詰められていく。



猿之助は置いといて、今僕が心を痛めているのが逸ノ城の電撃引退ですね。あと山川穂高とかも、、、。逸ノ城にしろ穂高(バウアーもそうだけれど)にしろ、一癖も二癖もある人物。空気の外に立っている。まあ、他とは明らかに違うわけで、、、。人間皆他とは違うとか、多様性がどうのこうのとか、分かったようなこと言ってるけれど、大衆(いわゆる健全市民)は結局そのことを何にも分かってない。



「キ〇〇〇に刃物」クソ警察官とかまさにその典型。よく(ことに中国や東南アジアでは)「悪の筆頭はお巡りさん」と言いますね。でも日本の警官はそれどころじゃない。その低能さは、救いがたい段階です。いや、外国のおまわりは、悪を自覚してそうなだけ、まだ良いのです。正義だと思い込んでいるところが恐怖。 



今日、まるっきり偶然、素晴らしいお巡りさんに出会ったです。こういう警察官もいるんだと、ちょっと嬉しくなってきました(でも組織の中では大変だろうな、、、)。掃き溜めに鶴、なんていうと、他のお巡りさんたちに失礼かな(香港では警察の味方だったのだし)? でも実際そうなんだから仕方ないです。



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遡りフィールドチェック。5月14日も溜池堤防です。














































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「近所の森と道端の蝶」福岡編 2023.5.15

2023-05-19 21:55:38 | コロナ、差別問題と民主化運動、身近な自然




読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。



【Ⅰ】

マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】

「沖縄に対する日本」

「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」

の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。



・・・・・・・・・・



「中国蝴蝶野外観察図鑑」全体の翻訳や字体のチェックに入っています。あと1週間ほどで発売に漕ぎつけそうです。



順次遡って、フィールドでのポートレイト写真を、原則キャプションなしで羅列していきます。5月15日は、やはり溜池の土手。イチモンジセセリのチェックですが、あまり成果はなかった。



でも、ベニシジミの夏型(移行段階)にこの日初めて出会ったの(前世代と新世代の混在)が、大成果です。



あと、後半のキタテハに注目。僕の座っているところの20センチほど横のアザミの花で吸蜜をはじめて、1時間33分(最初のカット=12枚目紹介が11時36分、最後のカット=23枚目紹介が13時09分、そのあと隣の頭花に移動)、同じ頭花で(一つ一つの小花にストローを差し込んで)延々と蜜を吸い続けていた。撮影のため5センチぐらいまで近づいても、お構いなしに夢中で吸蜜しつづけていました。











































































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「近所の森と道端の蝶」福岡編 2023.5.16

2023-05-18 20:40:45 | コロナ、差別問題と民主化運動、身近な自然




読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。



【Ⅰ】

マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】

「沖縄に対する日本」

「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」

の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。



・・・・・・・・・・



「中国蝴蝶野外観察図鑑」本体484頁、やっと完成です!!!

この後、翻訳のチェックと、見出しや文章の字体の統一、これが結構大変で、商品にするまではまだ暫らくかかりそう)(今月中に終える予定)だけれど、とりあえずホッとしました。



春先から少しづつ撮りためてきた、近所の蝶たち(今年に入って35種)を少しづつ紹介していくことにします。とりあえずは、新しいところ(一昨日5月16日)から遡って。原則大雑把な概要だけで写真キャプションなし。



スーパーマーケットの先の山際の溜池の土手。数日前から出現しているイチモンジセセリとチャバネセセリ狙い。でも、素早くてなかなかいい写真が写せません(イチモンジセセリは、ほぼ撮影失敗)。



去年の秋は、結局(本来秋に大発生するはずの)イチモンジセセリに一頭も出会わなかったのですよ。なのに、本来ほとんど発生しないはずの晩春(初夏)の個体は結構いる。一昨年の東京でもそのような傾向(秋にも思ったほど多くない)があったのですけれど、そのことがはっきり確認出来た次第です。















