青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

続・ベニシジミ物語 17【2007.7.5 雲南百花嶺】

2011-03-31 09:06:01 | チョウ




雲南高黎貢山百花嶺⑦「植物Ⅰ」








↑えーと、、、分かりません。








↑ゲットウ(ショウガ科)。日本のものと、どこか違うかも。中国でも人里近くに生えていることが多いので、屋久島や沖縄のもの同様、在来分布なのか逸出なのか良く解りません。






↑ブクリュウサイ(キク科シオン連)。これも日本のものと同じだと思うのですが、、、。南日本以南のアジア・アフリカ熱帯地域に広く分布する、いわゆる“雑草的植物”。シオン連の小さな頭花の植物には、コケタンポポ属とかコケセンボンギク属とかヒメキクタビラコ属とか、興味深い分布様式をするグループが幾つかあり、それらとの関連で考えると面白いかも知れません。






↑キランソウ属(シソ科)。日本産のニシキゴロモに似ています。キランソウは典型的な“雑草的植物”の一つですが、ジュウニヒトエやニシキゴロモになると“野草”の雰囲気が増して来ます。






↑ドクダミ(ドクダミ科)。ドクダミ科はウマノスズクサ科やコショウ科ともども“古草本”として纏められる原始的な被子植物。ドクダミ属とハンゲショウ属があり、ともに東アジア固有の一属一種(複数種とする見解も?)から成り、北米大陸の東部に近縁属が隔離分布するという、興味深い植物です。これも完全な在来野生と、何らかの人為的拡散の関係が不明瞭な、“半・雑草的植物”といって良いでしょうか。滝壺に行く途中の林内に生えていました。







↑ツレサギソウ属(ラン科)。へそ曲がりの僕は、(マニアに人気の高い)ランには余り興味がありません。主稜線に至る天然林中の山道にて。











↑ツリフネソウ属(ツリフネソウ科)2種。ツリフネソウの仲間は、日本にはツリフネソウ、キツリフネ、ハガクレツリフネの3種(及び栽培植物のホウセンカなど)だけですが、中国には無数とも言えそうな種があります。僕が撮影したものだけでも数10種(そのうち特集を組みましょう)。上2枚は、ベニシジミ2種を観察した主稜線へ向かう尾根道林内の草地にて。下は大瀑布手前の林内にて。






↑滝壺の近くにバナナ(バショウ科)が生えていました。周辺の環境は、人手のほとんど入っていない天然林のように見えるのですが、実際には何らかの人為的錯乱が加わっているものと思われます。日本のバショウやリュウキュウバショウ(シマバナナ)も含め、この仲間も在来野生と人為分布の境界がはっきりしない一群です。

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2006.11.6 屋久島モッチョム岳 アズキヒメリンドウ 17

2011-03-31 09:01:51 | 屋久島 奄美 沖縄 八重山 その他



(第17回)山頂の植物1・ササ







最高点と山頂の間は、深い崖で切れ込んでいて、その辺りにはササが群生しています。屋久島に(明らかに在来自生する)ササ類(イネ科)は2種。主に標高1700mを超す山上草原(いわゆるヤクザサ帯)を覆う、ヤダケ属のヤクザサと、主に海岸近くに生えるメダケ属のリュウキュウチクです。さて、モッチョム岳はどちら? 答えは保留、次の機会に詳しく検討していくことにします。





















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続・ベニシジミ物語 16【2007.7.5 雲南百花嶺】

2011-03-30 09:32:25 | チョウ




雲南高黎貢山百花嶺⑥「チョウ」






↑ルリシジミの仲間のメインは、ルリシジミ属とタッパンルリシジミ属で、区別は相当に難しく、ルリシジミ属にも、スギタニルリシジミの一群や、アリサンルリシジミの一群など多数の種があって、同定は非常に困難です。写真の個体は、ルリシジミ属のルリシジミそのものCelastrina argiolusと同定しておきましょう。









↑こちらは、ヤクシマルリシジミ属の、ヤクシマルリシジミAcytlepis puspa(またはその近縁種)、だと思います。そのうち「ルリシジミ物語」もアップして見たいですね。








↑シジミタテハ科のZemeros flegyas。中国(やインドシナ半島など)の多くの地域で、最も普遍的に見られるチョウの一つではないかと思われます。語順からは「シジミのようなタテハ」ということになりますが、広い意味でのシジミチョウの仲間で、実際は「タテハのようなシジミ」といったほうが良いでしょう。しかし、幾つかの形質や分子生物学的解析から、むしろタテハチョウの仲間に近いのでは、という見解もあり、結論には至っていません。世界各地には、シジミチョウ科に負けないほど多数の種が分布しているのに、なぜか日本には一種も分布していません。そのため、(僕個人に関して言えば)なかなか馴染むことが出来なかったのです。









