フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

少し早いお盆の法要

2010-08-10 | 日記

今日は、妻の実家で、盂蘭盆会(8月13日~15日)には少し早いが、参加者の都合により、繰り上げてお盆の法要を行う。

まずはお供え物を買いに行く。スーパーでは、「お盆 みんなが集う、笑顔が揃う」の垂れ書きが下がってお盆セール。

「備え物」が売られていた。ナスビは牛でキュウリは馬、これらにひかれて祖先が帰ってくるとの言い伝えだ。ところで、何故、あの米粉で作ったお菓子を落雁というのかな、と思って調べると2説ある。一つは、白い生地に黒いゴマが近江八景の「落雁」に似ているという説、もう一つは中国のお菓子「軟落甘」がなまったものとの説があるとのことだ。

妻がおばあちゃん達と一緒に、お盆の迎え火である盆提灯、供え物、花など、仏壇の周りの準備する。

私は、フルートの練習だ。まずロングトーンをやるが、続けて練習をすると、何かしらいい音に聞こえるのが不思議だ。「毎日の練習」はパターン9。テンポ92、何度やっても、アウフタクトはやりにくい。「ロマンティック・エチュード」NO14は低音のダブルタンギング,NO15は滑らかさを注意する。NO16は、中間部の旋律がよくわからないし、運指もややこしいので、どうもなじめない。

バッハ3曲は、今日は、スムーズに流れた。ポロネーズのdoubleの右手薬指の運指の練習を繰り返す。パディヌリは、ついつい早く流れてしまうので、ゆっくり演奏するよう心がける。

八ヶ岳フルートアンサンブルの「カルメン」は出だしの曲が難しい。スタッカートの音をきちっと鳴らす練習をする。トリルが持ちこたえられず短くなってしまうのも問題だ。
後は、全曲をさらっと流す。つかえるところは、譜面を覚えてしまうしかないか。

その後、時間があったので久しぶりに「アンダンテパストラル」を楽しんだ。これも、いつまでたっても仕上がらない難曲で、いつもつかえるところは同じだ。お寺さんが来られる時間になったので、練習を終える。

30分ほどの読経でお盆の法要は終わった。読経は、読まれている内容が全く理解できないので困る。この「何が何か分からない雰囲気」が、仏教の仏教たる所以だろうか。

その後、集まった親戚で食事を共にし、久しぶりの再会を楽しんだ。