かつてのような、秋の極端な大発生は、種の本来持つ性格からすれば例外的(二次的)な現象で、春夏秋(5月7月9月)に均等に出現するのが本来の姿だと思います。「移動」が加わる場合もあるわけですが、それは単に「南北の季節移動」とだけ捉えるのでなく、多様な側面から俯瞰的に見渡していかねばと思います(アサギマダラの場合もまさにその例です)。















ルリシジミは第二化が多数発生しているようです。でもなかなか止まってくれない。止まってもなかなか翅を開いてくれません。雌の産卵に出会いました。第一化はフジの花の蕾だったのですが、今回は草本のタデ属の蕾。イタドリが好きということは知っていましたが、タデは意外でした。






























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報告

2023-05-17 21:01:15 | コロナ、熱中症、身近な自然


読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。



【Ⅰ】

マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】

「沖縄に対する日本」

「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」

の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。



・・・・・・・・・・



日中30度を超えたそうで、熱中症対策をどうのこうのと姦しいのですが、、、。

コロナの敵はマスク。

熱中症の敵は冷房。

集団性自己中が人類(最初は日本人)を滅ぼす。

陰謀論? 別にそう取られてもかまいません。



「中国蝴蝶野外観察図鑑」99.9%まできました。

昨日の晩は、もう一頑張りと、予定より多くの項目の英訳・中国語訳に取り組んだのですが、最後シャットダウンに失敗して、頑張って書いた項目が消えてしまった、、、。泣きたくなるのをグッと堪えて、やり直し。睡眠時間削るしかありません。



残りは、イチモンジセセリの項目だけ。明日の午前中には完成です!



先週あたりから、そのイチモンジセセリの第1化が出現しているので、実態チェックに午前中撮影に向かいました。原則、好天日は6時間フィールド&6時間デスクワーク、悪天日は朝から12時間フルにデスクワーク(Wi-Fi利用)です。明日から天候が崩れるようなので、今日午前中は撮影に向かいます。



ちょっと楽をしようと、布団のシーツを持って行って、ペットボトルの麦茶を飲みつつ、寝転びながら観察・撮影することにしました。



ところが、大失態。ポケットに入れていた部屋のカギを落っことしてしまった!草叢の中を這いつくばって必死で探したのだけれど、何故か見つからない。結局、新しいカギを持ってきてもらうことに。3000円の出費です。大変なダメージです。



イチモンジセセリは(いたのだけれど)撮影出来なかった。数日前から出現している第2化のベニシジミとモンキチョウのポートレイト写真を撮りためておくことにしました。





























































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近所の森と道端の蝶「福岡県飯塚市近畿大学編」 アオスジアゲハ

2023-05-10 15:54:00 | コロナ、差別問題と民主化運動、身近な自然




読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。



【Ⅰ】

マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】

「沖縄に対する日本」

「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」

の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。



・・・・・・・・・・



嬉しいニュース2つ。久しぶりにモニカからメールが来た。「心配かけてゴメン!みんな元気でいる」と。数か月メールが無かったのでとても心配してたのです。先週はスーリンからも来たし、後はジョージだけが心配の種(;´д`)。



「中国蝴蝶野外生態図鑑」520頁(別冊分を除く484頁)書き終えました!もっとも、シジミ・セセリの英中翻訳の一部、字体などの再構成、全訳文を含めた全体の再チェック等々が残っているので、商品として完成するにはまだひと月ほどかかるかも知れません。気を緩めるわけにはいかんです。



でも、とりあえず一息ついて、ここまで(2月27日~5月9日)の“近所の森と道端の蝶(福岡県飯塚市近畿大学周辺)”チェックの整理をブログ掲載していきます。時間が勿体ないので、執筆は1時間以内、文章は書きなぐり(支離滅裂)、写真もエイヤッとくじ引きスタイルで選びます。