↑人間の認識というのは、見慣れて(聴き慣れて)いるか否かで、無意識的に大きく規定されてしまうのではないでしょうか?(同じ歌手の同じ曲でも、オリジナル・ヒット盤が絶対的!セルフ・カヴァー盤はどうしても馴染み難い) 国外で蝶を撮影するようになって、始めて出会うようになった分類群は、なかなか親近感を持てないものです。その代表がシジミタテハの仲間。むろん蝶だとは解ってはいても、僕の意識の中に植え込まれている“蝶”の範疇からは、はみ出してしまう。

鱗翅目*の中での“蝶”の系統分類上の位置付けは、膨大な種数の“蛾”のごく一部でしかないわけで、「“蝶”と“蛾”の区別点」という命題は理論上成り立たない(「“東京”と“日本”はどこが違うか」と問うようなもの)わけですが、もしあえて答えを出すとすれば、(極論すれば)各個人が“蝶だと信じているもの”や“蝶に見えるもの”が、“蝶”なのだと言って良いと思います。

そのような観点から言えば、(僕を含む)多くの人々にとって、これまで“蝶”とされてきた分類群は紛いもなき“蝶”であり、それ以外の分類群は、紛いもなき“蛾”なのです。ただし、僕自身にとっては、各一つだけ例外があります。先にも言ったように、シジミタテハの仲間は、“蝶”であるという親近感が湧かない(最近は見慣れてきたので、ちゃんと蝶に見えていて、充分に親近感も持っています)。逆に、蛾の中で唯一、イカリモンガの仲間(日本産はイカリモンガと、南九州や沖縄に分布するベニイカリモンガ)だけは、蝶ではないと分かってはいても蝶に見えてしまう(標本ではなく実際に飛んでいる時)。僕にとっては、“名誉蝶類”であるわけです。

で、ここには、そのシジミタテハの一種Dodona deodata♀(写真上)とイカリモンガの一種(写真下)が、同じ所にいました。以前、「梅里雪山の秋の蝶」で述べたと思うのですが、シジミタテハ類は、なぜか一見良く似た他の蝶(ことに小型のヒカゲチョウ類)と同じ場所で同じ様に行動していることが多く、その意味は謎です。このイカリモンガとの組み合わせも、それに相当するのではないかと思われます。

[*近年になって、上位分類群(ことに「目」)の日本語呼称を、従来使用されてきた熟語漢字、例えば「鱗翅目」「半翅目」などではなく、実在する代表的な下位分類群(一般的な総称)のカタカナ名を使用しなくてはならぬ、というお役所からの通達により、「鱗翅目」は「チョウ目」(「ガ目」ではない)、「半翅目」は「セミ目」(「カメムシ目」ではない)、「霊長目」は「ヒト目」(サル目ではない)と呼ばねばならなくなってしまいました。この実に馬鹿げた改革案により、数々の齟齬が生じることになります。「鱗翅目」の99%はいわゆる「ガ」であり、「チョウ」はその一員に過ぎないわけですから、「ガ目」とするならまだしも「チョウ目」としてしまえば、辻褄が合わなくなってしまいます(「東京」の中の「日本」とするようなもの)。]

というよりもそれ以前の問題で、「鱗翅目」や「半翅目」といった“具体的な種や俗称分類群が存在しない”名を廃して(一般市民や子供たちには分かりやすい?という発想から)「チョウ目」とか「セミ目」とかに置き換えるというこの名称システム自体が、どうにも不自然です。「日本」という“具体的な都市や行政が存在しない”名を廃して、最も良く知られた都市名を国家の名称としなければならないと、「日本国」が「東京国」になってしまったら、たまったものではありません。









↑ヒカゲチョウの仲間。上はヒメキマダラヒカゲ属の一種Zophessa sp.、下はヒカゲチョウ属の一種Lethe verma(枯葉に似ているのに、白い帯があるのですぐ居所が分かってしまいます、でもそのデメリットを上回るメリットがあるのでしょうね)。






↑こちらは見事!もう完璧というほかありません。

蝶は好きで良く知っているけれど、蛾は嫌いで何も知らない、というチョウ好きがいます。考えて見れば、これほど歪なことはないでしょう。蛾屋は蝶にも詳しいけれど、蝶屋は蛾のことは無知、というのが一般的な傾向。かく言う僕もその類であります。いやもう恥ずかしい限り。恥をかくと嫌なので、分類群の特定には一切触れずに置きましょう。









