フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

早春の庭を訪ねる

2013-03-30 | 庭探訪

今日は、薄日がさしているものの、少し肌寒い気温だ。「福寿草が咲き始めましたよ」という連絡が、フルート友達のFさんからあったので、早速お庭を拝見させていただく。

訪れると、今年14歳になり少し足が弱ってきたルルが出迎えてくれた。

玄関に入ると、お孫さんのために、立派な雛人形が飾られている。片づけるのが大変なんです、と笑ってられた。

大きなヤマボウシとシラカバが生える庭には、一面福寿草の苗が立ち上がっていた。日差しが少し弱いので花が十分開き切っていないとはいえ、株の多さに驚く。丹精込めて育てられているご主人にお話をおき切るすると、最初は一株だったが、それから種が飛んで30年の間に少しずつ増えてきたという。注意しないと、花壇ではない通路にも、小さな芽がたちあがってきているので、思わず踏みつけそうになる。

福寿草以外にも、アヅマイチゲが咲き始めていた。

このあたりに自然に生えていたという八重咲きの黄色い水仙は早くも元気に花を咲かせていた。

昼からは、ペンション「ミュー」さん宅に庭をみせていただく。冬枯れの庭には、白のチオノドグサと水仙が咲いている。我が家のチオノドグサに比べて大分大きい。

白いのは、何年か経つと、大きくなってくるそうだ。庭にはシメやジョウビタキなど沢山の野鳥が訪れていた。

その後、フルート友達のYさん宅へ。丁度こちらに来られたところで、一人でせっせと庭の枯れ葉を取り除く作業中だった。冬でもグリーンの芝生には可愛いCandyが元気よく走りまわっていて、私たちを大歓迎してくれた。


春だ、庭作業だ、チェーンソーの出番だ

2013-03-28 | ガーデニング

朝の外気温が5度もあって、暖かい。空はやや雲が多いものの、庭作業には最適なので、朝食後直ぐに庭に出る。先ずは、庭の花壇に残っているユリ、ギボウシ、シュウメイギク、ウド、ホトトギスなどの枯れた枝を取り除こう。それらを、炉に運ぶ。

続いて、クマザサを刈ろう。フジとクマザサは根で増え広がっていくので、油断がならない。今なら、森の中に緑っぽいのはクマザサだけなので、どこに生えているか一目瞭然、刈り取る作業がやりやすいのだ。1本1本、刈りこみ鋏でやる作業は、1時間もやると腰が痛くなってきたので終える。

その間、妻は花壇の枯れ葉を取る作業をやっている。枯れ葉は冬の間草木を守ってくれるので有難いが、春になると、逆に、新芽への光を遮断してしまうので早く取り除く方がよさそうだ。冬の寒さをを耐えたクリスマスローズが下向きに花を咲かせている。

日差しが強まってくると、南側斜面のカタクリの花が一斉に花を咲かせている。

カタクリも、よく見ると、一つずつ、微妙に色合いが異なっている。

北側斜面には、チオノドグサが可愛い花を咲かせ始めている

午後からは、進入路の右側にやや倒れかかっているコナラの伐採作業を行う。久々のチェンソーの出番だ。先ずは、根元から倒そうと切り進めていくと、最後のところで、チェンソーの歯が樹木の噛んでしまった。

もう一台のチェーンソーを出してきて、根元から切り離した。

その後の枝と幹を40センチ切ったり、細枝を集めたりの作業が大変だ。それらをやり終えると夕方になってきた。

枯れ葉を取り除いた、花壇はスッキリとした。枯れ葉の下からは、イタリアンパセリ、各種のミント類、などが元気に若葉を伸ばしていた。

 


春の到来を実感 蕗の薹の天ぷら

2013-03-26 | グルメ・クッキング

昨日の夕方、清里に戻る道で猛烈に霰が降り出した。朝起きてみると、庭は薄らと白くなっていた。

日差しが出てきたので庭を散歩する。降り積もったものを良く見ると、確かに、直径5ミリ以下の小さな氷の粒だ。(5ミリ以上になると雹になる、らしい)

明るい雑木林の向こうに赤岳が浮かんでいる。

足元には、沢山の蕗の薹が顔を出して来た。

早速、それらを摘んで、今夜は天ぷらにしてたべることにしよう。

昼から、NTTの工事の人がやってきた。しばらく留守をしていて中断していたが、今日は「光通信」の工事をやることになっている。屋外から光ケーブルを引き込み、電話回線の横に光ジャックを作った。