アオスジアゲハ






2023.4.23


4月中旬頃からカエデ属の花に多数吸蜜飛来。以前にも同じことを書いたけれど(極端な言い方をすれば)アゲハチョウは「蝶」ではなくなってしまうかも知れません。むろん、パピリオ/パピヨンは「蝶の中の蝶」ではあるのですが、系統分類上は、「蝶以外の蛾のひとつ」に成り下がって?しまうかも知れない、と。



以前は、「蝶」とは、鱗翅目(チョウ目またはガ目)の中の、「セセリチョウ上科」と「アゲハチョウ上科」を合わせた分類群、とされてきました。前者は「蛾のような蝶」、後者は「蝶らしい蝶」で、見方に拠れば純粋な蝶は後者(アゲハチョウ上科)だけ、前者(セセリ)は蝶ではなく蛾(みたいな存在)である、と認識されても致し方ない位置づけにあったのです(実際セセリは欧米などでは“バタフライ”ではなく“スキッパー”とされてきた)。



ところが、近年のDNA解析結果で、その「常識」が180度ひっくり返りつつあります。セセリチョウ科を含めたほぼ全ての蝶(新しく蝶の一員に加わったシャクガモドキ科も含む)の祖先よりも早い時代にアゲハチョウ科の祖先が分化しているのです。ということは、「セセリは(いわゆる)蝶ではない」というこれまでの認識に立てば、アゲハは猶更「蝶」ではなくなってしまう。そんなバカな、といっても、考えて見ればそのことは充分に分かっていたことなんですね。



アゲハとセセリ。体の(「見かけ」ではなく基本的な)構造の差ももちろんですが、食草の違いも重要な意味を持っています。大多数のセセリチョウの食草は(同じように褐色で地味なジャノメチョウ同様)イネ科などの禾本植物。こちらも限りなく地味で、印象上は「原始的」な存在。でも実際は、植物の歴史の中では最も新しい時代に出現して、急速に繁栄した「新参者」なわけです。「風媒」という機能を(裸子植物の場合とは別個に新たに)獲得したため、美麗で大きな花を咲かせる必要が無くなった。これも「進化」の一つであるわけです。



セセリチョウやジャノメチョウも、その食草に呼応して(どのように呼応しているかについては検証が必要ですが)、地味な外観に「逆進化」しつつ、急速な繁栄を遂げつつあるわけです。ちなみに、セセリチョウの仲間やジャノメチョウの仲間には、いわゆる絶滅の危機にある種が多く含まれていますが、これは「原始的」である故、種としての勢力が衰えているということに起因しているわけではなく、(表現が適切ではないかも知れないけれど)「進化の途上の頭打ち」みたいな面があります。



もっとも、「原始的」とか「進化」とかという属性の認識自体が、同じベクトルで測れるものではないのですね。例えば100億年前と、100年前、どちらも大昔には変わりない。どこを起点にして、どのような見方で捉えるかによって、認識の仕方が変わって来る。時間は類型化出来ないと思うのです。総体的・俯瞰的に捉えるしかない。



セセリやジャノメも、新しく進化繁栄という次元に基づいての、アゲハに於ける時間軸に基づく「原始性」とは別次元での原始性の関与(祖先形質の発現)によって、多くのエンデミック分類群が生じ、そのうちの一部は絶滅の危機に面している。その反面突発的繁栄を遂げている種もいる(イチモンジセセリ*とかヒカゲチョウとか)。衰退と繁栄は紙一重なんですね。西表島と石垣島の山の頂上にだけいるアサヒマキマダラセセリなんて、一歩間違えれば、東京のごみ捨て場の周りにワンサカ発生する存在になってしまうかも知れない(母種である大陸のウスバキマダラセセリだってそれに近いですし)。アカボシゴマダラとかも、、、。