↑大型のタテハチョウ。これも日本では馴染みのないグループですね。いわゆるチャイロタテハの仲間Vindula sp.。大きく言えばヒョウモンチョウの一群です(日本産で言えば、ウラベニヒョウモンやタイワンキマダラが比較的近い類縁関係にあるのではないかと思われます)。











↑アカマダラモドキAraschnia prorsoides。中国西部に3種分布するサカハチチョウの仲間の一種。四川省成都市西郊に多いキマダラサカハチチョウAraschnia dorisと違って、本種は雲南省を中心に分布しているようです(サファイアフチベニシジミに対するキンイロフチベニシジミやフカミドリフチベニシジミの分布様式に相当します)。中国のサカハチチョウの仲間については、改めて詳しく検証していく予定です。







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2006.11.6 屋久島モッチョム岳 アズキヒメリンドウ 11

2011-03-30 09:28:55 | 屋久島 奄美 沖縄 八重山 その他




(第11回)

普通、山の一番高いところが、その山の山頂です。でもモッチョム岳の場合は、山頂と最高点は別々の場所にあります。海に向かってピークが迫り出しているため、山頂の手前の、稜線とのジャンクション地点のほうが標高が高いというわけです。



最高点から山頂を望む。






山頂から振り返って見た最高点。







その“手前の山頂”で、カンツワブキ(キク科)に出会いました。屋久島・種子島(南部に稀産)固有植物。ホソバハグマなどと共に、屋久島で特化した渓流性植物の代表とされていますが、違った要因で成り立った「遺存的植物」であることが、このことからも分かります。











この3枚は登山路の途中で撮影。










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続・ベニシジミ物語 15【2007.7.5 雲南百花嶺】

2011-03-29 13:17:39 | チョウ



雲南高黎貢山百花嶺⑤「ハゴロモⅢ」





↑前回、羽化途上の写真は、午前10時過ぎの撮影。それから大瀑布と天然温泉に向かい、帰路ヒグラシに出会ったところで、忘れ物を取りに山道を走って戻ってきました。ついでに、ハゴロモのいた木をチェック、午後3時です。前回紹介した、羽化途上の写真の場所にあったのは抜け殻だけ、午前10時過ぎの撮影ですから、5時間弱の間に全て羽化し終えて、どこかに移動してしまった、というわけです。









↑羽化したての成虫です。










↑これでもウンカ・ヨコバイの仲間としては、(セミを除いて)最も大きな部類に入るのだと思う。






↑時間が経つと、アオバハゴロモ同様に、虹色がかった青緑色を帯びて来ます。











↑上・前・斜め・横から。

さて、これまでセミをはじめとしたウンカ・ヨコバイの仲間を、同翅目(Homoptera)あるいは広義の半翅目(Hemiptera)同翅亜目の、頚吻群(頚吻亜目)として来ました。従来は、カメムシやセミなど全てを半翅目に含めた上で、2つの亜目、すなわちカメムシ類(亜目)とセミなどの類(同翅亜目)に分け、さらに同翅目を頚吻群(セミやヨコバイやウンカ)と腹吻群(アブラムシ=アリマキやカイガラムシ)に分割、という考えが一般的でしたが、最近は2つの亜目を独立の目(異翅目=カメムシ目Hteroptera/同翅目=ヨコバイ目)に明確に分離する、という処置に研究者たちの総意がほぼ固まりつつあったのです。

ところが、20世紀末になって成されたDNAによる分子生物学的解析では、驚くべき結果が示されています。同翅目の一員とされてきた腹吻群が、実はその他全ての群(頚吻群や異翅目)の側系統となり、同翅目のうちの頚吻群と異翅目が単系統群に含まれる、という意外な展開になって来ているのです。さらに、従来の頚吻群のうち、以前から“セミ・ヨコバイ型群”と“ハゴロモ型群”とされてきた両者は、必ずしも単系統に収斂されない可能性も出てきた(今のところ一応単系統である可能性も残されていますが)。

まだ決定事項ではないとしても、意外な展開です。おおまかには従来の組み合わせと、ほとんど正反対の組み合わせになったわけで、いずれにしても、“同翅目”という分類群は完全に消失することだけは確かなようです。

このような、系統分類における劇的な組み換えは(何事にも先入観を持たずに様々な角度から検討し直すという僕のポリシーに於いては)大歓迎ではあるのですが、少なからぬ戸惑いもあります。