モデムを設置して工事は終わる。早速、無線LANを繋いで、設定をし直す。ちょっとした入力のし間違いでもたついたが、なんとかインターネットが開通した。

使ってみると、実感として、ほんの少し早くなった感じだ。これまでのADSLでは、電話回線使用料がいったがそれが要らなくなった、固定電話もほとんど使わないので、この際、固定電話もやめることにする。すると、月々の使用料は5800円ぐらいでこれまでとほとんど同じだ。

夕食は、この春初めての蕗の薹の天ぷらだ。揚げたての熱々を口に運ぶと、ほろ苦い早春の味が広がった。やっと待ちに待った春がやってきたのを実感する。


楽しい「音楽の集い」

2013-03-25 | フルート

今日は八ヶ岳の西側、蓼科のTMTMさん宅で「音楽の集い」があるので出かけた。TMTMさん宅に着いてみると、家の北側には屋根から落ちた雪がまだ融けずに残っていた。

久しぶりの再会だったので、しばらくコーヒーをいただきながら近況などを話しあう。Ohimajiさんが「懐かしのイイ曲」を171曲リストアップして、それらをCDに焼いてきてくれた。凄い力作だ。早速CDを流しながら、過ぎ去った40年の昔話をする。

「そろそろやりましょうか」と声をかけあって、楽器演奏が始まった。先ずは、私のフルートとT子さんのピアノでエルガー「愛の挨拶」、テンポが微妙に動くところが合わせにくい。滑らかに清々しく演奏したいものだ。続いて、OhimajiさんのフルートとT子さんのピアノで、フォーレ「夢のあとに」、いくつになっても夢を見ることを忘れてはならないですね。

続いて、フルート二重奏とピアノの演奏は、「G線上のアリア」「亡き王女のためのパヴァーヌ」。OhimajiさんとのDUO、昨年末の「八ヶ岳ダン爺ーズ」の演奏の経験が生かされて、やや演奏が揃うようになってきたかな。

続いてフルート二重奏とTMTMさんのギターで「アメイジング・グレース」「コンドルは飛んでいく」
をやった。時間の経つのも忘れて、昼の1時過ぎに午前の練習を終えた。

ランチは、TMTMさんのお得意のコロッケ、T子さんミネストローネ、ハム、2種類のパンとサラダ・酢の物などなど、美味しくボリュームもたっぷりあった。

昼食後も色んな話題に花を咲かせているうちに少し時間が経ってしまった。練習を再開したのは3時過ぎだ。一番の聴きどころは、最近アルトサックスをやり始めたTMTMさんの演奏だ。モーツァルトの「春への憧れ」「夜汽車」など、サックスの柔らかい音色は、なかなかいい。

その後はアトランダムに演奏したあと、またまたお茶の時間になった。TMTMさんが焼いたアンパンは、いい色加減に焼き上がっていて、中にはたっぷりと餡が入っていて甘かった。次回のは5月ころかな、といいながら、たっぷりと楽しい「音楽の集い」はお開きになった。


フルートの新たな世界に挑む 鈴木卓ソロコンサート

2013-03-24 | フルート

今日の午後は、私がフルートを習っている鈴木先生のプロ活動30周年の記念コンサートがあった。

場所は、小淵沢の「フィリア美術館」、午後2時からの開演だ。この美術館は今回初めて中に入ったが、右手には、本棚があり、壁面には様々作品が展示されている。左手の奥が小さなコンサートホールになっていて、正面にオルガンが設置されていて、教会のような雰囲気だ。

鈴木先生の今回のコンサートは、プロ活動30周年を記念して、3回にわたって開催される。今回は第2回目だ。第3回目は、3月29日、新宿「近江楽堂」行われる。ホールには、開演前に30人を超える観客の方がこられていて、会場はほぼ満席だった。

今回の演奏会は文字通り、「Flute Solo Concert」で、フルート1本だけで演奏され、言わばフルーティスト鈴木卓が、フルート1本でどこまで表現できるかを追求したものといえる。

演奏曲目はバッハからイギリスの現代フルーティスト、クラークまでと、多彩だった。バッハのBWV1013、オネゲルの「牝山羊の踊り」、コルデの「鶴の巣籠」は聴いたことがあったが、その他の曲は初めて聴いた。

最初のバッハの演奏は、少し力が入っていると思われたが、その後の演奏は、表現力の多彩さ、テクニックの豊かさ、はさすがである。

フルートのキーを指で叩いたり、奇妙な雑音を出したり、フルートを吹きながら同時に口で歌ったり、あるいは循環奏法(吹きながら同時に息を吸う)が出てきたりと、フルーとの表現力の可能性、フルートの新たな世界に挑んだと言える演奏内容だった。

フルーとの未熟な私には、残念ながら、聴き心地がいいともいえず、ただただ驚くばかりだった。次の機会には、もう少しオーソドックスな曲を朗々と演奏して、楽しませて欲しいのだが。