説明下手ですね。読者のみなさんには伝わってないでしょうね。後期高齢者になって、ボケてきたわけではないんですよ。もともと昔からボケているので(;´д`)。



ボケてる、というよりも、発達障害ですね。物事を正確に理解できない(受け入れることが出来ない)、思考を手際よく纏めることが出来ない、、、、。精神的な障害です。「そんなことはないでしょう」と言う人もいるかも知れないけれど、本人がそう言っているんで間違いないです。まあ、未開発民族の人たちと似たようなもんで、文明社会に於いては彼らの存在は「病的疾患」に帰属してしまう。有識者の人たちは、「そんなことは言っていない」というでしょうが、言ってるんです(昨日、道路歩行中、「裸足で歩いた方が楽だろうな、アベベみたく、でも東京では靴履いちゃったけれど、、、」とか考えながら歩いていて、今この文章を書いています)。



*ちなみに昨日、春季(第1世代)のイチモンジセセリに遭遇。それも複数個所で複数個体。秋の個体数が意外に少ない(というかこちらでは未だ出会っていない)ことと併せ考え、非常に興味深い事柄です。それについては改めて。



アゲハチョウに話を戻すと、セセリチョウやジャノメチョウとは対照的に、多くの種が、被子植物の新参者であるイネ科植物群より遥かに旧い時代に出現・繁栄した、被子植物最古参といえる「古被子植物」(いわゆる古草本+モクレン群)を食草としています。モクレン科とかウマノスズクサ科とか。



古被子植物(たぶんそんな名称はない、正確にはモクレン目植物で良いのかな?)は、滅茶旧い時代から現在に至るまで、細々と、姿や生活体系なども余り変えることもなく、生き延びてきているわけです。それを食草とする蝶たち(アオスジアゲハをはじめ、ジャコウアゲハとか、ギフチョウとか)も、滅茶旧い由来であろうことが、容易に想像できます。



もっとも、そのなかには、花が大きくて美麗なモクレン類のような種も含まれているため、それでもって、確たる「常識」のようなものが、先への思考を遮っていた。地味で見すぼらしくてちっぽけなセセリチョウやイネ科植物は、なんとなく原始的な存在、派手で美しくて大きなアゲハチョウやモクレンは進化した生物、という先入観。無意識的にその前提に則って思考を構築していくわけです。なにも目立つものが新しいというわけではないのですね。人間だって、どんどん進化していけば(何億年か後には)ミミズみたいな外観になっているかも知れません。



ところで、図鑑や目録の掲載順は、より早い時代に他の大多数(多数派)から分離した所謂側系統群(一般に「原始的な存在」と見做されることが多い)からスタートするのが習わしになっています。これまでの分類体系からすれば、セセリチョウ科から始めねばならぬのですが、こと図鑑に於いては、地味なセセリが最初のほうにあれば、一般読者の興味を惹きつけられずに、本が売れなくなってしまう。ということで、アゲハチョウ科からスタートすることが慣例となっていました(セセリは末尾)。



学術的な立場に於いても別に決まりはない(でも同調強要の縛りはある)わけなので、何を冒頭に持ってきてもいいわけです。それぞれの国ごとに、その国を代表する美麗な(あるいは人気のある)種から始まります。大抵はアゲハチョウ科で、日本ではギフチョウです。中国はたぶんキシタアゲハ。ヨーロッパ圏はキアゲハまたはアポロチョウ。アメリカはオオカバマダラ(タテハチョウ科)だったかな?本来ならセセリから始めなければならないことを承知のうえで、「セセリ君、ゴメン!」と、スター蝶を最初に据えていたわけです。



でも、セセリに代わってアゲハが最も祖先的グループとなれば、気兼ねなくアゲハをトップに持ってくることが出来る。日本の場合、通常はギフチョウなわけですが、九州にはギフチョウはいません。次の候補はウスバシロチョウだけれど(東京郊外では今頃群がり飛んでいる)九州にはこちらもいない(九州にはいないのに、それから朝鮮半島にもいないのに、中国大陸にはいる、これは非常に興味深いテーマなのですが、それについてはまた別の機会に)。