僕としては、とりあえず同翅目・異翅目の概念を解消して全てを半翅目に戻し、カメムシ群(旧異翅目)、ウンカ・ヨコバイ群(旧同翅目頚吻群)、アブラムシ群(旧同翅目頚吻群)と並立せしめたたうえで、旧頚吻群の中に、狭義の頚吻群Archenorryncha(ウンカ・ハゴロモ)とClyperrhyncha(セミ・アワフキムシ・ヨコバイなど)を置く、というスタンスを取っていくつもりでいます。

問題は二つ。一つは半翅目とは関係のないことですが、他の昆虫各目の系統関係、ことに鱗翅目は一体どうなるのでしょうか?“チョウ”という分類群は成り立つ(“アゲハチョウ上科”と“セセリチョウ上科”の単系統性の支持)のでしょうか?踏み込んで言えば、“アゲハチョウ上科”の単系統性もひょっとすると怪しくなってくる。“Zephyrus”なども、本当に単系統なのかどうか(他のカラスシジミ亜科のいずれかの属が編入されて、一部が側系統になってしまう、などという事態も考えられなくはなさそうです)。興味深々!

もう一つ、非常に重要な問題。分子生物学的な手法による系統解析結果を、どこまで信用して良いのかという、、、、これは、もしかしたら、とんでもなく複雑で難しい問題なのかも知れません。


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2006.11.6 屋久島モッチョム岳 アズキヒメリンドウ 15

2011-03-29 13:14:03 | 屋久島 奄美 沖縄 八重山 その他



(第15回)ヤクザル、マムシ


万代杉を後にして、さらに登って行きます。何となく、林の雰囲気が変わって来たような気もします。







幹にビッシリ付着したキノコ?や、樹冠に戯れるお猿さんなどを撮影しつつ、上を見ながら歩いていたものですから、












足許への注意が怠っていました。登山道の真ん中にとぐろを巻いたマムシ。11月の標高1000mの山頂でマムシが活動しているとは、思っても見なかったのです。間一髪、踏みつけるのを回避。危いところでした。マムシとハブの関係については、そのうちに詳しく述べて行くことにします(僕の重要なテーマなのです)。














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続・ベニシジミ物語 14【2007.7.5 雲南百花嶺】

2011-03-28 11:05:37 | チョウ




雲南高黎貢山百花嶺④「ハゴロモⅡ」























↑集団での羽化。セミの羽化と似ています。脱皮前の白い毛むくじゃら、脱皮中の肌色の個体、羽化直後の透き通った柔らかな翅の個体、少し時間が絶って色付いてきた個体、そして脱ぎ捨てた白い毛むくじゃら、から成ります。

幼虫が体を守るのが、セミの場合は土、アワフキムシの場合は泡、ハゴロモの場合は“毛むくじゃら”というわけです。


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2006.11.6 屋久島モッチョム岳 アズキヒメリンドウ 14

2011-03-28 11:01:55 | 屋久島 奄美 沖縄 八重山 その他



(第14回)キッコウハグマ

今回の目的の一つは、キッコウハグマAinsliaea apiculataの葉のチェック。分布南限の屋久島産は、葉形の変異が顕著で、「モミジバキッコウハグマ」「タマゴバキッコウハグマ」「マルバキッコウハグマ」等々、様々な品種名が付けられています。それらの変異を示す屋久島産(切れ込みの深い葉を持つ個体)を総称して、リュウキュウハグマA.a.var. acerifoliaと呼ぶこともあります。リュウキュウハグマは“琉球”と名は付いてはいても屋久島固有変種で、紛らわしいことに、オキナワハグマA.macroclinidioides var. okinawensisという別の種があります。オキナワハグマにはオキナワテイショウソウの別名があり、紛らわしいので僕はこちらの名を使っていますが、沖縄の人はマルバハグマと呼んでいることが多く、しかし南九州にはマルバテイショウソウA.fragrans var. interifoliaという別の種を産していることから、さらにややこしさに拍車をかけています。

オキナワテイショウソウの分布北限は、屋久島の北西に位置する三島列島黒島と宇治群島で、そこから口永良部島、トカラ列島の口之島、中之島、悪石島を経て、奄美~沖縄の各島に分布しますが、なぜか屋久島には見られません(逆に黒島、口永良部島、口之島などには、屋久島に産するキッコウハグマやホソバハグマは分布しない)。

それとは別に、屋久島には固有種のホソバハグマA.faurieanaが分布し、一般には、キッコウハグマを基とする、“渓流性狭葉型”の典型例として知られています。(しかし、渓流との結びつきを持つことは事実だとしても)直接の祖先的集団をキッコウハグマに見出すとするような、そんな単純な関係にはない、ということは、『屋久島の植物・第1巻・ホソバハグマとキッコウハグマ』(自費刊行、2006年)に、中国大陸南部産のアツバハグマA.walkeri、ミスジハグマA.trinervisや、沖縄本島産のナガバハグマA.oblongaなどとの関係考察を併せ、詳しく紹介していますので、第3巻の「リュウキュウイチゴ&ヤクシマキイチゴ」(ちなみに第2巻は「ヤクシマコンテリギ&コガクウツギ」)共々、興味のある方は、そちらを参照して下さい。