三番手はジャコウアゲハ。これはちょっと地味ですね(もっとも同じ仲間のトリバネチョウ類はダントツ派手なのでこれがいるところはトップに来る)。



となると、アゲハやキアゲハが繰り上げトップに来ます。それで行こうと思ったのですが、アオスジアゲハをトップバッターに持ってきました。わけがあるのです(ぶっちゃけ一番原始的存在)。



話逸れます。



日本に於ける蝶のDNA解析の先駆者S氏(故・新川勉氏)がギフチョウやPierisのDNA解析を試み始めた時、、、 うろ覚え(趣旨を間違っていたら困るのでご迷惑かからぬようイニシャルにした)なのですが、ギフチョウの系統枝のなかに突然アオスジが混じっていた(確かOut groupとして示したのではなかったと思う)。



そんなアホな、と誰しも思うわけです(むろん僕も)。単純ミスですね。このようなトンでもリザルトが示されるということは、DNA解析技術はまだまだ未熟なんだ、と。



でも改めて考えると、一概に突拍子もないとも言えない節がある。どうやら(ギフチョウなどとは単系統には置かれないにしろ)アオスジアゲハはアゲハの中ではかなりの基幹的部分に位置していることは確かなようなのです。



常識的には、アゲハチョウ科は、(メキシコアゲハを除けば)アゲハチョウ亜科とウスバシロチョウ亜科に分かれ、前者はアゲハチョウ族、ジャコウアゲハ族、アオスジアゲハ族(テングアゲハ族も分離する見解あり)に、後者はウスバシロチョウ族、タイスアゲハ(シボリアゲハ)族、ギフチョウ族に分けられます。



でも、そう単純に決められはしないのかも知れない。案外アオスジアゲハはアゲハチョウとは単系統に置かれないのかも知れないし、一方ウスバシロチョウもギフチョウなどとは単系統上に置かれないのかも知れない。ということは、アオスジアゲハがギフチョウと同一分枝に位置し、ウスバシロチョウがアゲハチョウと同一分枝に位置するという、ハチャメチャな見解が為されないとも限らんわけです(事実そのような解析結果も示されている)。



これをハチャメチャ、トンでも科学(いわゆる陰謀論だ!)と、ストレートに判断して良いのでしょうか?



いや、僕は、「陰謀論」を支持しているわけではないのですよ。でも、無視はしたくない。どこかに真実(そんなものがあるかどうかはともかく)の欠片が潜んでいるのかも知れない、と。



真実は一つではない。



僕は「分子生物学」というものを(ひいては「科学」全体を)信じていません。I氏(日本分子生物学会前会長の伊藤建夫氏)はこんなこと言ってたですね。「どうやら蝶愛好家はDNA解析を全面的に支持する派か支持しない派の2つに分かれているようだ(むろん自分は前者である)」。この問いかけの意味はよくわかります。



DNA解析結果が絶対的な分類指標になってしまうと、コレクターの人たちにとっては困った事態に陥ってしまうでしょうから、後者が少なくないだろうことは想像するに難しくありません。



むろん僕も前者です。基本的には全面信じています。でも、この表現はずるいかも知れないけれど、ある意味全面信じるけれど、別の意味では全面信じているわけではない。



以前、大槻なんとかさんという教授(確か大槻文彦のお孫さん)と、霊能者のお婆さんとの論争があったですね。大槻教授は揺るぎない「科学で検証し得ない霊の存在は認めない」派です。僕は全面的に大槻教授支持です。でも、それと同時に、(全面支持の前提の上で)そうとも言えない部分もある。議論の枠組みとは異なる次元・立脚点で。



宇宙人はいるかいないか。僕は断然「いない派」です。でもある視点に於いては断然「いる派」。もっとも、大抵の「いる派」の人たちとは、まるっきり異なる次元での見解ですが。



いたとしても、例えば余りに大きすぎて(小さすぎて)確認不可能とか、時間のレベルが全く違う(互いの1秒が数億年に相当したりして)とか、それ以前に「存在」の意味が全く異なる次元にあるでしょうから、議論そのものが成り立たない。



分類、あるいは進化の航跡の追求でもいいのだけれど、それを「系統」という概念の許で認識していく。全ての先入観(見かけによる判断とか)を完全排除して、どんなに理不尽でも系統的な繋がりを絶対視(その究極がDNA解析に基ずく分類)。



系統とは、言い換えれば血縁関係の集体化であり、生物の進化過程に於ける過去から現在・未来への連綿とした「繋がり」の可視であると認識しているのだけれど、しかし最近は、それだけではなく、もっと曖昧な類型化が不可能な「何か」(例えば進化あるいは時間の流れに於ける双方向性の存在とか)が加わってこそ成り立つのではないだろうかと思い始めているのですね。案外、旧来の直観的分類が当たっていたり、、、。



下手に話を進めていくと、トンでも科学になってしまいます。と言って、陰謀論もそうだけれど、トンでも科学もまんざら捨てたものじゃないでしょう。少なくとも、科学・文明の思い上がりに対する抑止力にはなるでしょうし。



漱石の「夢十夜」(運慶の項)、鴎外の「かのように」(こっちは駄作ではあるけれど示唆するところは大きい)、精読してほしいです。



進化とか分類とかは、混沌としていることで成り立つ概念です。いかにAIが発達しようとも、類型化は不可能。別次元のところに存在します。



頭のいい人には分からんでしょうね。H氏(故・堀田満氏)は、「(いわゆる頭の良い人達は)頭が悪いからDNAとかに頼っている」と、最後にお会いした際、お酒飲みながら仰っていましたし。



相反する答えがあっても良いと思うのです。そうであって、そうではない。正しいけれど、正しくない(むろん逆も)。なんだか小学生並みの知能(今の小学生は僕などより遥かに高知能)でもって、糸の切れた風船みたくグダグダと書いてるので、中断してアオスジアゲハの話。



Graphiumの分類、面白いんですよ。40年以上前、相当必死でゲニタリアの構造比較による分類に、徹底して取り組んでいました。丁度同じ頃正式な論文を発表されていた九州大学のS博士(三枝豊平教授)から、「市井の研究者の中にも我々と同じResultsを導き出した人がいる」と、お褒めの言葉を頂いたのは誇りに思っています。



種アオスジアゲハは、熱帯アジア広域分布種のひとつです。



この群を広義に見渡せば、オオタイマイG.codrusの一群やミイロタイマイG.weiskeiの一群(3種、素直に言えば全蝶類中僕が最も好きな蝶、いつかセラムやニューカレドニアに撮影に行きたいというのが夢)も加わるのですが、狭義に捉えれば、大陸寄りに分布圏を持つタイワンタイマイG.cloanthus、ミンダナオ固有のアポタイマイG.sandawanum、それにアオスジアゲハG.sarpedonから成ります。



さらに狭義に、種群(あるいは上種)アオスジアゲハに限定すれば、分布圏ほぼ中央のセレベスのミロンタイマイG.milon(通常は独立種とされる)を挟み、西半分(スンダランド‐ヒマラヤ‐中国‐日本)に原名亜種群、東半分(ワラセア‐ニューギニア‐オーストラリア)に東方亜種群となり、東西の亜種群をそれぞれ独立種に格上げする見解も成り立ちます。

 

ただしセレベスとその周辺諸島には、ミロンタイマイおよび東西の典型アオスジアゲハに雄交尾器の特徴が重複(移行)する複数の集団が存在していて、解釈を困難にしています。



西半分の典型西側アオスジアゲハにも、幾つかの問題が残されています。南インド(デカン高地)+セイロン産は、東側の要素が(遺存的祖先形質として)組み込まれている。中国大陸産には後翅の青帯を欠く一群(というよりも同じ分類群に2つの表現型が示される)を含め、複数の分類群が存在している可能性がある。ゲニタリアを調べていたのは中国に行きだすより前のことで、ごく一部しかチェックしていなかった。実は、検鏡した中国産の個体の中には、一部西側個体群と共通する特徴を持つ個体も見出されたのです。その後保留したままでいるのですが、中国には固有の形質(遺存的旧形質)を保有する集団が混在している可能性が充分にあると思うのです。