屋久島産キッコウハグマ(下数枚は、いわゆる“リュウキュウハグマ”)の変異。


















Ainsliaea属は最も原始的なキク科植物のひとつ。1頭花に3個の小花が付き、それぞれが5全裂するため、外観上は15枚の花弁(先端が卍状に巻く)があるように見えます。





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続・ベニシジミ物語 13【2007.7.5 雲南百花嶺】

2011-03-27 13:22:51 | チョウ






雲南高黎貢山百花嶺③「ハゴロモⅠ」

7月5日の朝、畑の脇の草地でアオミドリフチベニシジミを撮影していたのですが、早々と30分ほどで切り上げてしまったのには訳があります。もう一つ、変てこな昆虫を撮影していたのです。








↑葉っぱに白い花が咲いてる?






↑綿の出来損ないのようでもあり、大きなカビのようでもあり、、、、。






↑僕は正体を知っている(僕の好きな昆虫)ので、早速撮影にかかります。







↑でも、生き物のようには思えません。






↑全く動かない。






↑大きさは、この程度。













↑白い毛むくじゃらの間に、昆虫らしきものが集まっています。どうやらハゴロモ(セミに近い小昆虫)の一種のようです。






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2006.11.6 屋久島モッチョム岳 アズキヒメリンドウ 13

2011-03-27 13:19:00 | 屋久島 奄美 沖縄 八重山 その他



(第13回)樹木の葉、透視光



冬の森の照葉樹の葉の透視光というのも魅力的ですね。種名省略。読者の皆さんで調べて下さい。



























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続・ベニシジミ物語 12【2007.7.5 雲南百花嶺】

2011-03-26 11:30:21 | チョウ



雲南高黎貢山百花嶺②「地図」



↑明日以降、この山々に向かうことになります。宿の主人が見せてくれた様々な写真によると、野生アジサイの咲いているのは標高2500m前後。ということは、今回は無理して稜線まで行くことは無いのですが。






↑僕の持ってきた地図を、だいたいこの辺りだと思って写してみました。実は、今回訪れた「百花嶺」は、この地図のすぐ下に当たります。騰沖側で言えば、桜花谷(ここの天然温泉は断崖絶壁の原生林の中、これまでに訪れた日本や台湾を含む温泉の中でも、ナンバー1に押しても良いほどの秘湯で、周辺に簡素なログハウスの宿泊施設があります、2004年夏に探訪、「深夜のログハウスから望む月明かりの高黎貢山」の写真を、以前の「あや子版」にアップしたことがあるような気がします)との中ほどの、曲石の村の東側です。ちなみに界頭郷も、何年か前(確か同じ2004年)の春に泊まったことのある村。そこから菜の花畑越しに仰いだ高黎貢山の夕景や、集落越しの夜明けの稜線の写真も、以前「あや子版」にアップしたように覚えているのですが(どれも記憶違いかな?)。






↑こちらは、茶室の壁に貼られていた地図。怒江(サルウイン河)河岸から、標高にして300~400mほど登った当たりだと思われます。海抜1600~1700m付近でしょうか。






↑稜線を越えて、騰沖側(イラワジ河支流の龍川江流域)の集落・曲石郷に山道が続いています。どうやらこの山道は、ミャンマーやアッサムと雲南を結ぶ、いにしえの「旧街道」の遺跡として、知る人ぞ知る道のようです。現在は、ほとんど踏み後程度のトレールで、周囲は深い森に囲まれていますが、以前はもっと開けていたのかも知れません。地図の南北の緑色に示された「核心区」こそ、多様な生物が息づく、真の原生林なのでしょう。以前、龍川江桜花谷の天然温泉に泊まった時、山のガイドをしているという地元の少年が訪ねてきたことがあります。彼の言うに、僕と一緒なら、(テントや食料持参で)山頂稜線まで行くことが出来る、次回来た時にはぜひ一緒に行こう、と。彼の帰った後で、温泉の管理をしている少女たちに、絶対彼と一緒に行っちゃだめよ!少数民族の悪童なんだから、たしなまれたことを思い出しました。そういえば、彼曰く、行くのなら、秋遅くか早春、夏の間はクマや大蛇がいてとても危険、とアドバイスされたことも、たった今、思いだした。今回(2007年)、一人で山の中を歩き回っていたのは、考えて見れば物騒な話だったのかも知れません。ちなみに、雲南の人々からは、よく「高黎貢山は老虎が出るから恐ろしい!」と、(たぶん冗談半分に)忠告されることがあります。一応、この地域でのベンガルトラは、50年余り前に絶滅している、と聞いているのですが。





↑やはり壁に貼ってあった、別の地図。右方が怒江(サルウイン河)流域、左方が龍川江(イラワジ河支流)流域。






↑下縁中央が宿舎のある集落。明日は、中央上半の大瀑布に至る周回道を辿ってみることにしましょう。下縁の山道を左へ、稜線に向かって登るのは、明後日に。









↑稜線上の「公房」までは約20㎞、往復出来ない距離ではないけれど、、、。今回はアジサイ探索が目的なので、無理するのは止めて、適当な所で引き返すべきでしょう(結局、中間地点の「永定橋」というところまで行ってきました)。稜線には、↑次回改めて「公房」泊まり込みで。アオミドリフチベニシジミとフカミドリフチベニシジミを撮影した山間の草地は、「旧街子」の辺り。







↑稜線から龍川江側の曲石郷へは、こちらからよりずっと距離が短いようです(リフトらしきものが描かれているけれど、一体何?)。次回は横断にチャレンジしなくては。






↑地図を写していたら、夜の灯りに、タイワンヒグラシに似た(そのもの?)大型のセミが飛び込んできました。幸先良し!







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2006.11.6 屋久島モッチョム岳 アズキヒメリンドウ 12

2011-03-26 11:27:03 | 屋久島 奄美 沖縄 八重山 その他



(第12回)万代杉



山頂までのほぼ中間地点(標高600m付近)に鎮座する「万代杉」。屋久島産の自生スギの生育地としては、かなり低い標高です。





縄文杉や大王杉に引けを取らない貫禄。























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続・ベニシジミ物語 11(2007.7.5 雲南百花嶺)

2011-03-25 09:12:31 | チョウ



雲南高黎貢山百花嶺①「百花嶺(白花原始森林)へ」

ベニシジミの仲間の紹介の途上ですが、ここでちょっと趣向を変えて、アオミドリフチベニシジミとフカミドリフチベニシジミを観察した、高黎貢山の「百花嶺」(「白花林」とも言うようです)への紀行を紹介していきましょう。この紀行が終了した時点(11回+3回を予定)で、再びベニシジミの仲間の紹介を続けて行きます(残り13回を予定)。

2007年は、散々な年でした(2006年も2008年も、それぞれに相当悲惨だったのだけれど)。1~2月に雲南・ラオスで体調を崩して、ほうほうの体で帰国、7月には1週間のとんぼ返りの予定で中国に向かったのは良いのだけれど、帰国費用が捻出出来ず、猛暑の最中、香港(シンセン)で1週間余分に足止めを食ってしまったという、、、、いつも同じことを繰り返しているようですね。

この時の中国行きは、昆明の博物館での中国産野生アジサイの標本チェックが主目的、ついでに“幻の記載種”の実態を解明しておかねば、ということで、博物館で紹介された、高黎貢山“百花原始森林”に野生アジサイの探索にやって来た、という訳です。

高黎貢山は、サルウイン河(中国名「怒江」)とイラワジ河に挟まれて南北に連なる山脈の総称で、延長500㎞近く、北はチベット省境の、雲南省最高峰「梅里雪山」とミャンマー最高峰「カカポラジ」に挟まれた5000m前後の峰々、南は標高2000m前後に高度を下げ、インドシナ半島に収斂するミャンマー国境近くに至ります。僕がよく訪れるのは、南部の、保山と騰沖を結ぶ省道317号線沿いの、保山市と騰沖県と龍陵県の境に位置する、標高2400m程の峠の周辺です。その他、これまでに訪れたことがあるのは、騰沖側の河の一支流・龍川江を30㎞余程遡った「桜花谷」、さらに30㎞余北の「界頭」(いずれも騰沖の町からバスやタクシー利用)、界頭からトラックの荷台で最奥の集落「大塘」、大塘から丸一日歩き通し、ミャンマー国境まであと5㎞の稜線上の原生林、、、。いずれも高黎貢山の西側(イラワジ河流域)に当たり、すぐ西側には、北から「大脳子山」「白風坡」「雪山頂」といった、標高3500前後の高黎貢山の峰々が連なっています。