日本の南西諸島(琉球弧)産も面白い。北(大隅諸島)と南(八重山諸島)は典型的東方群なのですが、中(奄美と沖縄本島)は必ずしもそうとは言えない可能性がある。中国産同様に気になる形質の個体もチェックしていて、判断を保留しています。他の日本産生物の場合も同様ですが、いわゆる「南方系種」の場合、べったり南から北へ繋がっているわけではないようなのです。







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大変です!

2023-05-05 11:05:20 | コロナ 差別問題と民主化運動 身近な自然



【Ⅰ】

マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】

「沖縄に対する日本」

「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」

の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。



・・・・・・・・・・



困った事態になってしまいました。



10日前に75歳、後期高齢者になったわけですが、おかげで大変な目に会っています。生活保護費がまたまた大幅に減らされた。昨年11月に支給が始まってから、3月まで3万円台だったのが、4月からは夏季ということで(光熱費上乗せ分の)5000円減額、さらに5月からまた5000円の減額で、支給金2万ちょっとになってしまいました(基本金マイナス年金+家賃:年金は東京の資料保管家賃とバーター)。電気ガス水道代を支払うと、3000円ほどしか残りません。次の「週刊中国の蝶」の売り上げ金1万5000円(この程度の額までの収入は支給金調節から免除される)が入るのは5月10日なので、あと1週間、1日500円の計算。



減額の理由は、年齢。後期高齢者は、食費などが少なくて済む、という認識に基づき、その分支給金が減っていくわけだそうです。なんだかなぁ~、と思います。役所の人も一応は同情してくれていて、不満ならば国を訴えれば良いと。でも、そんな面倒なことに関わっている余裕はないです。



日本国全体が「若者賛美」「老人排除」に向かいつつある気がするのですが、これ(若者=善/老人=悪)が「差別」とは見做されず、当然のことのように解釈されていることに、強い違和感を覚えます(ひいては無意識的右傾化に繋がっていくわけですが、それについては改めて)。



さて、ここしばらく天候が悪いので、朝からジョイフル。モーニングトースト(ドリンクバー付き税込み328円)からスタートしたほうが、午後にお代わりライス大盛り(110円)とキャベツサラダ(110円)の追加注文でトータル500円台で済むので助かります。好天の日は朝からフィールドに出て、午後一食だけだと安上がりで済みそうなのだけれど、(ゴールデンウィーク中は日替わりランチがないことも有って)結局割高で量が少ないという結果になってしまう。



丸一日Wi-Fiと格闘(論文などのチェック)しても、それでも延々と終わらない。最後の最後のセセリチョウ科で悪戦苦闘しています。よくわからない部分は適当に胡麻化して進めようと取り組み始めるのだけれど、やっぱりきちんと責任もって作品を作りあげねば、と思い直し、いつまで経っても終わらないわけです。とはいえ99%完了で、あとは「アカセセリの仲間」と「イチモンジセセリの仲間」を残すだけ。上手く行けば今日中、遅くとも明日にはゴールです。もっとも、シジミとセセリは、まだ半分ぐらい英訳・中国語訳を終えていない。それに一週間。字体を揃えたりとか構成のチェックに一週間、最後にもう一度訳文のチェック。あと一か月ですね。(殊に論文チェック時や翻訳時に)何度も心が折れそうになるので、集中力を途切らさない、それが全てです。



ブログ

「コロナとマスクと民主主義」(マスク解禁に関する本質的な問題を再考する)

「ゴールデンエイジofアメリカンポップス」(ここんところ女性シンガーに入れ込んでいる)

「近所の森と道端の蝶」(福岡編、今年に入って35種)

、、、、、書きかけの原稿がどんどん溜まっていくのですが、まだ当分は「中国蝴蝶野外観察図鑑」に全力を注ぎます。



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