このときは、始めて東面の怒江(サルウイン河)流域から主稜線の中腹に向かったことになります。北緯25度付近で、中国で南方に位置しますが、桂林や昆明や台北とほぼ同緯度、香港よりはかなり北で、河岸の標高も1000m余りあると思われます。しかし、山稜と山稜に挟まれた深い谷間であるという地形と、すぐ西にベンガル湾からの偏西風をまともに受けるミャンマー北部のイラワジ本流の平原を控えていることもあってか、おそらく中国でも有数の猛暑の地と思われます。実際、この時の帰路に泊まった怒江沿いの宿の夜は、筆舌に尽くし難いほどの物凄い暑さだったものです。

それと共に、標高3000~3500m超の稜線上は、北にチベットの氷雪の峰々に連なること、両側に深い渓谷を擁した切り立った山稜であることなどから、標高以上に、温帯系の生物群集が育まれているように思われます。両者の中程に広がる、標高1500~2500m前後の山腹の原生林や渓流の生物相の魅力は、もって知るべしでしょう。






↑というわけで、難儀を重ねて、バス・タクシーその他を乗り継ぎ、百花嶺の宿泊所に辿りつきました。宿泊所の屋根上から望んだ、集落と高黎貢山の一峰。






↑宿泊所の庭と僕の部屋の向かいの棟。







↑右下一階部分は茶室を兼ねたベンチ。







↑僕の部屋。







↑室内から望んだ、夕映えの怒江方面。







↑窓の下です。






↑宿のご主人とお子さん。





↑おじいちゃん、おばあちゃん(?)と一緒に食事。







↑左のスープの具は、この瓜の様な野菜の蔓だそうです。アオミドリフチベニシジミを撮影した、集落の草地にも植えられていました。







↑翌日には、瓜の実そのものも、スープの中に(左上と手前)。韮とじの卵焼きは僕の大好物です。

宿泊費は幾らだったか記憶していないのだけれど、確か一泊30元(400円強)と言われたように思います。帰る際、まとめて2日(夕方までいたので実質3日?)分を支払ったら、思ったよりも高額で、150元ほど(約2000円)を取られてしまった。食事代がかなり高くついたのでしょう。清算時、御主人が非常に申し訳なさそうに、これだけの額を支払って頂けないでしょうか、と紙に子細に記した請求書を、恐る恐る出してきたのが印象に残っています。外国人の宿泊客は僕が3人目由、一人はアメリカ人、一人は日本人(恐らく何かの分野の研究者)、アルバムを見せてくれました。

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2006.11.6 屋久島モッチョム岳 アズキヒメリンドウ 11

2011-03-25 09:10:01 | 屋久島 奄美 沖縄 八重山 その他



(第11回)フユイチゴ、ミヤマシキミ


屋久島に産するキイチゴ属8種のうちの一つ。名前の良く似た山地性のコバノフユイチゴ(マルバフユイチゴ)ではなく、ホウロクイチゴと同じグループに属します。葉の概形はホウロクイチゴに似ていますが、ふた回りほど小ぶりで、花序に複数の花(や実)が集まって咲き(実り)ます。他のキイチゴと異なり、夏~秋に花が咲き、冬に実が熟し、「親孝行苺」の別名があります。







ミヤマシキミ(ミカン科)の実。











手前のミヤマシキミの樹冠越しに、巨大な樹木の幹が見えて来ました、、、、。








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続・ベニシジミ物語 10 アオミドリフチベニシジミ(その2)

2011-03-24 11:26:12 | チョウ



雲南省保山市高黎貢山百花嶺2007.7.6【17:14】
 

(第10回)アオミドリフチベニシジミHeliophorus androcles Ⅱ

百花嶺の2日目は、集落から3㎞ほど尾根を登った辺りの林内の草地(北回りの林道との接続地点で、古街道跡の“旧街子”の近く)で、アオミドリフチミドリシジミの♂に出会いました。ここでは、フカミドリシジミと混棲し、キンイロフチベニシジミらしき個体も目撃しています。本来の目的は野生アジサイの探索なので、昼間の撮影は短時間で切り上げ、さらに尾根道を10㎞余往復し、午後5時頃から改めて観察・撮影を始めました。天候は(途中何度かの小雨を挟んで)曇り。午後5時から5時半頃にかけてはアオミドリフチベニシジミが多数見られたのに対し、5時半以降はフカミドリフチベニシジミだけとなりました。調査例が少なすぎるので何とも言えませんが、前日の集落近くでの午前中の観察ではアオミドリフチベニシジミのみが見られたことと併せ、両種の間に活動時間帯や微気候に対する何らかの差があるのかも知れません。





アオミドリフチベニシジミHeliophorus androclesとフカミドリフチベニシジミHeliophorus viridipunctata[夏型翅裏面]
(全写真)雲南省保山市高黎貢山百花嶺(標高1700m~2200m) 2007.7.5~6
1段目左2頭:アオミドリフチベニシジミ♂
2段目右2頭:フカミドリフチベニシジミ♂
1段目右端と2段目右端は、どちらの種に属するか未検証。


   

   

アオミドリフチベニシジミHeliophorus androclesまたはフカミドリフチベニシジミHeliophorus viridipunctata[夏型♀]
(全写真)雲南省保山市高黎貢山百花嶺(標高1700m~2200m) 2007.7.5~6
*1段目左2カット、1段目右と3段目2カットは、それぞれ同一個体(計3頭)。




≪撮影個体、および場所と時間の一覧表≫

2007年7月5日(集落上の畑縁の草地・標高約1700m地点/薄曇り)
9:12アオミドリ♂ 7=撮影総数(0=翅裏面)カット
9:16-9:19アオミドリ♂ 53(8)カット
9:31アオミドリ♂ 5(0)カット
[他に未整理(行方不明)写真一部あり、午後はヒグラシの録音]

2007年7月6日(主稜線に至る山間林内に開けた草地・標高約1900m地点/曇り~小雨)
[午前中の集落周辺での撮影カットは未整理(行方不明)]
13:31種不明 1(1)カット(アオミドリ♀?)
13:31-13:33フカミドリ♂ 30(9)カット
13:34-13:35種不明♀ 21(0)カット
13:37-13:38種不明 6(6)カット
13:45-13:46フカミドリ♂ 23(1)カット
[この間アジサイ探索のため林内の尾根を標高2500m付近まで登攀往復]
16:57-16:59アオミドリ♂ 30(0)カット
17:01フカミドリ♂ 4(0)カット
17:10-17:11フカミドリ♂ 13(0)カット
17:12-17:13アオミドリ♂ 6(0)カット(*著しい汚損個体)
17:14-17:17アオミドリ♂ 48(3)カット
17:21フカミドリ♂ 5(0)カット
17:23-17:24フカミドリ♂ 8(0)カット
17:27-17:29フカミドリ♂ 7(4)カット(*訪花/未同定)
17:29フカミドリ♂2頭 8(0)カット(*占有姿勢)
17:29フカミドリ♂ 3(0)カット
17:30フカミドリ♂ 1(0)カット
17:35フカミドリ♂ 4(0)カット
17:46種不明 1(1)カット (おそらくフカミドリ)
17:46種不明♀ 3(0)カット (上掲と同一個体の可能性)
17:50種不明♀ 4(0)カット
17:51種不明♀ 5(0)カット
17:53-17:55フカミドリ♂ 20(0)カット
17:56種不明 2(2)カット(*訪花/シソ科クルマバナ)
17:56-17:58フカミドリ♂ 16(1)カット
18:00フカミドリ♂ 7(0)カット
18:01-18:02種不明♀ 5(0)カット

フカミドリフチベニシジミ♂17頭149カット、アオミドリフチベニシジミ♂6頭149カット、種不明♀5頭38カット、種不明(翅裏面のみ撮影)4頭10カット、他に、草原②の入り口付近で(6日16時前後)キンイロフチベニシジミと思われる1♂を目撃(未撮影)。








↑高黎貢山百花嶺の山間林内に開けた草地。ここにアオミドリフチベニシジミとフカミドリフチベニシジミが多数見られます。2007.7.6 





↑食草はタデ科で間違いないでしょう。この葉はおそらくギシギシ属、チョウはどちらの種か不明。高黎貢山百花嶺2007.7.6【13:31】






↑高黎貢山百花嶺2007.7.6【16:57】








↑手前はギシギシ属の花序。高黎貢山百花嶺2007.7.6【16:57】








↑高黎貢山百花嶺2007.7.6【16:57】








↑おおむね新鮮な個体が多いのですが、中には飛び古した個体も見かけます。写真下、右の蝶はウラナミジャノメ属の一種。高黎貢山百花嶺2007.7.6【17:12~13】













↑♂翅表の金属光沢鱗は、後方から見たより前方から見たほうが鮮やか、ただしキンイロフチベニシジミの場合と違って、大きく異なることはありません。この個体も翅裏の褐色条が太く、あるいはフカミドリフチベニシジミとの有意な区別点と考えて良いのかも知れません。高黎貢山百花嶺2007.7.6【17:14~17】




↑地図にしろプレートにしろ、「百花嶺」となっているのと、「白花林」となっているのと、2通りあるので、何故なのだろう?どちらが正しいのだろう?あるいは別々の場所なのだろうか?と疑問に思っていたのですが、解りました。読み方が両方とも「バイファーリン」なのです。






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